丸藤翔のロイドモンスターを召喚しやすく
「スーパービークロイド—ジャンボドリル」の3枚の素材を集めるのは大変だ。
特に、「スチームロイド」は相手ターンに攻撃力が500下がり、1300になってしまうため、すぐに倒される。
そこで、手札・フィールドにモンスターを維持しなくても融合ができる手段を紹介したい。
サイバネティック・フュージョン・サポート
「サイバネティック・フュージョン・サポート」は機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に、手札・フィールド・墓地から融合素材を除外できる。
「隣の芝刈り」などで融合素材を墓地へ落とせば、3枚の融合素材を手札にそろえずに融合召喚が可能だ。
ただし、1ターンに1度であること、ライフポイントを半分払うことを考慮すれば、安い効果ではない。
使い所に気をつけたい。
ビークロイド・コネクション・ゾーンの注意点
実は、デュエルリンクスの環境では、スーパービークロイド—ジャンボドリルにしか対応していない(2018年5月時点)。
名前に「ビークロイド」が入っていない「レスキューキューロイド」や「スチームジャイロイド」は対象外だ。
これらのモンスターを融合するには普通の「融合」魔法が必要なので、気をつけよう。
とはいえ、この方法で融合召喚したジャンボドリルは効果破壊に耐性がつく上、効果を無効化されない。
今回はこのカードを使わないが、それなりに強いカードではある。
主なロイドたち
このデッキに登場する主なロイドを紹介したい。
レスキューキューロイド
「レスキューロイド」と「キューキューロイド」が融合したモンスター。
1ターンに1度だけ、このカード以外の戦闘で破壊され墓地へ送られたモンスターを、守備表示で特殊召喚できる。
融合素材となるレスキューロイドは手札に戻すだけ。
キューキューロイドはロイドが墓地から手札に加わったとき、特殊召喚できる。
レスキューキューロイドはその効果を合わせた上位互換と言えよう。
スチームジャイロイド
スチームロイドと「ジャイロイド」を融合したモンスター。
スチームロイドは自分が攻撃する場合は攻撃力500アップの2300になるが、攻撃される場合は500ダウンの1300になる。
攻めには強いが、打たれ弱いカードだ。
一方のジャイロイドは、1ターンに1度だけ戦闘破壊耐性をもつ、打たれ強いカード。
この2つが合わさったスチームジャイロイドは攻撃力2200だが、効果を持たない。
デメリットを相殺したという意味では強いのかもしれないが、残念なカードだ。
ペアサイクロイド
同名の機械族モンスター2体で融合できる。
攻撃力1600で直接攻撃できる強力なカードだ。
「サブマリンロイド」と違って攻撃後に守備表示にならないが、攻撃後、次の自分のターンまで除外できるスキル「補助輪」がある。
補助輪はライフポイントが1000減るたびにしか使用できないので、誤解のないように。
スーパービークロイド—ジャンボドリル
サブマリンロイド、スチームロイド、「ドリルロイド」が融合したモンスター。
守備モンスターに攻撃したとき、貫通ダメージを与える。
融合素材となるドリルロイドは守備モンスターを攻撃したら、ダメージ計算前に効果で破壊する。
「E・HERO フォレストマン」や「ビッグ・シールド・ガードナー」などの壁モンスターを除去可能だ。
ただし、リバースモンスターの効果は発動するため、死の4つ星てんとう虫に破壊される。
「森のざわめき」や「底なし落とし穴」と併用することで、相手の上級モンスターを破壊できることも覚えておきたい。
ステルスロイド
攻撃力1200の効果モンスター。
自分フィールド上に他のロイドがいる場合、このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了後に、魔法・罠カード1枚を破壊しなければならない。
「アマゾネスの賢者」と似た効果だが強制的に発動するため、相手の場に魔法・罠カードがなければ、自分のカードを破壊することになる。
バトルフェイズ終了時にこのカードと他のロイドがフィールド上に残っていなければ、当然効果は発動しない*1。
ステルスロイドの効果を活かすには攻撃力を上げることも大事だが、「ダークジェロイド」を使って相手の攻撃力を下げるのもおすすめ。
融合すると失われてしまう効果に注意しよう。
作成例(×30+5)
スキルは「これがボクの融合だぁ!」。
1500ライフが減るたびに発動でき、通常ドローの代わりにビークロイド・コネクション・ゾーンを手札に加える。
エクストラデッキ(×5)
ジャンボドリルが1枚しか入手できない頃に作ったデッキなので、代わりにレスキューキューロイドが2枚入っている。
ロイドモンスター(×18)
- キューキューロイド×3
- サブマリンロイド×3
- ジャイロイド×1
- スチームロイド×3
- ステルスロイド×2
- ドリルロイド×3
- レスキューロイド×3
芝刈り型なので、3枚ずつが基本。
執筆時点では、ジャイロイドは1枚しか入手できなかった。
融合関連(×6)
- サイバネティック・フュージョン・サポート×3
- 融合×2
- 融合再生機構×1
融合再生機構は、手札を1枚捨てることで、デッキ・墓地から「融合」を手札に加えるフィールド魔法。
このコストは、サイバネティック・フュージョン・サポートで打ち消せる。もっともLPを半分失うのだが。
融合召喚に成功したターン終了時、墓地の融合素材を1枚回収する効果も強力だが、除外されるので発動しない。
ちなみに、墓地の融合を除外される可能性も考慮して、融合は2枚入れてある。3枚目を入れず、融合再生機構にしたのは回収しやすくするため。
その他の魔法・罠カード(×6)
- 隣の芝刈り×3
- 貪欲な瓶×2
- パルス・ボム または 分断の壁×1
貪欲な瓶は保険だが、みだりに使うと融合素材が墓地に残らなくなる。
融合関連のカードが全部墓地へ落ちてしまった場合など、限定的な状況で使おう。
パルス・ボムを入れれば、ステルスロイドとドリルロイドにメリットがある。
分断の壁を入れれば、ジャイロイドにメリットがある。
その他のロイドの使い方
今回の記事では、いくつかのロイドを紹介していない。
特に、「トラックロイド」は丸藤翔のイベント中(Lv.30デッキ)も猛威を振るっていた印象がある。
戦闘で相手モンスターを破壊して墓地へ送ったとき、そのモンスターを装備し、そのモンスターの攻撃力分だけ攻撃力をアップする。
この効果は破壊されても墓地へ行かない宝玉獣には無力だ。
しかし、それ以外のモンスターには「恐撃」や「共闘」など、相手モンスターの攻撃力を操作するカードが効く。
召喚に成功したときに墓地のロイド2体を手札に加える「エクスプレスロイド」もサイバネティック・フュージョン・サポートの代わりになる。
いろいろなロイドがいるので、自分に合うロイドを探してみよう。