ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

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【スクスト2】2019年5月 協力戦アップデート:改善点と懸念

ランキングの変更とマイナーチェンジ版コスの廃止 影響は?

『スクールガールストライカーズ2』の協力戦がアップデートされた。

ボスのステータスや報酬などが大きく変更された。

この記事に、その影響をまとめる。

 

 

 

 

協力戦とは:スクストをやっていない人向けの説明

スクストでは、毎月末にユーザーが協力して強敵を倒すレイド戦のイベントを開いている。

それが今回取り上げている協力戦だ。

 

このイベントでは、カードの強さ以外にフレンドの存在もカギとなる。

フレンドに「救援要請」を流し、強い敵を攻撃してもらう。

このとき、1回救援するだけならスタミナを使わない。

 

レイドボスを放流するのは、回復アイテム「エリクサー」を使って何度でもできる。

ゲームに張り付いてくれるフレンドがいれば、イベントが有利になる。

 

ランキングが5つに細分化 ガチャ補助券などが増量

ランキングが細分化され、もらえる報酬が増えた。

 

従来、ランキングは

  1. エキスパート
  2. レギュラー
  3. チャレンジ

の3つに分かれていた。

 

今回のアップデートで、

  1. レジェンド
  2. プラチナ
  3. ゴールド
  4. シルバー
  5. ブロンズ

の5つに細分化された。

 

ランキングは5日目までの成績に応じて、6日目に自動で割り振られる。

ボーダー周辺のユーザーにとっては、5日目が勝負となる。

 

ランキングの細分化に伴い、以前の同等の順位に比べて報酬が増えた。

カードとの交換に必要な引換券や、ガチャ券、ガチャ補助券がより低い順位でより多くもらえるようになった。

弱いプレイヤーはガチャ補助券を毎月1-2枚ずつ集めるのが普通だったが、最近は負担が緩和されている*1

 

初級ミッション廃止とボス調整:ベテランプレイヤーへの配慮も

レイドボスは、「協力戦ミッション」において出現する。

 

このミッションは5つの等級に分かれていた。(ランキングとは別)

そのうち、初級ミッションはゲーム内のインフレにより、用済みとなっていた。

これを受けて、ミッションは初級を抜いた4つに再編された。

 

ミッションでは等級に応じて、異なる強さのレイドボスが出現する*2

初級廃止に伴って、レイドボスの強さが調整された。

また、これまでは150体倒さないと最大化されなかったスコア倍率が100体で最大化されるようになった。

 

合わせて、初級・中級ミッションのクリアで、上級以上のミッションが解放される仕様もなくなった。

最初から飛ばせるので、上級以降のプレイヤーは遊びやすくなった。

 

5日目で止めてしまう人が多くなった可能性?

今回のイベントではランキングが5つに増えた。

その結果、あくまで未検証だが、6日目以降を走らないほうがトクな人が増えた可能性がある。

 

複数ランキング制のメリットは、弱い人でもよりよい報酬を得られる点にある。

その反面、より上位のランキングに入るべく、5日目までにエリクサーを使い切ってしまう人もいる。

6日目以降に走らなくなるため、ボーダー周辺以外のプレイヤー(フレンド)にとっては迷惑になってしまう。

 

逆に、上位のランキングに入るポテンシャルのある人が、あえて下位のランキングで圧倒的な1位を取ろうとするケースもある。

5日目までサボって、6-7日目で一気に加速すれば、それが可能であった。

ベテランユーザーが下位ランキングの上位を独占すれば、当然新規ユーザーのやる気も削がれる。

 

今回のアップデートで、その辺りの対策はできているのだろうか?

 

限定コスが廃止に:モチベーションダウンも?

今回のイベントから、協力戦限定のコスが廃止されている。

これにより、プレイヤーのモチベーションが下がるおそれがある。

 

そもそも、スクストではキャラクターにコスを着せられる。

イベントごとに新しいコスを配布(報酬)しており、協力戦ではそのマイナーチェンジ版が配られていた。

 

だが、今回からマイナーチェンジ版のコスが廃止になった。

もともと復刻してきたマイナーチェンジ前のコスのみが配布された。

(つまり、復刻のみとなった。)

 

マイナーチェンジ版コスのガチャ券はランキング報酬だった。

協力戦のポイントで引けるガチャでもまれに落ちる。

でも、全キャラ分集めるには原則として上位に入る必要があった。

 

それとは別に、強力なカードがもらえる引換券(前述)などもランキング報酬になっている。

今回、引換券などの量が増えたのは、マイナーチェンジコスの埋め合わせとも言えるだろう。

 

新キャラのコスが膨大になるデメリットも

さて、マイナーチェンジコス廃止の理由としては、新キャラの存在が考えられる。

 

新キャラの追加に伴って、これまでのコス全部の新キャラ分を作らなければならない。

中には、個別デザインのコス(浴衣など)を新作するケースもある。

マイナーチェンジ版の存在は、製作陣にとって負担だったのだろう。

 

ランキングの細分化と報酬の増量があった。

役目を終えていた初級ミッションを廃止し、レイドボスの設定を変更した。

所属ランキングが決まる5日目までをフルパワーで戦って、残りの2日間を遊ばない人が増えるおそれがある。

協力戦の目玉の1つだったマイナーチェンジ版コスが廃止された。

 

インフレ進む ただし課金という壁

ガチャ券の配布量が増えたのであれば、インフレがさらに加速するのではないかと思うかもしれない。

その心配はない。

協力戦仕様のUR・EXRによって得られる効用は限られている。

 

そもそも、スクストのカードには、協力戦の報酬とガチャ産の2種類がある。

EXRとURは各キャラクターに2枚ずつしかなく、各キャラが装備できるカードは2枚までだ。

最強になるには、協力戦とガチャのEXRを両方手に入れなければならない。

 

それに、協力戦で上位に入るには、エリクサーの数も重要となる。

無課金で手に入るエリクサーには限界があり、課金が無意味になることは考えられない

 

いずれにしても、今回のアップデートによるインフレは限定的だ。

誰もが最強のカードを持っているような状態にはならないだろう。

*1:URガチャ補助券は7枚でURガチャ券に、より強いEXRガチャ補助券は14枚でEXRガチャ券になる。

*2:初級用のレイドボスを作るコストをカットする目的もあったのだろう。

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