ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

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【デレステ】ゆずのCM起用で一般向けムードは作れるか?

3周年かつ180人以上のアイドルが登場するデレステは新規客の獲得を急ぐ必要がある。

Photo by Nicholas Green on Unsplash

 

3周年 急がれる大衆化

「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)がサービス開始から3周年を迎えた。

「アイドルマスターシンデレラガールズ」(デレマス)は6年以上の歴史を誇るコンテンツで、キャラクターが180人以上いる。

 

そういう背景を提示されると、新しくプレイするのが億劫(おっくう)になる。

このまま進むと、オタク専用みたいになってしまう。

 

新規客の獲得のためにも、デレステには大衆化が求められている。

 

 

 

 

なぜ「レッツリズム」なのか

最近まで、デレステのキャッチコピーは「デレステでレッツリズム!」だった。

 

プロデューサー(プレイヤーの総称)であれば、この文句がおかしいと思う人も多いのではないだろうか?

このゲームはアイドルをプロデュースすることが趣旨のはず。

リズムゲームの要素を主張するのには違和感がある。

 

歴史とアイドルの数に目をつむる

しかし、大衆化を考慮すると、このキャッチコピーには納得がいく。

単なるリズムゲームであることを強調し、180人のアイドルと6年の歴史には目をつむる。

 

そうすることで、新規客がプレイしやすいようにしたのだ。

 

数々の番組に出ている中居正広さんをCMキャラクターに任命し、大衆が親しみやすいゲームを目指した。

そして、今月から人気男性デュオの「ゆず」がCMキャラクターとなった。

 

最近まで「デレステでレッツリズム」というキャッチコピーを使っていた。

大衆が新規参入しやすいよう、リズムゲームの要素を強調する意図があった。

 

「バンドリ!」というライバルの登場

アイドルゲームであるデレステのライバルは「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」かと思われていた。

しかし、バンドをモチーフにしたリズムゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ」が登場した。

 

デレステのようなダンスCGがないにも関わらず、人気をかっさらっていった。

デレステがイベントでやっていた協力ライブを常設にするなど、デレステより優れている面もあった。

 

カバー曲で遊べる

そんなバンドリの大衆化を後押ししているのが、カバー曲の存在だ。

 

バンドリは、L’Arc-en-Cielやモーニング娘。を含む人気楽曲のカバーを収録している。

広告などでも、かわいい女の子のキャラではなく、カバー曲を一覧で紹介するものが多い。

 

大手の音楽ゲームはオリジナル曲が多く、何も知らないプレイヤーは遊びづらい。

だが、「太鼓の達人」などは人気楽曲をそのまま収録し、その曲で遊べることをウリにしている。

CDを売りたいレコード会社の思惑を汲んだ結果、カバー曲という形に収まったのだろう。

 

知らないカバー曲も多いが、オリジナル曲と同様に遊べるので問題はない。

 

ゆずカバーの登場

3周年を記念して、デレステで初めてとなる人気楽曲のカバーが収録された。

ゆずの「夏色」と「サヨナラバス」が遊べるようになった。

 

ゆずといえば、オリンピックのテーマソングなども務める国民的アーティスト。

新規ファンは獲得できるのだろうか?

 

「バンドリ!」はカバー曲で遊べることを前面に出した大衆向けゲームである。

デレステもゆずのカバー曲を導入し、新規プレイヤー獲得を狙う。

 

脱「オタク向け」へ

新規ファン獲得のためにも、熱狂的なファンをよしとする風潮は改めるべきだ。

Photo by rawpixel.com from Pexels
ゆずのファンは女性ではないのか?

中居正広さんとゆずのおふたりがCMに出ることについて、疑問がある。

中居さんもゆずも女性ファンが多いのではないか?

 

だが、女性客も取り込んでこその大衆化だと私は考える。

 

主人公のプロデューサーは男性という設定だが、男性になったつもりでプレイする女性もいる。

プロデューサーがアイドルを導くという設定だが、アイドルに自分で考えさせるというストーリーも多い。

 

ちょっと女性差別的かなと思う描写もあるが、リズムゲームをプレイする分には問題ないだろう。

 

ストーリーを読破する必要はない

サービス開始から4年目ということもあり、星の数ほどのストーリーが誕生している。

キャラを知るため、曲を解放するため、無償のスタージュエルを手に入れるためには、ストーリーを読む必要がある。

 

しかし、一部のストーリーはスキップすることも可能だ。

ストーリーは読みたいときに読めばよい。

オート再生することもでき、選択肢のタップ以外は自動で流せる。

 

全てのキャラを知らなくてもよい

180人以上いるアイドルを覚えきれるのかという心配もあると思う。

だが、私も全員のプロフィールを把握しているわけではない。

 

私としては、たまたま手に入れたアイドルを理解していくだけでもよいと思う。

 

ネット上には「ライブイベントで『◯◯ちゃん担当です』と自己紹介したら、相手が彼女を知らなくて怒りを覚えた」という書き込みもある。


でも、「ファンはなんでも知っているべき」という思考はやめたほうがよい。

ご新規さんが入りにくくなる。

 

「担当」はいなくてよい

上にも書いたように、プロデューサーは「◯◯担当」を自称することがある。

これは他の作品でいうところの「◯◯推し」に当たる。


ゲーム内の「称号」にも◯◯担当があるが、担当を1人に決める必要はない。

ゲームを始めたら、当分は手持ちの中で最強編成を作り、プレイしていけばよい。

 

担当を名乗るのにカードを全部持っている必要はない。

グッズなどを買う必要もない。

好きなアイドルの担当を名乗りたいなら、名乗ればよいと思う。

 

主人公は男性という設定だが、女性でも遊べる。

全てのキャラを知らなくてもよいし、「担当」を決めなくてもよい。

 

プロデュースに命をかける必要はない

担当のために何十万円を使うプロデューサーがいるのはたしかだ。

でも、彼らは絶対でも模範でもない。

 

何かを好きであることは個人の自由である。

どうぞ自分の好きなようにゲームを楽しみ、好きなようにCDやスタージュエルを買ってほしい。

好きのあり方を押しつけるようなプロデューサーにならないことをお願いしたい。

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