ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

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モブキャラを目玉化するフォトカツ:スマホゲームのクラウドファンディング化

推しキャラを実装するために大切なこと

フォトカツ(「アイカツ!フォトonステージ」)に音城ノエルと芦田有莉が登場し、フォトカツ、ひいてはアプリゲームがいよいよクラウドファンディングの様相を呈し始めた。

 

 

 

フォトカツに新キャラ登場!

2017年夏、人気モブの商品化に定評のあるフォトカツがまたもややってしまった。筐体での稼働実績のないモブを実装したのだ。それに加えて、『アイカツスターズ!』からも販促キャラクターではないキャラのレアフォト(レアカード・小当たり)が登場し、ファンサービスどころではない状況になっている。

 

音城ノエル

音城ノエルといえば、『アイカツ!』に登場する主人公のライバル・音城セイラの妹で、主人公の弟・星宮らいちに対置されるモブキャラクターだ。主人公の星宮いちごに憧れており、彼女の姿に病床で励まされてきた。


そんな彼女が姉のいるドリームアカデミーに編入したことが、『アイカツ!』終盤にて判明した。残念ながらCGのライブパートなどはなく、専らファンサービスと思われた。

 

芦田有莉

芦田有莉は『アイカツスターズ!』のチュートリアルキャラクターだ。四ツ星学園の幹部生*1として生徒会の仕事に携わり、その傍らで後輩たちにドレスメイク(ドレス作り)の指導を行なっている。登場頻度の高さと、先輩キャラの如月ツバサとの関係性が話題を呼び、一部で人気を集めた。


彼女たちは、モブでありながら試験的にフォトを作成されている。キャラクターを実装するためにイラストを作成し、各種セリフやシステムボイスなどを声優に収録させているため、文字どおりただ事ではない。

 

クラウドファンディング」としてのスマホゲーム

これまでも、スマホゲームがキャラクターの実装や作品の展開において、テレビアニメよりもハードルが低いということは指摘してきた。だが、ここまで豪快な形でモブキャラを実装したのはフォトカツぐらいだろう。


おそらく、現在は今後の展開のための様子見の段階だ。これらのモブキャラに商品としての需要があるかはわからないが、売れれば新たな展開がある。ある種の「共同購入」「クラウドファンディング」だ。


これらのキャラクターを投入したおかげで有償スターの売り上げが上がったとか、イベントを頑張る人が増えたという結果があれば、これらのキャラクターの露出が増えていくだろう*2


「人気があるから声優をつけます」という話は聞いたことがあるが、人気があるかわからないのに声優のついたモブを売る、という例はあまり聞かない。公式にとってはなかなかのギャンブルであり、ユーザーにとってはなかなかのビッグチャンスといえよう。上記のキャラクターのファンは、次の展開を望むなら、相応の投資をする必要があるだろう。

 

早とちりは禁物

モブだから売れるのではない

今回の件については色々と誤解が生じそうなので、一つひとつ払拭していく。まず、モブキャラこそが売れるという誤解が生じないか心配だ。アイカツでいえば、音城ノエルや芦田有莉は出番も多く、認知度も高い。これが新城絵麻やアリス・キャロルなどのゲストキャラになったら、多分売れないだろう。


それから、モブキャラが売れるためには、可視化された支持層の存在も重要だ。いつも言っていることだが、アイマスの声なしキャラは普通にファンがいるので、売れる可能性は十分にある。そちらとは区別が必要だ。今回のようにお試し商品を出して様子見をするのは、あくまで、人気や知名度があるが商業的に需要があるかわからないというキャラに限るべきである。

 

いきなり主力商品にするべきではない

人気を見誤ってはいけない。モブキャラは意外な需要があるだけで、本当に爆発的な需要があるわけではない。まずは様子見することが重要なのであって、いきなりガシャの一等の景品にするのであれば、やりすぎだ。


ゲーム外の事柄で喩えるとすれば、商店街で人気のアイドルを全国デビューさせるようなもので、博打でしかない。ファンの側も、ただのモブをいきなり最高レア(大当たり)で出してもらえるとは思わないことだ。

 

ファンが喜ぶなら売れるわけではない

嬉しいという感情と需要は必ずしもイコールではない。購買行動に結びつかなければ意味がないのだ。例えば、田舎町にスタバができて嬉しいという人が一定数いても、その人たちがスタバに来店してお金を落とすとは限らない。ビジネスは慈善事業ではないので、買ってくれる人が所定の数いないと意味をなさない。


本当に音城ノエルや芦田有莉が欲しいのであれば、ガチャを回すなり、イベントを頑張るなり、後日開設されるファンクラブに入るなりして、行動で示さなければならない。欲しい気持ちだけでは、次の展開はないだろう。

 

推しキャラの未来を作るために

この子売れるんだということをわからせる

推しキャラの未来を作るためには、公式が撒いた餌に対して口をパクパクさせ続けなければならない。でも、欲しい餌が来なかった場合は、欲しい餌を撒いてもらう必要がある。


グッズのないキャラに関しては、公式への問い合わせや意見の多さが実装への鍵となる。桂ミキであれ、坂本ありさであれ、欲しいという声が少しもなければ、未来はない。

 

需要がありげな雰囲気を作る

キャラに人気があるという既成事実を作るためにも、SNSやイラスト投稿サイトを盛り上げることは大切だ。


今回実装された音城ノエルに関しても、ネットの人気がなければ、主要人物の妹でしかなかった。アニメ『アイカツスターズ!』においても、ネットで人気のあったモブ「ハルカ☆ルカ」が再登場している。公式側は、ネットの反応もある程度は気にしているのだと思う。


もちろん、キャラを実装してほしいというユーザーの直接的な声を増やすためにも、布教は必要だ。ネットを通じて、公式や他のネットユーザーにキャラの魅力をプレゼンし、人気を確固たるものにしていくことが大切である。

 

上には上がいることを認識する

フォトカツ8人気投票では、モブキャラの服部ユウが好戦した。しかし、上には上がいて、人気キャラには及ばなかった。この経験から言えるのは、ちょっとだけ応援したいという気持ちでは人気キャラに勝てないということだ。


モブキャラに10票入れる人が10人いても、人気キャラに1000票入れる人が1人いたら勝てない。広く薄くファン層を広げることも大事だが、誰か一人は大量に投票する熱烈なファンがいなければならない。身近にいる石油王にも推しキャラを布教しよう。


もちろん、意外な需要があることがわかっただけでも収穫なので、必ずしも上位を目指す必要はない。

 

まずはプレイから

せっかく推しキャラに投資したい気合いがあっても、ゲームが続かなければ意味がない。まずはゲームをプレイし、存続させよう。ちなみに、[R]芦田有莉は現在開催中のイベントのポイント報酬だ。おでかけに実装されるかわからないので、必ずゲットしよう。

 

*1:四ツ星学園は、宝塚歌劇団のように4つの組に分かれており、有莉は花の歌組の上位に位置している。各組トップはS4と呼ばれ、トップに指名された上位の生徒が組の幹部となる。

*2:フォトカツの場合は、ファンクラブという制度もある。ハート1000000個(無償コインに当たる)を消費することで、R以上のフォトを持っている好きなキャラクターのファンクラブに加入できるのだ。上記のキャラクターのファンクラブは今月末のアップデートで設置されるようだ。

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