ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

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【ポケモンHOME】通信交換や各ソフトへの移動に便利 

スカーレット・バイオレットへの転送も可能!?

ポケットモンスター スカーレット・バイオレットの発売が迫り、さまざまな情報が解禁されている。

 

中でも注目されているのが、既存のポケモンが登場するかしないかだ。

Switch版のソフトは全編3Dになった代わりに、登場するポケモンが制限されている。

そのため、前のシリーズで育てたポケモンが活躍できるかに、関心が集まっているのだ。


前のシリーズのポケモンを移動するには、Switch版ポケモンHOMEを通す必要がある。

(執筆時点で、スカーレット・バイオレットへの移動の解禁日は未発表。)

まだダウンロード・会員登録していないという方は、ぜひしてほしい。

 

 

 

 

ポケモンHOMEの主な機能・仕様

ポケモンHOMEでできる・できないことを簡単にまとめる。

一部は後で詳しく説明する。

 

ここが便利・使いやすい
  • 特定の特徴を持つポケモン (夢特性、対戦用など) にラベル付けできる。
  • ジャッジ機能で、強いポケモンがわかる。
  • 各ソフトとの連携で、ポケモンがもらえる。
  • タッチ操作で簡単に通信交換を行える。(スマホ版)
  • 自分のソフトのID (マイおや) を登録し、他人のポケモンと区別できる。(スマホ版)
  • お気に入り設定で、ポケモンを誤って交換するのを防げる。(スマホ版)
  • タッチ操作もできるが、Joy-Conも使える。(Switch版)
  • ポケモンHOMEと、ソフトとのやり取りが簡単に行える。(Switch版)
  • HOMEに預けたポケモンの数に応じてポイントが付与され、BPと交換できる。(Switch版)

 

ここが残念・使いにくい
  • ダイマックスレベルなど、見られないパラメータがある。
  • 自分でラベル付けしないと、複数のポケモンを区別しづらい。
  • 預けたポケモンの一覧は表示できるが、ボックスの操作はできない。(スマホ版)
  • マーキング*1ができない。(スマホ版)
  • Switch用の各ソフトとのやりとりができない。(スマホ版)
  • 一覧画面の操作性に難あり。画面を移動すると絞り込みや並べ替えがリセットされる。(Switch版)
  • さいしん30やポケモンの一覧画面からは、ポケモンを直接操作できない。ポケモンのいるボックスに飛んでから操作する必要がある。(Switch版)
  • スマホ版の設定の一部が、Switch版と共有されていない。(Switch版)

 

ポケモンHOMEでポケモンを移す際の挙動

ウルトラサン・ウルトラムーン以前のシリーズ

3DS版ポケモンバンクから移動させる形になる。

一度ポケモンHOMEに送ると、ポケモンバンクには戻せない。

 

後のシリーズで廃止された技を持つポケモンも、そのまま送れる。

Switch版のゲームで忘れさせ、別の技を覚えさせるのも可能だ。

特定のシリーズでしか教えたり、遺伝したりできない技もあるのでお忘れなく。

 

ギザみみピチューなどの特殊なポケモンは送れない。

キュレムやネクロズマなど、他のポケモンと合体できる伝説のポケモンがいる。

その場合は分離させてからでないと、送れない。

(ロトムなどのフォルムチェンジはそのまま送れる。)

 

ポケモンGOからポケモンHOMEへ

一定の制限はあるが、ほとんどのポケモンをHOMEに転送できる。

ポケモンHOMEに送ると、元に戻せない。

転送時、ポケモンGO側にポケモンのアメが付与される。

 

ハロウィンなどの特別なコスチュームのポケモンは送れない。

HOMEに送れるポケモンの量が決められていて、再び送るためには回復を待たなければならない。

(とはいえ、よほどのポケモンGOガチ勢でなければ、HOMEに送ったほうが得であろう。)

 

GO産のポケモンは、その旨がステータス画面に表示される。

HOMEのIDを「おや」としており (ピカブイ経由ならピカブイ主人公)、ポケモンGOのIDは自分しか見られない。

パラメータや覚えているわざは、本編用に書き換えられる。

 

レベルは、ポケモンGO内でのプレイヤー・ポケモンの強さに応じて、設定されるようだ。

ポケモンGOでは、レベルの概念がなく、ポケモンはアメや通信などによって進化する。


そのため、進化後や伝説のポケモンであっても、レベルが低い場合がある。

本編では考えられないレベルのポケモン (レベル20のリザードンなど) を見かけるかもしれない。

不正改造と決めつける前に、ポケモンGOで出会ったかを確認しよう。

 

Switch版のゲーム

不正をしていなければ、ほぼすべてのポケモンを出し入れできる。

 

ただし、各ソフトに引き出せるのは、そのソフトに登場するポケモンのみ。

Switchの各ソフトでは、登場するポケモンが限定されている。


一部のソフトでは、他のソフトに引き出したポケモンを、そのソフトに再び引き出せないなどの制限がある。

ポケモンの覚えているわざが、レベルに応じて変更される場合がある。

 

その他の細かい仕様など

持っていないソフトのポケモンを交換可能

スマホ版のポケモンHOMEは、通信交換に対応している。

中でも、ミラクルボックスとGTSは、フレンドのいない個人でも使いやすい。

 

ミラクルボックスはあなたのポケモンを、他のユーザーとランダムに交換する。

孵化作業で余ったものや、ポケモンGOでたくさん捕まえたポケモンも交換しやすい。

筆者も実際に、強いポケモンや、色違いだが能力が低いポケモンを受け取った。

 

