ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

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スクストを知らない人にもスクメロをやってほしいから色々書いた

スクメロからスクールガールストライカーズに入る人へ

連日、スクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズのキャラクタービジュアルが解禁されていて、TLを賑わせている。解禁と言っても、ほとんどが既存キャラクターであり、新解釈という意味を除いてあまり新鮮味はない。


新チームのアプリコット・レグルスに関しては、アイドルとして活動していて声優としてはフレッシュなメンバーも含まれている。一方で、既存キャストには有名な声優が多数出演していることから、既存キャラが気になっている人もいるかもしれない。3年も続くゲームなだけあって敬遠してしまう人もいると思うが、ちょっと音楽ゲームをやってみたい程度であれば、無理してキャラを知らなくても平気だ。スクストがどういうゲームかを知ってもらえれば、どういうことかわかると思う。

 

 

スクストとは

スクールガールストライカーズ」は、異次元(並行世界)を認識する能力を持った少女たちが、次元を侵略するモンスターたちに立ち向かう物語だ。元の世界の少女たちはもともと戦士ではないが、戦士である並行世界のもう1人の自分の力を借りて戦う。少女たちは、並行世界に存在する「もしもの自分」の力が込められたアイテム「メモカ」を使い、時にアイドルに、時にメイドに、時に水着に着替えて、モンスターと戦う。(雰囲気としてはワールドトリガーに近い。)


だから、今回のスクメロも「もしもの自分」のひとつにすぎなくて、設定も変わってくるだろうし、必ずしもスクストを履修しなければならないわけではない。それでもスクストのキャラについて本気で知りたいのであれば、コミックチャンネル(漫画版)とゲームの過去エピソード*1で確認してほしい。


そこまで本気は出せないという人のために、最低限以下の情報は載せておく。あとは公式サイトなどで補完してほしい。

 

 

既存チーム

戦士たちはフィフス・フォースという5人組のチームに所属し、次元の平和を守るための任務を行う。元の世界と時間の流れが異なるエテルノという並行世界でチームごとに共同生活していて*2、モンスターの出現する次元の狭間「境界」に探索に出かけたり、並行世界のフィフス・フォース(他のプレイヤー)と対戦したりしている。チーム名は基本的に星座の一等星の名前とお菓子の名前を組み合わせている。メンバーは爆撃・打撃・斬撃・射撃・砲撃の5属性に分かれているが、特に意味はない。

 

第06チーム アルタイル・トルテ

メンバーのうち4人は、怪物に襲われていたところを自分たちと瓜二つの謎の集団に助けられる。その4人に謎の記憶喪失の少女・美山椿芽を加えたチームがアルタイル・トルテだ。トルテはゲーム内のストーリーEpisode1の主人公チームで、謎の女性「モルガナ」と配下にある降神三姉妹と戦った。砲撃担当の菜森まなは降神三姉妹と因縁があるようで……

 

第03チーム プロキオン・プディング

高校1年生で構成されたチームで、アイドル志望でプライドの高い杏橋天音がリーダーを務める。才能の寄せ集めでありながら、各々の長所を活かしてバランスが取れている。トラブル続きで(というか5人中2人がトラブルメーカーで)いつも天音を怒らせているが、実は互いへの配慮を欠かしていない心優しい仲間たちだ。中でも、ブレインの李野田真乃は天音の夢を応援するよき理解者である。チームの戦闘服はメイド風になっていて、武器はファンタジーっぽい。

 

第02チーム ココナッツ・ベガ

高校3年生で構成されたお姉さんチーム。ビキニという大胆な戦闘服が特徴。年長チームなだけあって、危険な任務にも捨て身で飛び込んでいく。コミックチャンネル(漫画版)では、居吹イミナと雪代マリの関係をほぼ1巻使って書いている(第5巻)。イミナは元不良で、マリもあることが原因で心に闇を抱えていた。特にマリは特殊体質の持ち主であり、ゲームでもクローズアップされている重要人物だ。その他の3人は先輩としてトルテのメンバーと絡むことが多いが、いろんな意味でお姉さんをしている。

 

 

第04チーム ビスケット・シリウス

財閥令嬢・緋ノ宮二穂を中心としたチームで、フィフス・フォースの中では最強と言われている。謎や疑惑に対する探究心が強く、トルテの澄原サトカ(美少女探偵助手)やベガの高嶺アコ(新聞部)と協力しながら、スクールガールストライカーズの世界の謎を解き明かしている。メイドである灰島依咲里・華賀利姉妹は二穂に仕えているのであって、緋ノ宮家に仕えているのではない。

