スクロール×音楽ゲーム
「KING OF PRISM プリズムラッシュLIVE」(公式略称・キンプリラッシュ、通称・キンシェイ)がまもなくリリースされる。事前番組を視聴したが、それはこれまでのスマホ音楽ゲームの常識を塗り替えていた。それはまるで、ゲーム筐体をスマホに移植したような内容である。まさに、おうちにイオンのゲームコーナーがやってきてしまった。
レーシングっぽい?
画面は音楽ゲームというよりも、レーシングゲームに近いような構図だ。音楽のリズムに合わせて画面上に現れるリングをタップする。そうすると、スケート靴*1を履いたキャラクターがリングを潜って飛んだり回ったりしながら道を滑る。(滑るのは自動なので、厳密にはレーシングゲームとは違う。) 現段階で公開されているステージでは、一定の段階まで行くとステージの景色が変わるようになっていて、女子というよりは男子の劣情を煽っている。ちなみに、男子の声援も収録されている模様。
ステージ楽曲はアニメで使われているものだけでなく、すでに発売されているキャラクターソングも収録されていた。ニコ生でも言っていたが、今のところ、キャラソンで「プリズムショー」ができるのはキンプリラッシュだけなので、ファンはスルーできまい。
タッチアクションで必殺技
こうした形式のゲームは実際にプリティーリズムのアーケード筐体にあった内容だそうだが、それよりもすごい。タッチパネルの連打だけでなく、文字の並べ替えや決められた順にボタンをタップするなど、スマホならではのアクションもある。
規定のアクションを達成すると、必殺技(「プリズムジャンプ」)が発動。チームを構成する4人全員の必殺技を発動すると、4人の必殺技から1語ずつもらったオリジナル合体技を発動できる。ちなみに、このゲームにも関わっているシンソフィアの加藤大典さんは凄腕のアイディアメーカーなので、必殺技はかっこいいだけではない。番組では開発中のジャンプをいくつか披露していたが、ビジュアルイメージの時点で色々とヤバかった。
めちゃくちゃ喋るガチャ
ガチャはとんでもないことになっている。好きなキャラクターに「届けてもらう」ことが可能という乙女チックな装いになっているが、当たった「スターブロマイド」の被写体(5連ガチャでは最大5人)が思い思いの乗り物に乗ってやってくる。なんと白馬やセグウェイも…!? Rは2種類以上用意されていて、確認した限りではステージ衣装と制服があった。それ以外は新規描き下ろしのスターブロマイドも用意されているようだ。
プリズムスタァが思い思いの乗り物に乗ってやってくると、当たったものがわからないワクワク感は削がれるかもしれないが、狂気という新しい価値が付加されているので、むしろプラスだろう。狂気といえば、ストーリーもなかなか面白そうだった。プリズムクッキングもあったり……!?
申請中。まもなくリリース
簡単にではあったが、キンシェイのすごいところをまとめてみた。現在、リリースを各社に申請中とのことで、近日中に配信開始されるらしい。ご家庭にキンプリ筐体がやってくるまであと少しだ。
ちなみに、映画も公開中だ。前作を観ていない方も、前作と抱き合わせで上映している館もあるようなので、お早めに。
(ゲーム内のストーリーは2作の映画の間の空白の期間を埋めるもので、プリティーリズムシリーズに関わってきた脚本家が書いている作品だ。その点、脚本家を明かしてくれなくてどこの馬の骨が書いたかわからない他社のゲームと違い、好感が持てる。)
追記:
すでに好評配信中である。
*1:今作は、スケートとダンスとファッションを組み合わせた架空の競技「プリズムショー」を描いている。