ランキングの変更とマイナーチェンジ版コスの廃止 影響は?
『スクールガールストライカーズ2』の協力戦がアップデートされた。
ボスのステータスや報酬などが大きく変更された。
この記事に、その影響をまとめる。
協力戦とは:スクストをやっていない人向けの説明
スクストでは、毎月末にユーザーが協力して強敵を倒すレイド戦のイベントを開いている。
それが今回取り上げている協力戦だ。
このイベントでは、カードの強さ以外にフレンドの存在もカギとなる。
フレンドに「救援要請」を流し、強い敵を攻撃してもらう。
このとき、1回救援するだけならスタミナを使わない。
レイドボスを放流するのは、回復アイテム「エリクサー」を使って何度でもできる。
ゲームに張り付いてくれるフレンドがいれば、イベントが有利になる。
ランキングが5つに細分化 ガチャ補助券などが増量
ランキングが細分化され、もらえる報酬が増えた。
従来、ランキングは
- エキスパート
- レギュラー
- チャレンジ
の3つに分かれていた。
今回のアップデートで、
- レジェンド
- プラチナ
- ゴールド
- シルバー
- ブロンズ
の5つに細分化された。
ランキングは5日目までの成績に応じて、6日目に自動で割り振られる。
ボーダー周辺のユーザーにとっては、5日目が勝負となる。
ランキングの細分化に伴い、以前の同等の順位に比べて報酬が増えた。
カードとの交換に必要な引換券や、ガチャ券、ガチャ補助券がより低い順位でより多くもらえるようになった。
弱いプレイヤーはガチャ補助券を毎月1-2枚ずつ集めるのが普通だったが、最近は負担が緩和されている*1。
初級ミッション廃止とボス調整:ベテランプレイヤーへの配慮も
レイドボスは、「協力戦ミッション」において出現する。
このミッションは5つの等級に分かれていた。(ランキングとは別)
そのうち、初級ミッションはゲーム内のインフレにより、用済みとなっていた。
これを受けて、ミッションは初級を抜いた4つに再編された。
ミッションでは等級に応じて、異なる強さのレイドボスが出現する*2。
初級廃止に伴って、レイドボスの強さが調整された。
また、これまでは150体倒さないと最大化されなかったスコア倍率が100体で最大化されるようになった。
合わせて、初級・中級ミッションのクリアで、上級以上のミッションが解放される仕様もなくなった。
最初から飛ばせるので、上級以降のプレイヤーは遊びやすくなった。
5日目で止めてしまう人が多くなった可能性?
今回のイベントではランキングが5つに増えた。
その結果、あくまで未検証だが、6日目以降を走らないほうがトクな人が増えた可能性がある。
複数ランキング制のメリットは、弱い人でもよりよい報酬を得られる点にある。
その反面、より上位のランキングに入るべく、5日目までにエリクサーを使い切ってしまう人もいる。
6日目以降に走らなくなるため、ボーダー周辺以外のプレイヤー(フレンド)にとっては迷惑になってしまう。
逆に、上位のランキングに入るポテンシャルのある人が、あえて下位のランキングで圧倒的な1位を取ろうとするケースもある。
5日目までサボって、6-7日目で一気に加速すれば、それが可能であった。
ベテランユーザーが下位ランキングの上位を独占すれば、当然新規ユーザーのやる気も削がれる。
今回のアップデートで、その辺りの対策はできているのだろうか?
限定コスが廃止に:モチベーションダウンも?
今回のイベントから、協力戦限定のコスが廃止されている。
これにより、プレイヤーのモチベーションが下がるおそれがある。
そもそも、スクストではキャラクターにコスを着せられる。
イベントごとに新しいコスを配布(報酬)しており、協力戦ではそのマイナーチェンジ版が配られていた。
だが、今回からマイナーチェンジ版のコスが廃止になった。
もともと復刻してきたマイナーチェンジ前のコスのみが配布された。
(つまり、復刻のみとなった。)
マイナーチェンジ版コスのガチャ券はランキング報酬だった。
協力戦のポイントで引けるガチャでもまれに落ちる。
でも、全キャラ分集めるには原則として上位に入る必要があった。
それとは別に、強力なカードがもらえる引換券(前述)などもランキング報酬になっている。
今回、引換券などの量が増えたのは、マイナーチェンジコスの埋め合わせとも言えるだろう。
新キャラのコスが膨大になるデメリットも
さて、マイナーチェンジコス廃止の理由としては、新キャラの存在が考えられる。
新キャラの追加に伴って、これまでのコス全部の新キャラ分を作らなければならない。
中には、個別デザインのコス(浴衣など)を新作するケースもある。
マイナーチェンジ版の存在は、製作陣にとって負担だったのだろう。
ランキングの細分化と報酬の増量があった。
役目を終えていた初級ミッションを廃止し、レイドボスの設定を変更した。
所属ランキングが決まる5日目までをフルパワーで戦って、残りの2日間を遊ばない人が増えるおそれがある。
協力戦の目玉の1つだったマイナーチェンジ版コスが廃止された。
インフレ進む ただし課金という壁
ガチャ券の配布量が増えたのであれば、インフレがさらに加速するのではないかと思うかもしれない。
その心配はない。
協力戦仕様のUR・EXRによって得られる効用は限られている。
そもそも、スクストのカードには、協力戦の報酬とガチャ産の2種類がある。
EXRとURは各キャラクターに2枚ずつしかなく、各キャラが装備できるカードは2枚までだ。
最強になるには、協力戦とガチャのEXRを両方手に入れなければならない。
それに、協力戦で上位に入るには、エリクサーの数も重要となる。
無課金で手に入るエリクサーには限界があり、課金が無意味になることは考えられない。
いずれにしても、今回のアップデートによるインフレは限定的だ。
誰もが最強のカードを持っているような状態にはならないだろう。