ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

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「遊戯王デュエルリンクス」 特殊召喚のススメ

アドバンス召喚特殊召喚につなげよう

ここ最近、GXのデュエルワールドの追加で、強力なレジェンドデュエリストが出てきたり、ランク戦チャレンジスタンプが登場したりして、強いデッキを作る必要性が増している。

そんな中で、融合をサポートするカードやドラグニティトリブル(海馬モクバのレベルアップ報酬)などが追加され、強力なモンスターがこれまでよりも出しやすくなった。


ゲームを有利に進めるには、特殊召喚のコツをつかむしかないようだ。ここには、私なりの覚書を残しておく。

 

特殊召喚のポイント

特殊召喚において重要なことは

  1. いかに少ないコストで
  2. いかに少ない手数で
  3. いかに迅速に

強力モンスターが場に出せるかだ。

どんなにすごい効果でも、効率がよいとは限らないので気をつけよう。


さて、この記事では、上記の3点について、具体的にどうすれば良いのかを考えていく。

 

 

 

あえて捨てる作戦

ときには、あえて強力モンスターを墓地へ送ったり、除外したりするのも手である。

たしかに、強力なモンスターはアドバンス召喚で出すことが多い。しかし、わざわざフィールドのモンスターをリリースしなくても、特殊召喚で出すこともできる。


例えば、青眼の白龍は、通常であればフィールド上のモンスターカード2枚をリリースしなければ場に出せない。

しかし、「蘇りし魂」や「戦線復活の代償」などで墓地から特殊召喚することも可能だ。

あるいは、闇属性の中でも高い攻撃力を誇る「コスモクイーン」も、墓地へ送るなどして除外すれば、「闇次元の解放」で特殊召喚することができる。

(これは目的というよりも、除外の副産物に過ぎない。)

 

「墓地へ落とす」

特殊召喚や効果の発動のために、あえてカードを墓地へ送ることを「墓地へ落とす」とも言う。

こうした方法で必要なリリースを減らすのは、強力なモンスターを確実に召喚するための近道となる。あなたも積極的に強いモンスターを墓地へ落とそう。

 

コストを踏み倒せるカード

儀式の供物

遊戯王の中には、特殊召喚に必要なコストを支払わず、あるいは軽減ができる効果を持つカードがある。

例えば、「儀式の供物」は闇属性限定だが、これ1枚でどんな儀式モンスターも呼び出すことができる。

サクリファイス」も「マジシャン・オブ・ブラックカオス」も、そのカード自身と儀式魔法と儀式の供物さえあれば、レベルの基準を満たしていなくても呼び出せるのだ。


ちなみに、融合召喚においては、1体の融合素材の代わりになるカードや融合モンスターを条件を無視して特殊召喚するカード(融合召喚扱いにはならない)がある。


ところで、装備魔法「契約の履行」は墓地の儀式モンスターを復活させることができるが、一度正規の方法で召喚していないと復活させられないことに注意したい。

 

DーHERO ダイヤモンドガイ

それから、少々トリッキーだが、一部の通常魔法をコストを支払わずに条件を無視して発動できる、という面白い効果を持ったモンスターがいる。

「DーHERO ダイヤモンドガイ」は1ターンに1度、デッキの一番上が通常魔法カードだった場合に、その効果を盗んで発動することができるモンスターだ。


例えば、「オキシゲドン」と「ハイドロゲドン」2枚をリリースしなければ発動できない「H2Oーボンディング」も通常魔法。

そのため、「ウォーター・ドラゴン」をタダで出すこともできる。

ただし、ダイヤモンドガイ自体は攻撃力も低いし、発動条件が厳しい通常魔法ばかりのデッキだと手札事故も起こりやすいので、リスキーな戦法だ。

 

ダイヤモンドガイの例外

次のようなカードはこの効果の対象外だ。

コストを支払わなければ命令が成り立たないもの*1
選択できる・対象にできるカードが存在しないと発動できないもの、
その魔法カードがフィールド上に置かれている間だけ効果を発揮するもの。

