ラーに勝たずに決闘に勝つ方法
最近デュエルリンクスでよく見るデッキに、「心眼の祭殿」を使ったものがある。これを私なりに作ってみたので、この記事で紹介したい。
今回紹介するカードを使うことで、万が一ラーの翼神竜を出されても、ラーを倒さずに攻撃を通すことができる。
そのキーとなるのが、薄幸の乙女と心眼の祭殿の2枚だ。この2枚を使って、受けるダメージを抑えつつ、与えるダメージを増やすデッキを作りたい。
プランの概略
このプランでできること
- 相手の上級モンスターを倒さずに、コンスタントにダメージを与える。
- 下級モンスターを使いながらも、戦闘ダメージを避ける。
このプランでできないこと
- 上級モンスターを倒す。
- 高いスコアをとる。
主な登場人物
薄幸の乙女
薄幸の乙女は、攻撃表示であれば、戦闘で破壊されないという効果を持っている。
それに加え、薄幸の乙女と戦闘を行ったモンスターは、表示形式を変えられず、攻撃宣言ができなくなる。
これに、自分のモンスターの戦闘によるダメージを0にする永続罠カード「スピリットバリア」を組み合わせれば、相手が攻撃できない状態(ロック)を作ることが可能だ。
直接攻撃が可能なモンスター
このデッキの攻撃要員は、直接攻撃の効果を持ったモンスターだ。具体的な名前を挙げるとすれば、「因幡之白兎」と「スカイオニヒトクイエイ」である。
こうしたモンスターを使うことで、闇マリクのエースモンスターである「仮面魔獣デス・ガーディウス」の壁を超えて、ダメージを与える。
デス・ガーディウスは破壊時に相手のモンスターのコントロールを奪うことができるため、倒さないという選択肢は有効だ。
因幡之白兎
薄幸の乙女によるロックは、相手ターンにフィールドがガラ空きになってしまうカードと非常に相性がよい。
例えば、「因幡之白兎」は相手への攻撃が必ず直接攻撃になるスピリットモンスターだ。
このカードを召喚することで、毎ターン700ポイントの戦闘ダメージを相手に与えることができる。
ただ、スピリットモンスターなので、エンドフェイズに手札に戻らなければならない。そんなときに、薄幸の乙女がいるとうれしい。
もちろん、スピリットなりのメリットもあるので、ぜひ入れたいカードだ。
スカイオニヒトクイエイ
このカードは、直接攻撃をしたターンのバトルフェイズ終了後、次の自分のスタンバイフェイズまで除外される効果を持っている。
これにより、弱小モンスターなのに相手の攻撃を受けない。
しかも、モンスターゾーンが空いていれば、召喚権を使わずにフィールド上に戻すことができる。
因幡之白兎に比べて攻撃力が低いが、後述する方法でその壁を乗り越えられる。
心眼の祭殿
直接攻撃の効果を持つのは弱小モンスターが多い。そのため、次の2つの乗り越えるべき壁がある。
- 受ける戦闘ダメージ
- 与える戦闘ダメージ
受けるダメージを抑える
受ける戦闘ダメージを抑えるカードのひとつが、上記で紹介した「スピリットバリア」だ。
これにより、自分フィールド上にモンスターがいる限り、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
それに合わせて使いたいのがフィールド魔法「心眼の祭殿」である。
このカードは、戦闘ダメージが発生したときにその数値を必ず1000にする。
薄幸の乙女が召喚できていない場合、このデッキでは、相手の攻撃をもろに食らってしまう。
だが、「心眼の祭殿」があれば、攻撃力3300の「仮面魔獣デス・ガーディウス」に直接攻撃されても、ダメージは1000になる。
つまり、相手モンスターが3体いても、合計3000しかダメージを受けないようになっている。
一方で、攻撃力1500の「仮面呪術師カースド・ギュラ」が攻撃力1200の「宝玉獣 アメジスト・キャット」を攻撃しても、ダメージは1000になってしまうので、注意が必要だ。
与えるダメージを増やす
どんなに攻撃力の低い下級モンスターであっても、攻撃力が0でない限り、相手に1000ダメージを与えることができる。
因幡の白兎やスカイオニヒトクイエイの直接攻撃は1000ダメージになる。
これを積み重ねることで、4000ダメージを与え、闇マリクに勝利する。
応用編
閃光の双剣ートライスのデメリット封じ
直接攻撃可能なモンスターに「閃光(せんこう)の双剣ートライス」を装備することで、2回攻撃(合計2000ダメージ)ができる。
トライスは攻撃力が500ポイント下がるデメリットがあるが、どっちみちダメージが1000になるので、このプランでは問題ない。
逆に言えば、これは攻撃力500以下のモンスターには使えない。
装備カードなので、フィールドを離れる前提のモンスターへの使用も避けたい。
この攻撃で勝利が決まるという局面で使うのがオススメだ。
守備力が高い下級モンスター
闇マリクの下級モンスターに守備力2000の守備表示モンスターを攻撃させれば、ダメージ計算に関係なく必ず1000ダメージになる。
デッキに弱小モンスターが多いので、純粋に壁として役に立つはずだ。
攻撃力分回復でもダメージは1000
罠カード「ドレインシールド」「ホーリージャベリン」は、相手の攻撃モンスターの攻撃力分のダメージを回復できる。
だが、「心眼の祭殿」がある限り、回復量は大体1000を上回る。
相手の戦闘ダメージよりも多く回復することができるので、ぜひ入れたい。
因幡之白兎で拷問車輪を回避
闇マリクは罠カード「拷問車輪」を使ってくるので、モンスターをリリースしないこのデッキにはきつい。
拷問車輪を受けたモンスターは攻撃と表示形式の変更ができず、プレイヤーは相手のターンごとに効果ダメージを食らってしまう。
でも、「因幡之白兎」はエンドフェイズに手札に戻るため、攻撃不能・表示形式変更不可の効果を一部回避することができる。
CPUはよく考えず、初めに拷問車輪を使ってくるので、攻撃の順番をよく考えよう。
ドロップ報酬で直接攻撃を回避
今回のイベントのドロップ報酬である「閃光弾」は相手の直接攻撃の後、相手のターンを強制終了させる。
これでダメージを最小限に抑えられるはずだ。
デッキビルドは自分で
ここまで大まかなプランを提示し、それに基づいていくつか提案をさせてもらった。
これを参考にデッキを作ってみてはいかがだろうか?