GTSでは、好きなポケモンを出して、ほしいポケモンを持っている誰かと交換できる。

相手が見つかり次第、自動で交換される。

あなたが検索して、誰かのほしいポケモンを交換してあげることも可能だ。

 

例:

ニドラン♂を出して、ニドラン♀との交換を募集する。

ビードルがほしい・キャタピーをあげたい条件の人に、ビードルをあげる。

 

見ていない・捕まえていないポケモンも、ほしいポケモンに選べる。

遊んだことのないバージョンの伝説のポケモンも手に入るチャンスがある。

 

ミラクルボックスは1度に10体、GTSは3体まで預けられる。

預けたポケモンの交換はあなたが寝ている間でも、自動で行われる。

この際、被っているポケモンをすべて交換してしまおう。

 

通信進化はなし

ゴローンのように通信で進化するポケモンは、ポケモンHOMEでは進化しない。

入手の難しいポケモンを自分で用意するなどして、進化系のゴローニャと直接交換するのがよい。

 

もっとも、最近のソフトでは、通信進化が必要なポケモンも野生で出現する場合がある。

図鑑を埋めたいだけなら、通信進化させる必要はない。

(ソード・シールドのマックスレイドバトルでも、低確率で出現するようだ。)

 

ところで、配布などの特別なポケモンは交換に出せない。

そのうち、幻のポケモンは図鑑のコンプリートに必要ない。

ほしい人は次にもらえる機会を待とう。

 

リージョン進化 未対応のソフトに戻せない

進化系だけがリージョンフォームのポケモンには気をつけたい。

同じく、新たな進化系を手に入れたポケモンにも要注意。

進化すると、そのポケモンが登場しないソフトには、戻せなくなる。

 

例えば、LEGENDSアルセウスで「ヒスイのすがた」に進化したヌメイルは、ソード・シールドに引き出せなくなる。

「リボン」などのやりこみ要素が好きなプレイヤーは、これを好意的に捉える場合もある。

だが、ヌメラとカレーを食べられなくなる点は理解してほしい。

 

こんな使い方も

ソフトとHOMEで図鑑埋めを

HOMEでは、交換でさまざまなポケモンが手に入る。

ただし、レベルアップができず、アイテムを使ったり持たせたりできない。

 

一方、ソフト側では、経験値を簡単に稼げる機能がある。

ソード・シールドでは、

  • キャンプ
  • ポケジョブ*2
  • けいけんアメ (マックスレイドバトルで入手)

でも、経験値をもらえる。

 

もちろん、なつき進化のように、手間のかかる進化もある。

しかし、普通のポケモンは以前より育てやすくなっている。

ソフトとHOMEを行き来しながら、効率よく図鑑埋めや育成をしよう。

 

中間進化は温存を

ビブラーバのような中間進化は、最終進化に比べ、保存を怠りがちだ。

 

新たに手に入れるため、わざわざ進化させなければならない場合もある。

次以降のバージョンで困らないよう、ポケモンHOMEに保存しておこう。

図鑑に登録し終わったら、HOMEに返せばよい。

 

ちなみに、ポケジョブでは、ポケモンは進化しない。

バトルか、アメを与えるか、キャンプをしてレベルアップさせよう。

 

スカーレット・バイオレットの準備を

ポケモンHOMEの交換で、スカーレット・バイオレットの準備ができる可能性がある。

早い人では、すでに登場が確定したポケモンの用意を始めている。

うまくいけば、厳選で余ったポケモンが流れてくるかもしれない。

 

捕まえた国・地域によってすがたが変わるビビヨンは、特に人気がある。

ほしいすがたも指定でき、図鑑のコンプリートを狙う人にとってはありがたい。

 

それ以外にも、サン・ムーン以来、1度も登場していないポケモンがいる。

トリミングで、すがたを変えられるトリミアンもその1種だ。


彼らがスカーレット・バイオレットには登場するのではないかと、期待されている。

交換機能を使えば、そうしたポケモンを入手できる。


スカーレット・バイオレットだけで図鑑を埋めるのは、気の遠くなる作業だ。

ソード・シールドでも、400種類ほどのポケモンが出現した。

初心者こそHOMEに甘えるべきである。

 

厳選はいらない!?

ライト層にとって、厳選は不要になってきている。

 

珍しいポケモンの強い個体を手に入れるために、リセマラをする必要はない。

ゲーム内で必ずバトルするポケモン (いわゆる固定シンボル)

ゲーム内のイベントで入手するポケモン

マックスレイドバトルなどのやり込み要素で捕まえるポケモン

これらのポケモンは、いくつかの能力が高くなるよう設定されている。

 

それに加えて、特定のアイテムを使うことで、特性や能力を変えられる。

アイテムは、BPやバトル施設の報酬で獲得できる。

 

バトルタワーなどの施設で勝つことが前提だが、それは難しいことではない。

能力が高いポケモンはミラクルボックスやGTSで流れてくる。

とにかくタワーで勝ちたい場合は、それらのポケモンを育てればよい。

 

ポケモンHOMEを賢く利用して、スカーレット・バイオレットも楽しもう。

(アイテムによる能力の変更は限定的なもの。従来の厳選が無意味になったわけではない。)

*1:マーキングは最大6つの記号を塗りつぶして、ポケモンを区別できる機能。ポケモンの強さを表すパラメータ (HPなど) が6つなので、これを使って強さを表すことが多い。最近では、青とピンクの2色が使えるため、低いパラメータも表せる。

*2:交換で入手した強くないポケモンは、ポケジョブに利用してもよい。

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