また、「◯◯する。その後、××する」というようなテキストの場合、これらは一連の動作である。したがって、◯◯を避けることはできない。

「カード名 ダイヤモンドガイ」の検索ワードをネットで検索すれば、使えるかどうかはわかると思うので、使う前に調べるのが吉だ。

 

一挙両得のカード

デッキの枚数が20-30枚と少ないデュエルリンクスでは、少しでも少ない手数で強力モンスターを出すことが求められる。


例えば、「真紅眼の黒竜」を迅速に場に出す方法を考えよう。

「レッドアイズ・スピリッツ」を使えば、ノーコストで墓地から真紅眼を特殊召喚することができる。でも、そのためには、真紅眼を墓地へ落とす必要がある。

モンスターを手札から捨てて発動する効果を利用して、真紅眼を手札から墓地へ送ろう。


……これは一見賢いが、最善策ではない。

そんなに都合よく真紅眼とレッドアイズ・スピリッツ、真紅眼を墓地へ落とすカードを引くことはできない。

 

レッドアイズ・インサイト

魔法カード「レッドアイズ・インサイト」なら、真紅眼の黒竜をデッキから墓地へ送り、レッドアイズ・スピリッツも手札に加えることができる。まさに一挙両得だ。


デッキは少ないに越したことはない。心配であれば、墓地からカードを回収するカードを入れればよい。

無尽蔵に強そうなカードを30枚入れる前に、よく考えてほしい。もっと少ない枚数でその戦術が使えないだろうか? そのモンスターを出すことはかえって損にならないか?

 

1枚だけで強力モンスターを呼べるカード

コドモドラゴン

「コドモドラゴン」は、墓地へ送られたとき、手札のドラゴン族モンスター*2特殊召喚できるモンスターだ。

場に守備表示で出して戦闘で破壊されるか、手札を捨てる効果のコストにすれば、コストを支払わずに手札の真紅眼の黒竜が特殊召喚できる*3

「青竜の召喚士」*4で手札に加え、コドモドラゴンで場に出すのが、戦略の一例である。


コドモドラゴンを墓地へ落とす方法

  • フィールド上で破壊され、墓地へ送られる
  • 各種効果で手札から墓地へ捨てる
  • 「砂塵の騎士」(リバース効果)やドラグニティートリブル(召喚時効果)などでデッキから墓地へ送る

 

薔薇恋人

(少し違うが)同じ方向性のモンスターが「薔薇恋人(バララヴァー)」。墓地のこのカードを除外することで、植物族モンスターがレベルを問わず特殊召喚できる。

墓地への送り方はコドモドラゴンとだいたい同じだが、自分のターンまで回さないと特殊召喚できないことに注意したい。

もうひとつの注意点として、「破邪の大剣ーバオウ」などで効果を無効にして破壊された場合、墓地で発動する効果も使えない(=特殊召喚が封じられる)ことを挙げておく*5


「ロードポイズン」も墓地の植物族を特殊召喚する効果を持っているが、戦闘で破壊される必要がある。薔薇恋人よりは自由度が低い。

たしかに、効果で破壊されず、効果を無効にされなければ大丈夫なので、入れても損はない。

 

アドバンス召喚を助けるカード

もちろん、ストレートにアドバンス召喚を狙うのも戦略としてはアリだ。

アドバンス召喚を補助する効果には、以下のようなものがある。

  • 2体分のリリースにできる。
  • モンスターのレベルを下げる。
  • 自身を墓地から特殊召喚できる。

 

ダブルコストモンスター

真紅眼の黒竜ならば、「ダークフレーム」や「ダブルコストン」「ミンゲイドラゴン」をリリースすれば、1体でアドバンス召喚できる。

ただし、そうしたモンスターをそろえるのに苦労するかもしれない*6。また、2体分のリリースを使ったアドバンス召喚は通常召喚扱いであり、特殊召喚ではないことに注意しよう。

