チアフルライブとは? 利点・注意点・問題点は?
新イベント「チアフルカーニバル」が導入された。
ユーザーが2つの選択肢から1つを選び、対決するイベントだ。
例えば、第1回は「お花見のお菓子といえば」というテーマで、団子と桜餅に分かれた。
サービス開始から半年間。
単純にイベントアイテムを貯めて、報酬と交換するイベントを続けてきた。
ゲームシステムは何度も改良していたが、別の形式のイベントは初となる。
今回はこのイベントの解説をしていきたい。
チアフルライブ:5対5の対決ライブ。
選曲は完全にランダム。
ライブボーナスをチームメンバーにプレゼントできる。
勝ちチームが勝ち続けるなど、ゲームバランスに課題あり。
チアフルライブとは
チアフルカーニバルイベントでは、通常と少し違う形式のライブが行われる。
それがチアフルライブだ。
同じチームの5人がマッチングし、さらに対戦相手の5人のチームとマッチングする。
あなたが団子チームであれば、桜餅チームと対決する。
チームの合計スコアが高いほうに2点、低いほうに1点入る*1。
最終的に、イベント期間中の合計点数の多いほうが勝利となる。
譜面やスキルの発動(味方のみ)はいつもと同じ。
ただし、10人が同時にライブするため、待ち時間が長い。
時間には余裕を持ちたい。
イベント期間中は「みんなでライブ」がチアフルライブに変わる。
「ひとりでライブ」は可能だが、チアフルライブと比べてポイントや報酬が少なくなる。
「チャレンジライブ」では、従来どおりのイベント報酬がもらえる*2。
チアフルライブで気をつけたいポイント
遊ぶ曲は選べない
このイベントでは、選曲が完全にランダムとなる。
尺が短い・長い曲を選んでのプレイはできない。
サービス開始当初は曲の尺が長いほど、多くのポイントをもらえた。
現在もそうした仕様はあるが、当初ほどの旨味はなくなっている。
逆に、サクッとプレイできる短い曲を好む人もいる。
いずれにしても、望まない曲のときに切断する人が多く、問題になっていた。
完全にランダムな選曲となったのは、彼らへの対応と思われる。
今後、さらなる切断対策も予告されているので、期待したい。
リーダーは最強で 星2は非推奨
このイベントでは、ユニット編成が勝敗に大きな影響を与える。
特に、ベテランマッチでプレイする場合は、星2をリーダーにするのは避けたい*3。
現在のルールでは、ピックアップのメンバー・属性が一致すれば、イベントアイテム・ポイントが50%アップする。
しかし、ステータス値が50%アップするわけではない。
スキルも弱いため、このイベントでのリーダー起用はおすすめできない。
属性やキャラクターが違ってもいいので、星3以上をリーダーに使うようにしたい。
(筆者もピックアップキャラではない星4を使用していた。)
クリアできる難易度で
確実にクリアできる難易度でのプレイをおすすめする。
なぜならライフが0になると、スコアが下がる。
「みんなでライブ」「チアフルライブ」では、ライフが0になってもプレイを続けられる。
その代わり、ペナルティでスコアが下がるという仕様になっている。
結果として、他のプレイヤーに迷惑がかかる。
そのため、クリアできる難易度でのプレイをおすすめしている。
また、フルコンボできれば、よりスコアが高くなる。
GOOD以下を一定に抑え、かつフィーバーゾーンをフルコンボすれば、SUPER FEVERになるようだ。
できればフルコンボできる難易度でプレイしてほしい。
MASTERに挑戦して失敗した人よりも、HARDをフルコンボした人のほうが偉い。
なお、途中で接続が切断された場合も、切断された時点のスコアが適用される。
他のプレイヤーに迷惑がかかるので、気をつけたい。
(切断されてしまった本人は、わざとじゃなくても報酬がもらえない。)
チアフルライブのうれしいポイント
ライブボーナスのプレゼント(無償)
同じチームの人にライブボーナスをプレゼントできる。
(あなたのライブボーナスを消費するのではなく、その場で対象の相手を回復させる。)
プレゼントはマッチング完了画面のプレゼントのマークから行う(左下)。
チャンスは10秒だけなので、お忘れなく。
第1回のイベントでは1日3回まで、ライブボーナス3個を無料でプレゼントできた。
有償クリスタルを使えば、5〜10個を無制限にプレゼントできた*4。
とはいえ、有償クリスタルまで使って他人にプレゼントしたい人はいないだろう。
もう1度ライブする
対戦終了後、もう1回同じチームでプレイできる。
報酬の画面の右下に、もう1度ライブするボタンが表示される。
従来もプライベートルームでは使えたが、ランダムマッチングでは初となる。
