ホルスとカウンター罠で相手の動きを封じろ!
以前も紹介したフィールド魔法「天空の聖域」*1。
【遊戯王デュエルリンクス】「天空勇士ネオパーシアス」ダメージを与えるほど有利に - ゲームの無理な話
3月のイベントで、それに関連するカードが登場した。
このままパーシアスのデッキを組んでもよいが、今回はあえて違うデッキを紹介したい。
「ホルスの黒炎竜」を使ったデッキだ。
さて、今回登場したモンスターの中には、カウンター罠を引き金にして効果を適用するものがいる*2。
さらに、天空の聖域がないと発動できないカウンター罠も、同時に登場した。
そこで、そのカウンター罠やホルスを使って、あらゆる効果を発動できなくなるデッキを作りたい。
このデッキでできること
- ホルスで相手が魔法カードを使えないようにする。
- 「天空の使者 ゼラディアス」で天空の聖域をデッキから手札に加える。
- カウンター罠で相手のあらゆる効果を不発にする。
- カウンター罠の発動によって、各種モンスターの効果が発動する。
- 智天使ハーヴェストでカウンター罠を回収する。
ホルスの黒炎竜で魔法を無効に
ホルスの黒炎竜は魔法カードを無効にできる効果を持っている。
LVのついたモンスターであり、LV8にすると相手はあらゆる魔法の発動を無効化される。
Lv4とLV6は相手を戦闘で破壊したエンドフェイズにレベルアップする。
LV6はアドバンス召喚できるため、最悪レベル4がいなくてもLV8の特殊召喚につなげられる。
カウンター罠発動で適用されるモンスター効果
今回、カウンター罠の発動をトリガーにして効果が適用されるモンスターが、イベントの報酬として追加された。
今回ピックアップしたいカードは、「天空聖者メルティウス」だ。
メルティウスは、カウンター罠が発動したら1000LP回復し、相手のカードを1枚破壊する。
次に、既存のカードだが、以下の2枚にも注目したい。
「豊穣のアルテミス」:デッキから1枚ドローする。
「冥王竜ヴァンダルギオン」:無効にするカウンター罠を使った場合のみ、自身を手札から特殊召喚できる。
無効にした相手のカードの種類に応じて、カード破壊や蘇生などの効果を発動する。
カウンター罠カードの発動によって、発動・適用される効果がある。
相手のできることを封じつつ、モンスターを召喚するなどの追加効果を得よう。
ホルスの黒炎竜と組み合わせれば、相手のできることはさらに減る。
万能カウンター罠「神罰」
これまで:コストが必要だった
しかし、これまではなんでも封じられる万能なカードというものがあまりなかった。
それから、コストで手札を1枚捨てるというものも多かった。
例えば、「神の摂理」はモンスター効果・魔法・罠を全て無効にできる。
だが、対応する種類のカードを手札から捨てないと発動できなかった。
これから:神罰はノーコスト
でも、「神罰」は「天空の聖域」さえあれば、ノーコストで発動を無効にできる。
神の摂理の上位互換ではないが、使いやすいカードである。
フィールドにモンスターがいなくても使えるというのは、ほかの専用サポートカードと一味違うところかもしれない。
神罰は天空の聖域がある限り、ノーコストで相手のモンスター効果・魔法・罠を無効にできる。
天空の聖域は基本的に破壊不能
天空の聖域を破壊すれば、神罰は発動できないのでは?
そう考える人もいると思う。
残念ながら、そうはいかない。
天空の聖域を破壊する過程で、神罰を発動される可能性が高い。
そうすれば、追加効果が発動し、相手にチャンスを与えてしまう。
効果発動は二段構えで
もちろん、天空の聖域を破壊する効果を挟むことで、相手が意図していた神罰の使い方はできなくなる。
天空の聖域デッキ相手に、効果を発動したい場合は、一度無効にされてもよいように、二段構えにしよう。
無効にされることを見越して効果を発動するのだ。
逆に、天空の聖域デッキを使う側は、神罰を2枚伏せておくなどで、相手の心を折れる。
発動済みのカードは効果で破壊
発動をトリガーにしている神罰は、すでに発動してある永続魔法・罠カードには弱い。
カードの発動(置くこと)は無効にできても、効果の発動は無効にできないからだ。
例えば、「ムーン・スクレイパー」で天空の聖域を破壊する場合は、効果を発動しているだけなので、無効にできない。
そうしたカードは、別の効果を発動した拍子に、メルティウスやヴァンダルギオンで破壊する。
天空の聖域を破壊する効果は神罰で無効にされてしまう。
ただし、神罰を先に使わせてしまえば、自分が意図する効果の発動はできる。
神罰は、すでに発動してある永続魔法・罠カードの効果の発動を無効にできない。
作成例(×21)
ホルスの黒炎竜(×6)
- ホルスの黒炎竜 LV4 ×3
- ホルスの黒炎竜 LV6 ×2
- ホルスの黒炎竜 LV8 ×1
このデッキを使っている時点ではメルティウスの2枚目を持っていなかったので、代わりにLV4を3枚入れている。
上にも書いたが、LV4は最悪入れなくてもよい。
今回は「レベルアップ!」を入れていないので、メリットはほとんどない。
カウンター罠に関する効果を持つモンスター(×6)
智天使ハーヴェストは、戦闘で破壊された時に墓地のカウンター罠カードを手札に加える。
だが、効果を明かした状態だと絶対に攻撃してもらえない。
天空の聖域の効果で貫通ダメージを受けないし、裏側守備表示で出すのが正解だろう。
ハーヴェストは、オート操作が出し渋りをするようだ。このデッキはオート用にはオススメしない。
天空の聖域関連のカード(×6)
- 天空の使者 ゼラディアス×2
- 神罰×2
- 天空の聖域×2
天空の使者 ゼラディアスは、天空の聖域がなければ、召喚してもすぐに破壊される。
だが、天空の聖域と神罰が両方ある場合に出せば、破壊されにくい。
その他のカード(×3)
- フォース×1
- 分断の壁×1
- 貪欲な瓶×1
フォースと分断の壁を入れているのは、ホルス用。
「ハーフ・カウンター」も人気のようだが、2体目のホルスの特殊召喚につなげるためには、分断の壁がより適切だと思われる。
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もちろん、神罰を使えば、 相手はバトルフェイズに速攻魔法・罠カードを使えない。
ダメージステップでも使えるので、攻撃力の増減効果も無効にできる*3。
「できる」じゃないので注意
最後にひとつだけ注意事項がある。
「カウンター罠カードを発動する度」に適用される効果は、カウンター罠が発動したら必ず適用される効果だ。
「適用したくないので、しません」ということができない。
ドローによってできることを増やすのはよいが、デッキ切れに注意しよう。
相手フィールド上に破壊してはいけないカードがある場合も同様だ。
「カウンター罠を発動する度」に適用される効果は、可能な限り絶対に適用しなければならない。
*1:天空の聖域はランク戦Rチケットで交換できる。
*2:公式データベースでは、「発動」ではなく「適用」と表現されている。この記事でも、適用という言葉を使う。
参考:
豊穣のアルテミス | カードに関連するQ&A | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース
*3:神罰 | カードに関連するQ&A | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース