3つの動きで相手を破壊しつくせ
今回は、炎属性・炎族の「ヴォルカニック」を紹介する。
現在、会員制動画配信サイト「あにてれ」などで配信中のアニメ『遊戯王デュエルモンスターズGX』で登場したテーマである。
このテーマは破壊とバーン(効果ダメージ)を得意としている。
効果破壊耐性がないモンスターであれば、攻撃力を問わずに破壊可能だ。
悪魔のようなヴォルカニック・デビル
特に、切り札となる「ヴォルカニック・デビル」は相手の攻撃表示モンスターに自身を必ず攻撃させる効果を持っている。
自分のバトルフェイズには、このカードが戦闘で破壊しなかった相手モンスターを全部破壊し、1枚につき500ダメージを与える。
名前の通り、悪魔でしかない(※炎族)ので、ぜひ召喚して相手を圧倒したい。
3つの動き
さて、現在デュエルリンクスに実装されているこのテーマには、次の3つの動きがある。
- 「ブレイズ・キャノンートライデント」を墓地へ送り、ヴォルカニック・デビルを特殊召喚する。
- 「ブレイズ・キャノン」カードを使い、相手のモンスターを破壊する。
- 「ヴォルカニック・ハンマー」を召喚し、間を持たせる。
この3つの動作について説明していく。
ヴォルカニック・デビル召喚班
目的は、デビルの召喚。ブレイズ・キャノンートライデントを墓地へ送ることでしか、場に出せないので注意しよう。
- 「ヴォルカニック・リボルバー」の戦闘破壊時の効果で、「ヴォルカニック・ロケット」をデッキから手札に加える。
- ロケットか「魔導雑貨商人」で、ブレイズ・キャノンカード2枚を手札に。
- (状況に応じて、「ヴォルカニック・チャージ」でロケットをデッキに戻す。)
- 「ブレイズ・キャノンートライデント」を発動。
- (できれば、リボルバーでデビルをデッキから手札に加える。)
- トライデントを墓地へ送り、手札からデビルを特殊召喚する。
ブレイズ・キャノン発射班
ブレイズ・キャノンカードの効果を発動する。
500ライフポイントを払えばデッキから手札に加えられる「ヴォルカニック・バレット」を活用し、コンスタントに相手モンスターを破壊していく。
ブレイズ・キャノンがすごいのは、1ターンの回数制限がないところ。バレットが続く限り*1、何体でも相手のモンスターを破壊できる。
トライデントなら、どんな炎族モンスターでもコストにできる上、使うたびに相手に500ポイントのダメージを与えられる。
戦闘が行えないデメリット*2もあるが、とにかく破壊しつくして勝機を狙おう。
- (リボルバーでバレットをデッキから手札に加える。)
- 「黄金の天道虫(ゴールデン・レディバグ)」で毎ターン、500ライフポイントを回復する。
- 手札のバレットでブレイズ・キャノン発射。
- 墓地のバレットの効果で、デッキからバレット1枚を手札に持ってくる。
- ヴォルカニック・チャージでバレット2枚を回収する(1枚を墓地に残す)。
- 状況に応じて、「トラップ・キャプチャー」や「貪欲な瓶」などでヴォルカニック・チャージを回収。
ヴォルカニック・ハンマー召喚班
デビルが出るまで、間を持たせてくれるのが、レベル5のヴォルカニック・ハンマー。
フィールド魔法「バーニングブラッド」の元では、攻撃力2900とかなり強力なモンスターだ。
場合によっては、デビルを出さずにそのままフィニッシャーになれる。
墓地のヴォルカニック1枚につき、200ポイントのダメージを相手に与える効果もあり、前述の魔導雑貨商人とは非常に相性がよい。
- リリースは、「リミット・リバース」で蘇生させたバレットから。
- もしくは、「火口に潜む者」を戦闘で破壊させ、手札から特殊召喚する。
- 火口に潜む者をリミット・リバースで蘇生させ、守備表示にすると、そのまま破壊し、特殊召喚につなげられる。
- 万が一ハンマーを除去されたら、ヴォルカニック・チャージで回収。
- ハンマーを倒せる強力なモンスターが出てきたら、ブレイズ・キャノンカードで除去するか、「守護霊のお守り」でパワーアップ。
- 壁モンスターが邪魔でダメージを与えられない場合は、効果ダメージを与える。
以上の動きをするためにデッキを作成する。
ヴォルカニックの強み
ヴォルカニックの強みは
- 相手に耐性がない限り、どんなモンスターでも破壊できる点
- 上級モンスターの高い攻撃力による戦闘ダメージと効果によるバーンダメージ
だと考えられる。
ヴォルカニックの弱み
逆に、何が弱みかといえば、
- オート操作がヴォルカニックの動きに対応していない点
- 下級モンスターの攻撃力の低さ
である。
オート操作未対応
実際、ランク戦ではとても強いのだが、オート操作では意味のない操作をしてしまう傾向にある。
- バレットをセットできるのに、フィールドがガラ空きのまま、何もしないでターンエンドを宣言してしまう。
- ブレイズ・キャノンがないのに、500ライフポイントを払って、バレットを手札に加えてしまう。
といった、意味のない操作で自滅する。
本当は強いので、ぜひランク戦やゲートでの対戦に使用してほしい。
下級モンスターの攻撃力の低さ
とはいえ、下級モンスターが弱いことに変わりはない。
ロケットは攻撃力1900、バーニングブラッドで2400とかなり強い。
しかし、リボルバーは1200、ラット(不採用)は500、バレットは100と、他のモンスターの攻撃力が低すぎる。
だから、今回は墓地のモンスターを活用したり、火口に潜む者の効果で特殊召喚を狙ったりしている。
モンスターを場に残す形でのアドバンス召喚は一切想定していない。
今回のデッキでは、下級が弱くても気にしない。
作成例
ということで、最後に具体的な作成例を出しておく。あくまで参考までに。
ヴォルカニック上級モンスター
ハンマーは毎ターン効果を発動できるので、発動のし忘れに気をつけよう。
ヴォルカニック下級モンスター
バレットは墓地に1枚あれば、1ターンに1度、墓地から手札に加えることができる。
その他のモンスター
- 火口に潜む者×2
- 黄金の天道虫×1
- 魔導雑貨商人×2
魔法カード(各1枚)
- バーニングブラッド
- ブレイズ・キャノン
- ブレイズ・キャノンートライデント
罠カード(各1枚)
- ヴォルカニック・チャージ(1-2枚)
- 守護霊のお守り
- トラップ・キャプチャー・貪欲な瓶・無欲な壺(どれか1枚)
- リミット・リバース
- タイフーン(お好みで)
魔法・罠カードが多くなっているが、魔法・罠ゾーンを埋め尽くして、トライデントが出せなくならないよう注意したい。
魔法・罠が少なすぎると、今度は魔導雑貨商人の効果でデッキアウトしてしまうので、注意。