圧倒的な勝利を収めた場合は、スタンプで提案してみるのもよいかもしれない。
(却下されたらそのまま解散する。)
ところで、協力プレイ中でも、ライブボーナスを回復できるようになった。
連続でライブをしたい場合は、ぜひ活用してほしい。
スタンプを使う機会が増える
チアフルカーニバルイベントでは、スタンプを使う機会が増えている。
従来は「みんなでライブ」がスムーズに進むと、スタンプを使う機会が少なかった。
チアフルライブでは、待ち時間が多いため、スタンプを使いやすい。
「うれしい」「悔しい」「もう1回プレイしよう」など、伝えるべきことも増えた。
お気に入りスタンプ設定を使いながら、これまで以上にスタンプを活用したい。
「ライブボーナスが足りない」などのメッセージスタンプもあるので、合わせて活用したい。
チーム名の自動命名機能
マッチングで結成したチームには、名前がつく。
この名前はメンバー構成にちなんで、自動でつけられる。
例えば、髪が紫色のキャラが複数いれば、「チームパープル」になる。
そのほかゲーム内の人間関係にちなんだものや、限定髪型のペアもあるようだ。
相手チームとのマッチングに移るまで、候補の中から自由に変えられる。
チーム名はただのお楽しみ要素であり、スコアや勝敗には影響しない。
改善が望まれるポイント
勝ちチームが圧倒的に有利
2021年4月に初めて開催されたこのイベント。
新しい試みということもあり、バグやゲームバランスの問題が相次いだ。
例えば、所属チームが変更できるため、勝てるチームにユーザーが移るおそれがある*5。
一方的な展開が負けチームのやる気を削ぎ、イベントは盛り上がりづらくなる。
あるいは、人数の差からマッチングに影響が出る可能性がある。
変更はイベント中1回までだったが、SNSからだいたいの情勢が読み取れた。
実際に2回目の中間発表でも、勝ちチームは揺るがなかった。
他社のあるゲームでは、負けているチームにボーナスが発生する。
チーム内ランキングがあり、人気のあるチームに行くと不利だったりする。
人気がなさそうなチームに行きたくなる仕組みや、負けチームが頑張る動機を作ってほしい。
拘束時間の課題
今回のイベントは拘束時間が長い。
その分イベントポイント・報酬が多いとはいえ、この長さは覆せない。
そもそも、プロセカは他社のリズムゲームに比べて、拘束時間が短かった。
アイテムを貯めてイベント楽曲に挑戦するなどのイベントがなく、サクッと遊べるのが魅力だった。
たしかに、ライブボーナスをプレゼントする機能はありがたい面もある。
だが、多忙の合間にプレイしている人は迷惑に思うだろう。
期間限定の回復アイテムをプレゼントするなど、手軽さを損なわない方法が望まれる。
いずれにしても、拘束時間に対する報酬のバランスを見直す必要がありそうだ*6。
待合室からのチーム結成を
チーム結成の利便性にも課題がある。
というのも、今回新しくグループエリアというものが作られた。
これはバーチャルライブの待合室のことである。
イベント期間中は、待合室がチーム別になる。
待合室はユーザーの交流の場になっている。
チャット機能もあり、雑談や情報交換が可能だ。
ただ、待合室からのチームの結成には対応していない。
普段のイベントでもそうだが、待合室の利用がリズムゲームのプレイにつながるとうれしい。
*1:確率で、点数が10倍などになるボーナスマッチが発生する。中間発表・最終結果で負けた場合は報酬が減るが、ゼロではない。
*2:各種アップデートにより、初期に比べて1回にもらえるイベントポイントが増えている。「チャレンジスタンプ」が導入された。1週間でもらえる無償クリスタルの合計数が増え、7日目には、無償クリスタル100個などから好きな報酬を選べる。
*3:このゲームでは、左端においたメンバーが「リーダー」となる。「みんなでライブ」「チアフルライブ」では、プレイヤー5名のリーダーがスキルを発動する。リーダー以外の4人も、総合力や報酬ボーナスには影響する。星2を入れたい場合は右の4人にしよう。
*4:受け取りにも上限があるため、共謀した仲間から無限に受け取るなどはできない。また、何かの見返りにライブボーナスをプレゼントするのは、規約違反になるおそれがある。
*5:所属チームの変更はグループエリア(バーチャルライブの待合室)から行える。第1回では、1回目の中間発表のときまで可能だった。
*6:ライブボーナスを3個以上消費したときにロスする報酬を補完するなど。現在、3個より多く消費した際は、2個以下のときよりも効率が悪い設定になっている。5個消費なら2回ですむが、その分、報酬が低くなる。