墓地と除外を最大限に活かせ
皆さんは、万丈目準のスキル「ドラゴニック・フュージョン」を使っているだろうか?
「龍の鏡」と「F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)」をデッキに加えるスキルだ。
龍の鏡はフィールド・墓地から素材を除外することで、ドラゴン族融合モンスターを特殊召喚できる。
いろいろ使い方が考えられるが、今回は「聖刻」を使ったデッキを紹介したい。
「聖刻」とは
聖刻は、主にドラゴン族の通常モンスターに関する効果を持ったテーマだ。
通常モンスターを特殊召喚したり、墓地の通常モンスターを使って自身を特殊召喚できたりする。
この効果を使い、迅速に5体のドラゴンをそろえる。
新BOXヴァリアント・ソウルには、多くの新規カードが収録されているので、いくつかを紹介したい。
聖刻のメリット・デメリット
その前に、聖刻の利点・欠点を軽く説明しておく。
聖刻のメリットは、
- 墓地へ送る・除外するが自由自在。
- 特殊召喚の方法が豊富。
デメリットは、
- 墓地や除外を封じられると、できることが少なくなる。
- 総じて守備力が低い。
では早速、カードを紹介する。
聖刻龍ードラゴンゲイヴ
相手モンスターを戦闘で破壊したときに、ドラゴン族の通常モンスターを攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
リリースされたときに、聖刻の通常モンスターを特殊召喚する。
復活の聖刻印
相手ターンに聖刻モンスター1体をデッキから墓地へ送れる永続罠カード。
自分のターン、除外されている聖刻モンスター1体を墓地へ戻すこともできる。
このカードが墓地へ送られたときに墓地の聖刻モンスターを蘇生できる効果も強力だ。
デッキを圧縮できるので、龍の鏡が引きやすくなる*1。
除外されたモンスターが墓地に戻るので、上級モンスターの特殊召喚や効果も使いやすい。
創世の竜騎士
聖刻ではないが、このカードも紹介しておく。
相手モンスターを戦闘破壊したとき、レベル7-8のモンスターをデッキから墓地へ送れる。
手札を1枚墓地へ送ることで、墓地のレベル7・8のドラゴン族を蘇生できる。
注意点として、「聖刻龍ーセテクドラゴン」が特殊召喚モンスターであることを挙げておく。
正規の方法*2で特殊召喚しないと、墓地から蘇生できないので、注意が必要だ。
作成例(×22+エクストラ2枚)
上級モンスター(×2+エクストラ2枚)
ウシルドラゴンは、自分フィールド上の表側表示の聖刻モンスターをリリースすることで、戦闘・効果破壊されない。
セテクドラゴンは、墓地のモンスターを除外することで、フィールドのカードを1枚破壊できる。
聖刻印モンスター(×4)
神龍の聖刻印はレベル8・攻守0の通常モンスターだ。
龍王の聖刻印はレベル6のデュアルモンスターで、同じく攻守0。
このカードをリリースすることで、手札・デッキ・墓地から聖刻モンスターを守備表示で特殊召喚する。
F・G・Dの素材を集めるのに適したモンスターだ。
デッキにいるときは効果モンスター扱いなので注意。
下級モンスター(×6)
- 聖刻龍ードラゴンゲイヴ×2
- 聖刻龍ードラゴンヌート×2
- 創世の竜騎士×2
聖刻龍ードラゴンヌートは、効果の対象になったとき、ドラゴン族の通常モンスターを攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
パックではなく、ストラクチャーデッキ・竜の咆哮に収録。
創世の竜騎士はストラクチャーデッキ・竜と騎士の魂に1枚だけ収録されている。
今回は2枚使う。
ドラゴン族・聖刻関係の魔法・罠カード(×5)
- スタンピング・クラッシュ×1
- 超力の聖刻印×1
- 復活の聖刻印×1
- 竜魂の城×1
- (デュエル開始時に追加:龍の鏡×1)
超力の聖刻印はレアリティがノーマルでありながら、聖刻モンスターを手札からノーコストで特殊召喚できる壊れカード。
竜魂の城は墓地のドラゴン族モンスターを除外することで、自分フィールド上のモンスターの攻撃力をターン終了時まで700ポイントアップできる永続罠カード。
墓地へ送られたとき、除外されている自分のドラゴン族モンスターを特殊召喚できる。
その他の魔法・罠カード(×4)
- アルケミー・サイクル×1
- 攻撃の無敵化×1
- 貪欲な瓶×1
- 融合×1
アルケミー・サイクルは、自分フィールド上のモンスターすべての攻撃力を0にする。そのモンスターが戦闘破壊されるたびに1枚ドローできるというカードだ。
攻撃力0の聖刻印にはデメリットが一切ない。
逆に、攻撃の無力化は龍王の聖刻印の効果で特殊召喚したモンスターを守るために必要だ。聖刻モンスターは守備力が低い。
F・G・Dなしでも戦える聖刻
聖刻はF・G・Dなしでも十分強くなれるテーマだ。
上にもちらっと書いたが、聖刻には超力の聖刻印という通常魔法カードや、カードを破壊する効果を持ったセテクドラゴンがある。
機会があれば、そうしたカードを活かしたデッキを組んでみたい。
組んだ