ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

スポンサーリンク



【遊戯王デュエルリンクス】「暗黒界の導師 セルリ」「暗黒の瘴気」 意味不明カードの使い方

一見使えないカードだが超優秀

新BOX ”PRIMAL BURST”の中で最も使いづらいテーマのひとつが「暗黒界」だ。

 

「手札を捨てる」ことで効果を発動するこのテーマだが、ルールをわかっていない人はデッキ編集の時点でつまずく。


相手の効果で捨てないと効果を発動しないカードや、相手のフィールド上に特殊召喚されてしまうカードもあり、正直いって意味がわからない。


だが、これらのカードは意味不明ではない。れっきとした意味があるので、この記事で説明したい。

 

 

 

 

暗黒の瘴気

「暗黒の瘴気(しょうき)」は、自分の手札の悪魔族1枚を捨てて、相手の墓地のモンスター1体を除外する永続罠カードだ。


しかし、現在のデュエルリンクスの暗黒界に、除外を活かせるカードはない。

それなら意味がないじゃないかと思うかもしれないが、意味はある。

一見意味のわからないカードだが、暗黒界に対しては、手札を捨てるための手段として機能する。

 

相手のターンでも発動できるので、相手の墓地のカードに関する効果を妨害することも可能だ。

自分のために手札を捨てつつ、相手の効果発動も邪魔できる。実は、一挙両得のカードである。

 

「暗黒界の瘴気」を使って、 自発的に暗黒界モンスターを手札から捨てよう。

 

暗黒界の導師 セルリ

セルリも、手札から捨てると相手のフィールドに召喚されてしまう意味不明なカード。

一見デメリットに見えるが、これが暗黒界の効果発動に役立つ。

 

実は、暗黒界の中には、相手の効果で捨てられたときに隠された効果を発動するものがある。

「暗黒界の魔神 レイン」に至っては、相手の効果で捨てられたときにしか効果が発動しない。

 

このフレーズだけ見ると、あたかも相手が手札破壊をしない限りザコという風に思われてしまうだろう。


だが、セルリは相手フィールド上に特殊召喚され、自分の手札を捨ててくれる。

これは相手の効果に当たるので、さらなる効果の発動ができるのだ。

 

手順としては、

  1. 手札からセルリを捨てる。
  2. 相手フィールド上に特殊召喚する。
  3. 「相手の効果」で暗黒界や「災いの像」を捨てる。
  4. 強力な効果で決闘を有利に!

といった感じだ。

 

暗黒の瘴気や「暗黒界の狂王 ブロン」の効果を使って、セルリを捨てよう。

 

「暗黒界の導師 セルリ」は相手フィールド上に特殊召喚され、「相手の効果」扱いで自分の手札を捨てられるカードだ。

 

「捨てる」「墓地へ送る」コンマイ語に注意

暗黒界デッキは、遊戯王のルール「コンマイ語」を理解して作る必要がある。

正直、筆者も全ては理解していないが、「手札を捨てる」「手札を墓地へ送る」「手札を破壊する」はそれぞれ別のことらしいので、気をつけよう*1

 

手札を捨てたら墓地へ送られるが、手札を墓地へ送っても捨てたことにはならない。


ペットボトルを床に置くことと、ポイ捨てすることは違うだろう?

どちらもペットボトルを床に置く行為だが、罰金を受けるのはポイ捨てしたときだけだ。


同様に、「漆黒のトバリ」のような「墓地へ送る」カードでは、暗黒界の効果を発動できないので覚えておきたい。

 

「手札を墓地へ送る」効果では、手札を捨てたとき/場合に発動する効果を使えない。

 

作成例

手札を捨てるカード(×4)
  • 暗黒界の狂王 ブロン×2
  • 暗黒界の雷×1
  • 暗黒の瘴気×1


暗黒の瘴気は相手の墓地にモンスターカードがないと使えないため、ブロンや暗黒界の雷が鍵となる。

 

  1. ブロンで相手に戦闘ダメージを与える。
  2. 暗黒界の雷でセットされたカードを破壊する。
  3. 暗黒の瘴気で相手の墓地のモンスターを除外する。

以上の3つの方法を使い、なんとしてでも効果で手札(特にセルリ)を捨てよう。

 

相手の効果で捨てられると効果を発揮するカード(×7)
  • 暗黒界の狩人 ブラウ×2
  • 暗黒界の術師 スノウ×1
  • 暗黒界の闘神 ラチナ×1
  • 暗黒界の魔神 レイン×1
  • 災いの像×2


レインと災いの像以外は自分の効果で捨てても効果を発揮する。

ブラウとレイン、後述するスカーと暗黒よりの軍勢の効果で、暗黒界モンスターを手札に加え、できることを増やしていこう。


最後に挙げた災いの像は相手の効果で捨てると2000ダメージを与えられる超強力なカード。

こう着状態に一石を投じるカードなので、ぜひ入れたい。

 

効果で捨てられると効果を発揮するカード(×4)
  • 暗黒界の策士 グリン×1
  • 暗黒界の刺客 カーキ×1
  • 暗黒界の導師 セルリ×2


グリンとカーキは、相手の効果で捨てても効果を発揮するが、自分の効果で捨てても効果を発揮する。

相手のカードを破壊する効果を、魔法・罠ゾーンを使わずに発動できるので、地味に便利だ。

 

その他のカード(×5〜6)
  • 暗黒界の斥候 スカー×1
  • 暗黒よりの軍勢×2
  • 一角獣のホーン×1
  • 分断の壁×1
  • (不幸を告げる黒猫×1)


スカーと暗黒よりの軍勢は手札を増やすためのカード。手札にカードを加えることで、できること(「カード」)を増やす。

 

さて、今回のデッキでは、攻撃力をアップするフィールド魔法を入れていない。

だが、分断の壁や一角獣のホーンを使うことで、ブロンが相手に戦闘ダメージを与えやすくなっている。

あとは必要に応じて、スキル「闇の力」などを使おう。

 

(ちなみに、括弧付きで挙げた不幸を告げる黒猫は、罠カードをデッキの上に置くことができるので、必要な罠カードを手札に加えるのに役立つ。)

 

ルールを理解して使おう

暗黒界デッキは、「できないこと」が意外と多い。公式のデータベースも含め、いろいろなところで情報収集をしよう。


まずは、「暗黒界 (あなたの使いたいカード名)」で検索をかけるとよい。

 

もちろん、デュエルリンクスでは、ルール上不可能な動作は最初からできないようになっている。

やってから、「それはできませんよ」と言われることはないので、そこは安心してほしい。

スポンサーリンク