新イベント「冒険盤RPG モンスターワールド」は初心者でも楽しめる
「遊戯王デュエルリンクス」というRPGを知っているだろうか?
失礼。これはゲーム内でRPG風の新イベントが始まったという話だ。
今回(2018年8月)導入されたイベントは、未知のマップを冒険するロールプレイングゲームである。
タップ(いわゆるポチポチ)でマップを進んでいき、モンスターを倒しながらアイテムを集める。
通常のスタミナは消費せず、通常の経験値も手に入らない。
だが、デュエルの腕や持っているカードに関係なく、報酬カードをゲットできる。
デュエルが苦手、強いカードを持っていないという人もぜひ今回のイベントにチャレンジしてほしい。
イベントの流れ
- まだ踏んでいないマスをタップすることでコマを進める。
- 宝箱のマスに止まったら、アイテムが手に入る。
- 魔法陣のマスに止まったら、ダイスバトルでザコモンスターと対決する。
- モンスターのマスに止まったら、イベント限定のレンタルデッキでボスモンスターとデュエルする(オート操作可)。
ダイスバトル
今回のイベントで初めて登場したのが、ダイスバトルだ。
0-9の数字が書かれた10面ダイスを振り、出目の合計のダメージを相手に与える。
ダイスの数はマップを進行することで増える。
特定の条件で連続攻撃のチャンスが発生し、2回振った合計のダメージを敵に与える。
それ以外に、ダイスの数を一時的に増やすアイテムがある。
敵のダイスは色ごとに出目や出やすさが変わり、場合によってはプレイヤーよりも多くのダイスを投げる。
イベント専用レンタルデッキ
レンタルデッキもマップの進行によって増えていく。
編集や自分のカードを使うことはできない。
レベル10の弱いデッキでは、上の階層での勝ち目はないので、アイテムとモンスターは全部を踏もう。
敵のデッキは異次元の塔と同じだが、低い階層では敵のライフポイントは低い。
ボスの数は階層が上がると増えるので、デュエルが少ないわけではない。
サイコロの出目を使ったバトルがある。
デュエルは貸し出しデッキを使うが、ゲームの途中で使えるものが増えていく。
おすすめポイント
パック産URを試せる
このイベントでは、パックに収録されているURカードが複数枚入ったデッキを使える。
デッキはパックを越えて編成されているので、通常のレンタルデッキデュエルよりも勉強になる。
カードを持っている人はデッキコピーも使えるので、ぜひ参考にしよう。
報酬がゲットしやすい
今回使うのはレンタルデッキなので、ゲームを始めた時期やカードの所持状況での差がつきづらい*1。
ガチャを回すためのアイテムは手に入りづらいものの、他のイベントに比べてカードをゲットしやすい。
各種クリア報酬やEX宝玉で、3枚ずつの獲得を目指そう。
チュートリアルが丁寧
今回のイベントはまったくの新形式なので、闇バクラが丁寧に案内してくれる。
最初の階層はバクラの案内で進むので、操作方法で困ることはない。
操作方法は常に画面下の説明から見られるし、基本的にタップするだけなので、難しくない。
正直なところ、そこらへんのぽちぽちゲーと遜色ない。
これだけでソフト化してもよかったのではないか?
今回のイベントは、パック産URを試す絶好のチャンス。
デッキやデュエルの強さは関係ないので、報酬もゲットしやすい。
説明も丁寧であり、初心者向け。
ここはちょっと……
運勢の占める部分が大きい
今回のイベントはユーザー間で差がつかないが、逆に言えば運の要素が大きい。
途中のザコモンスターは、ダイスの数を増やさないときつい箇所があった。
オートデュエルも、カードの引きが悪いとスタミナを8程度持って行かれる。
負けたらイベント経験値が手に入らないというのは大変だ。
宝箱のハズレが多い
マップに配置されている宝箱の中身はゴールドが多い。
たまにジェム×10が入っているぐらいだ。
もうちょっと豪華にしてもよかったのではないかと思う。
例えば、マップの端の宝箱に強いデッキが入っているなどがあれば、宝箱を踏みたくなるだろう。
通常のデュエル報酬が手に入らない
今回、一番意味を問いたいのは、プレイするデュエリストを選択する意味だ。
このイベントでは通常のデッキも使わないし、通常の経験値も手に入らない。
キャラの育成は行えないので、キャラを選択する意味はほぼない。
誰でも参加しやすいイベントであるだけに、誰でも簡単に通常の経験値を得られるシステムが必要だったのではないか?
9月の新展開に期待
9月下旬に新展開があることが発表された。
GXの追加から1年たっていることから、新たなワールドが追加されることが期待できる。
ところで、最近のイベントでは、タッグデュエルなど普通にデュエルさせないものも多くなってきている。
10月上旬には、種族によるチーム対抗戦も復刻されるようだ。
ひょっとして、今後のイベントでは、例のバイクを使ってデュエルができるのではないかと密かに期待している。
*1:ただし、デュエルワールド(DM)のステージが4以上でないと参加できない。