 

第07チーム ショコラーデ・ミラ

生徒会役員で構成されていて、ジャポネスクなチーム。和風な趣味を持つメンバーが多く、生徒会長でリーダーの末葉あおいも剣道の達人である。(戦闘服や武器も和風。) メンバー各々のこだわりが強く、書記の千年夕依はつぶあんのあんこしか認めない。副会長の神無木栞がブレインになっていて、ときには作戦のために後輩たちを利用することもある。Episode2の主人公チームで、「モルガナ」や配下にあるアマンド・フォーマルハウトと戦った。

 

第05チーム アマンド・フォーマルハウト

外国人が集まった洋風の多国籍チーム。具体的な出身地は明かされていないが、それっぽい振る舞いや衣装をしているので、なんとなく察しはつく。ミラのメンバーやその他のフィフス・フォースとの触れ合いの中で日本の文化に触れ、誤解することや驚かされることが多い。一方で、他のチームよりも戦場での経験が多いため、戦いに対してはシビアだ。特に、最年少のターニャは戦争に駆り出されていたようで、暗殺術も身につけている。

 

アザーズ

正規チームに含まれない戦士たちのこと。降神三姉妹と謎の少女・田中幸子、少女の姿をした「もるがな」、五稜館学園教師の小田切ゆか子ことティエラ先生を含む。降神三姉妹と幸子ともるがなはボロい家で暮らしており、組織からの配給ではなく、自分たちで通貨を稼いで暮らしている。この6人の他に、黒鳥の騎士オディールという人物もいるようだ。

 

スクメロへの伏線?

スクメロが発売されることに対する違和感・拒否感がないというのは前に申し上げた通りだ。バトル系スマホゲームとしては前例がないが、スクストのコンテンツとしてはごく自然である。ここではスクストの特徴的な機能を挙げつつ、なぜそれがスクメロを肯定しうる要因になるのかを説明したい。

 

コスチュームと並行世界

前述の通り、スクストのコスチュームは、並行世界の自分から能力を借りたものである。特にUR・EXRのレアリティのメモカは、元の世界でかなり激しい戦いが繰り広げられているようで、メモカ自体もすごく強い。URとEXRの世界は、新しいメモカがリリースされるたびに垣間見ることができる。つまり、スクメロ世界は、世界自体がゲームとして切り取られたようなものと考えることもできる。

 

イベント

新コスイベントや特訓と呼ばれるイベントでは、シリアスとは程遠い茶番が繰り広げられる。新しいコスチュームのメモカが見つかったのでそれを着て遊ぶという話や、「もしもの私」を主人公にした話がある。スクストの場合はコスチュームが全員分用意されていて、全員分が報酬になっている。着せ替え機能でイベントの衣装をキャラクターに着せることも可能だ。これはアイドルとも親和性が高いだろう。


それから、イベントの際はいつもと違うメンバーで絡むので、メインストーリーでは発生しない会話も聞くことができる。スクメロでもチームの枠を超えたユニットがあるかもしれない。

 

エテルノランド

スクストはミニゲームが満載だ。大富豪やスノーボード、シューティングや釣りも楽しめる。これは二穂が整備した娯楽施設という設定で、不定期にアトラクションが追加されている。これらのミニゲームはメインとなるゲームのプレイデータと一切関係ないので、なんとメンテナンス中でも遊ぶことができる。アイドルゲームもある意味で、エテルノランドが行きすぎた結果なのだろう。

 

スクメロは茶番だ

こう考えれば、別の並行世界を描いた壮大な茶番なんだと思えるし、2.5次元時空での今後の展開にも期待が持てる。スクメロからスクストに入ってくれる人が出てくることに、大いに期待したい。

 

*1:メインストーリー以外は誰でも閲覧可能。メインストーリー(ボイスなし)はステージをクリアして解放していく必要がある。また、ボイス付きの「対話編」とボイス無しの「日常編」は、解放にイベントなどでゲットできる専用アイテムが必要。

*2:エテルノに用意されたプレイヤー専用の部屋がログイン画面という設定。エテルノにあるのは本物の肉体ではなく、少女たちは歳をとらない。

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