容量が少ない! 本体30GB 一部ソフトは10GB以上
Nintendo Switch本体の記憶容量は30GB程度だ。
これが多いのか少ないのかと言われれば、私は少ないと答える。
容量の大きいゲームを遊びたい方は、microSDの購入を強く勧める。
Nintendo Switchを購入 雑感&子ども・家族で買う場合のポイント - ゲームの無理な話
ダウンロード版とパッケージ版の比較
そもそも、Nintendo Switchにはダウンロード版とパッケージ版のゲームがある。
ダウンロード版は専用のダウンロードサイトから購入できる。
パッケージ版は家電量販店や大手ショッピングサイトなどで購入できる。
ダウンロードとパッケージのゲームの内容は、原則として同じとなっている*1。
セーブデータは、いずれも本体やSwitchオンラインに保存される。
ダウンロード版の特徴
- 本体やmicroSDカードに保存される。
- お店に買いに行ったり、ネット通販の到着を待ったりする必要はない。
- 発売前にあらかじめダウンロードして、発売日、日付が変わってすぐ遊べる。
- 容量を食う。
- 譲渡・貸し借りはできない。
- 家族が持つ複数の本体(Lite含む)で、データを共有できる。
パッケージ版の特徴
- カセットをSwitch本体に挿して、読み込ませる。
- お店に買いに行くか、ネット通販で届くのを待つ必要がある。
- 店着日にならないと、手元に届かない。
- セーブデータ・追加データでのみ本体の容量を使う。
- 譲渡・貸し借りができる。
- 複数の本体を持っていても、それぞれにカセットが必要。
ダウンロード版を遊ぶならmicroSDは必須
ダウンロード版を遊びたい方は注意が必要だ。
3DCGを多用するゲームはサイズが10GBを超える場合もあり、容量が全然足りない。
ドラゴンクエスト11S:13.5GB*2
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL:15.3GB*3
そうしたゲームを遊ぶ場合は、128GB以上の大容量microSDXCカードの購入をオススメする。
なお、当然ながらソフト+microSDの値段がかかるので、パッケージ版より出費が多くなる。
利便性をとるか、経済性をとるかはあなた次第だ。
(パッケージ版でもソフト代はかかる。本体の定価分の予算では、ゲームを楽しめない。)
DLC:パッケージ版でもダウンロードが発生
Switchでは、パッケージ版でもダウンロードコンテンツが発生する場合がある。
一部のゲームには、ダウンロードコンテンツ(DLC)がある。
ゲームのおまけや続きを有償で買える機能だ。
新キャラがDLCになっているゲームもある。
それから、ゲームのバグ(不具合)でアップデートが必要になったりもする*4。
パッケージ版=ダウンロード不要ではない。
3DCGを多用するゲームのダウンロード版を遊びたい場合、microSDが必須。
パッケージ版でも、ダウンロードコンテンツやアップデートでダウンロードが発生する。
Switch本体以外に買うべきもの
お金の話になったので、少し寄り道して周辺機器の話をしよう。
Switch本体とmicroSD以外に買うべきものがあるとすれば何か?
みんなで遊ぶ系のゲームをやりたい人は、人数分のJoy-Conがあるとよい*5。
Switchの遊びに直接関わらないが、あるとうれしいアクセサリーも紹介する。
持ち運び前提なら、Switch専用のポーチがあったほうがよい。
純正のもの以外にサードパーティ製も販売されている。
仕様や性能に差はないので、お好きなものを買えばよい。
それから、社会人は夜間に遊ぶ人が多いと思う。
ブルーライトカットの液晶保護フィルムの利用をオススメする。
Switchの画面には窪みがあるため、そこに合わせて貼るのが大変だったりするのだが。
追加のJoy-Conや携帯用ポーチ、ブルーライトカットの液晶保護フィルムなどでも出費がある。
Switchはオンライン保存の機能が充実
遊ばなくなったゲームは一時削除が可能
話を戻そう。
上で、128GBという容量を提示した。
「私はゲームをたくさん遊ぶが、128GBで足りるのか?」
そういう人も、心配には及ばない。
ダウンロードしたゲームはダウンロードの権利を残したまま、本体から削除できる。
セーブデータは本体に残る。
したがって、さすがに256GB以上のmicroSDは必要ない。
とはいえ、十数GBのファイルをダウンロードしなおすというのは大変だ。
本体にゲームを2つだけ入れて、必要に応じて入れ替えるというのは現実的ではない。
寝る前にダウンロードを開始し、目覚めたらダウンロードが終わっているというシチュエーションを想像してほしい。
遊びたいときにダウンロードして遊ぶファイルサイズではない。
3DCGのゲームをたくさん遊びたい人は、microSDの購入を強くおすすめする。
一部ゲームのセーブデータはオンライン保存も可能
Switchのゲームソフトには、Switchオンラインの会員のセーブデータをオンラインで保存しているものがある。
対象のソフトでは、万が一Switch本体の記憶装置が壊れても、セーブデータを復旧できる可能性がある。
万が一Switchの一式が水没しても、IDとパスワードさえ分かれば、ダウンロードゲームの完全復旧が可能だ。
また、複数のSwitch本体でゲームを遊ばれたい場合、例えば、Switch Liteで遊んだデータをSwitchでも遊べる。
残念ながら、「セーブデータお預かり」機能に非対応のソフトもある。
ソフトの公式サイトやダウンロードページをよくチェックしよう。
遊ばないソフトはダウンロードの権利を残して、本体から削除できる。
Switchオンラインに加入すれば、セーブデータがオンラインで保存される。
microSDカードを買う際の注意点
以上を踏まえて、どんなmicroSDを買えばよいのかについてまとめよう。
小さな見た目のmicroSD系列のみに対応
Switchは見た目が小さいmicroSDのみに対応している。
大きい見た目のSDカードには対応していない。
容量が大きいmicroSDHC・microSDXCは、見た目上はmicroSDと同じ大きさだ。
いずれも、Switchに対応している。
おすすめのスペック:容量が大きい・読み込み速度が速い
microSDに入ったソフトを読み出しながら使うので、読み込み速度が速いほうがよい。
容量が大きく、読み込み速度が速いほど値段が高い。
安いほうがお得に思えるが、オンライン対戦などが快適に遊べないおそれがある。
Switchは「UHS-I」という規格に対応している。
迷った場合はこの言葉が書いてあるmicroSDXCを買えば、間違いがない。
Switchでは、小さい見た目のmicroSDおよびmicroSDHC・microSDXCが使える。
容量が大きく、読み込み速度が早いほどよいが、高くなる。
ダウンロード専用やインディーゲームなども
ここまでの話を見て、パッケージのほうがお得と思う人もいるかもしれない。
必ずしもそうではない。
というのも、ダウンロード専用のゲームがある。
特に、低価格のインディーゲームはパッケージを発売しているものが少ない。
話題作も多いため、パッケージしか遊ばないのはもったいない。
大手であっても、ファイナルファンタジーシリーズの移植版などがダウンロード専用になっている。
お店に行く前に、遊びたいゲームがダウンロード専用ではないか、調べていただきたい。
*1:パッケージ版に専用の周辺機器がついているゲームもある。
*2:Nintendo Switch|ダウンロード購入|ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
*3:Nintendo Switch|ダウンロード購入|大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
*4:近年のゲーム業界は発売=開発終了ではなくなっている。インターネットがなかった時代と違い、アフターサービスが手厚い。便利になった反面、労働者への負担が懸念される。
*5:Joy-Conの片方を使って遊ぶゲームもある。その場合、同梱のJoy-Con1組で2人が遊べる。