同様に、リリースの代わりにライフを払えるフィールド魔法「死皇帝の陵墓」も、通常召喚扱い(アドバンス召喚扱いではない)だ。

 

レベルを下げるカード

手札のモンスターのレベルを下げる魔法カード「コストダウン」。これを使えば、フィールド上のモンスター1体だけでレベル7以上のモンスターのアドバンス召喚ができる。

もっとも、これではコストダウン自身を含めて3枚のカードを消費することになり、効率が悪いのだが。


一方、水属性であれば、フィールド魔法「伝説の都 アトランティス」の効果でレベルを1つ下げられる。これを利用すれば、レベル5をノーコスト、レベル7を1体のリリースで召喚可能だ。

 

自身を特殊召喚できるモンスター

それから、自身を墓地から特殊召喚できる効果を持つカードがいくつかある。

真紅眼の黒竜を出すのに役立つのは、「ミンゲイドラゴン」だ。このカードは、墓地から特殊召喚する効果に加えて、2体分のリリースにもなる。

真紅眼や青眼を軸にしたデッキには、1枚入れておけばほぼ間違いがない、便利なカードである。


他にも、「焔虎」や「ナチュル・パイナポー」も条件を満たせば、墓地から特殊召喚できるぞ。

ガラ空きの状態からレベル5-6モンスターのアドバンス召喚につなげよう。

 

強力モンスターをゴールに据えよう

ランク戦では、特に意味もなく30枚のデッキを使っている人をよく見る。

たしかに、強いカードを何枚もデッキに入れれば強いのだが、戦略が行き当たりばったりになりやすい。

 

個々のカードの強さだけでなく、デッキとしての強さも考えるようにしよう。

  • どのカードを出すのが目的か
  • そのためにどのような手段を取るか
  • どのような方法で勝つか

よく考えよう。


保険を用意するのは構わないが、それが1つも2つもあると、目的のカードにたどり着けない。

一方で、たとえ強いカードを出す手順が完了しなかったとしても、勝てるなら勝ってしまって問題ない。相手に勝つためにその手段が必要なかっただけだ。


デュエルの一番の目的は勝つことであって、強いカードを出すことではない。強いカードの召喚を無効にされて、負けることも考えられる。

ときに、強いカードの召喚にこだわらないことも重要だ。勝つことが一番。強いカードを出すことは二の次である。


もちろん、強いカードを出すためには、適切なデッキ構築が求められる。

他人の姿煮、お前が弱いのは9割、デッキ構築のせいだ。

*1:コストにしたモンスターの攻撃力を、対象のモンスターに加える効果など。

*2:フィールド上にモンスターがいると攻撃表示で通常召喚できない「グランド・ドラゴン」を、攻撃表示で呼び出すこともできる。

*3:ちなみに、墓地や手札のドラゴン族を特殊召喚できる「竜の転生」は、コストにしたモンスターが除外されるので、コドモドラゴンとは微妙にかみ合わない。

*4:破壊時に戦士族・魔法使い族・ドラゴン族の通常モンスターを手札に加えることができる。

*5:薔薇恋人を墓地に捨てて発動する効果を無効にしても、薔薇恋人自体の効果は無効にされない。例えば、「死者への手向け」を無効にして、自分のモンスターの破壊を防いでも、薔薇恋人は墓地にいるので、相手は薔薇恋人の効果が発動できる。いわば、発動する効果そのものは、なくてもよいフェイクだ。

*6:青眼の白龍であれば、「光神化」を使って「ホーリーフレーム」を特殊召喚し、そのままアドバンス召喚につなげることができる。この方法なら3枚のカードを使って初手で青眼の白龍を召喚することが可能だ。その他の属性は魔法カード「二重召喚」を使うなど、工夫しよう。

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