デッキから融合 ストラクチャーデッキでレッドアイズが強化
「凱旋の真紅眼」はレッドアイズのストラクチャーデッキである。
新カードが大量に収録されており、期間限定で「真紅眼の黒竜(プレミアム加工)」の別絵柄もプレゼントしている。
デッキから融合できる「真紅眼融合」のほか、UR「真紅眼の黒刃竜(再録)」も入ったお得なデッキだ。
「真紅眼融合」によって、できることが増えているので取り上げたい。
- デッキから融合 ストラクチャーデッキでレッドアイズが強化
「真紅眼融合」の注意点
真紅眼融合はデッキ・手札・フィールドから素材を墓地へ送り、レッドアイズモンスターを素材に指定した融合モンスターを融合召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは「真紅眼の黒竜」として扱う。
魔法カード「レッドアイズ・インサイト」で簡単に手札に加えられるので、利便性が期待されている。
「F・G・D」など「ドラゴン族」指定は未対応
その反面、真紅眼融合は「F・G・D」などの「ドラゴン族」指定のモンスターには対応していない*1。
融合素材に「レッドアイズモンスター」または「真紅眼の黒竜」などのカード名が明記されているものしか使えない。
「バスター・ブレイダー」融合モンスターなどを出したい場合は、別に融合カードが必要だ。
このターン、一切の召喚ができない
真紅眼を発動するターン、他の召喚・特殊召喚ができない。
1回でもモンスターを召喚・特殊召喚したら、後から真紅眼融合を発動できない*2。
破壊などされれば、次のターンまで何もできない。
通常召喚扱いでのモンスターのセットは行えるので、いざという時はセットを。
「真紅眼融合」は、「レッドアイズモンスター」や「真紅眼の黒竜」以外の名前が書かれた融合モンスターには対応していない。
「真紅眼融合」を使ったターン、召喚・特殊召喚ができず、既にしたターンには「真紅眼融合」を使えない。
このカードを使うとしたら、やはり「真紅眼の黒刃竜」だろう。
戦士族モンスターを墓地へ落とし、装備したり特殊召喚したりする。
真紅眼の黒刃竜が強化:1枚確定・蘇生手段が増えた
真紅眼の黒刃竜の効果を確認しておこう。
このカードは自分のレッドアイズモンスターの攻撃時、自分の墓地の戦士族モンスター1枚を装備できる。
これは真紅眼の黒竜などの攻撃でも可能だ。
さらに、装備カードを墓地へ送ることで、このカードを対象とするカードの効果を無効にし、破壊する。
そして、このカードが破壊された場合、装備していた戦士族モンスターを蘇生できる。
「真紅眼の黒刃竜」「真紅眼の飛竜」1枚確定!
真紅眼の黒刃竜はミニボックス産のURだった。
今回、ストラクチャーデッキを購入すると、1枚確定でついてくる。
1枚確定なのは、このカードだけではない。
メインボックスのURであった「真紅眼の飛竜」も1枚ついてくる。
このカードは、自分のエンドフェイズに墓地から除外して、墓地のレッドアイズモンスターを蘇生できる。
真紅眼融合を使ったターンには特殊召喚ができない点にだけ気をつけたい。
真紅眼の遡刻竜:手札から発動 レッドアイズを蘇生
最後に、真紅眼の遡刻竜も紹介したい。
このカードは、レッドアイズモンスターが相手モンスターの攻撃か効果で破壊された場合、手札から守備表示で特殊召喚できる。
しかも、破壊されたモンスターを破壊されたときと同じ表示形式で蘇生する。
このカードの登場で、「レッドアイズ・スピリッツ」が必要なくなった。
モンスター除去の保険としては、遡刻竜のほうが破壊しづらくてよい。
パック産の「真紅眼の黒刃竜」「真紅眼の飛竜」が1枚確定で付いてくる。
「真紅眼の遡刻竜」は、破壊されたレッドアイズモンスターをフィールドに戻しつつ、自身を特殊召喚する。
E・HERO ネオス:素材共有で特殊召喚のチャンス増
どのカードと組み合わせるのがよいだろうか?
第一に、「E・HERO ネオス」は、黒刃竜と一部の融合素材が共有でき、相性がよい。
真紅眼の飛竜はレベル4であり、「E・HERO ブレイヴ・ネオス」の融合素材扱いで墓地へ送れる。
ただ、レッドアイズ・インサイトでも墓地へ送れるので、最良の方法とはいえない。
とはいえ、最上級モンスターを1枚で出せるカードが2種類入る。
真紅眼の黒刃竜が破壊されたら、装備していたネオスを3体まで出せるという利点もある。
(ブレイヴ・ネオスは正規の召喚方法ではないため、装備できても特殊召喚できない。)
「E・HERO ネオス」とレッドアイズはお互いを融合素材にできる。
戦士族デュアル:真紅眼の鎧旋とシナジー
レッドアイズのデュアルモンスター
レッドアイズのデュアルモンスターが2体いる。
「真紅眼の凶星竜—メテオ・ドラゴン」と「真紅眼の凶雷皇—エビル・デーモン」だ。
真紅眼の凶星竜は、自身以外の自分の場のレッドアイズモンスターに戦闘・効果での破壊耐性を与える。
真紅眼の凶雷皇は1ターンに1度、このカードの攻撃力より守備力が低い相手モンスターをすべて破壊できる。
装備魔法などで、より守備力の高い相手にも対応が可能だ。
真紅眼の黒竜も通常モンスターであるため、通常モンスターやデュアル関連のカードをデッキに入れるのもオススメできる。
さまざまな戦士族デュアルモンスター
「フェニックス・ギア・フリード」は、相手が魔法カードを発動した場合、墓地のデュアルモンスターを蘇生できる。
場の装備カード1枚を墓地へ送ると、フィールド上のモンスターを対象とする魔法・罠のカードの発動を無効にできる。
つまり、相手が相手のモンスターを対象に発動したカードも無効にできる。
「エヴォルテクター シュバリエ」は装備カード1枚を墓地へ送り、相手のカード1枚を破壊する。
「未来サムライ」は、自分の墓地のモンスター1体を除外して、フィールドの表側表示モンスター1体を破壊できる。
真紅眼の鎧旋:ノーコストで通常モンスターを蘇生
永続罠カード「真紅眼の鎧旋(リターン・オブ・レッドアイズ)」はレッドアイズモンスターが自分フィールドにいる場合、通常モンスターをノーコストで墓地から特殊召喚できる。
1ターンに1度の効果だが、相手ターンでも使える。
このカードなら、レッドアイズ・デュアルモンスターの召喚のハードルの高さをカバーできる。
フェニックス・ギア・フリードも相手ターンに通常モンスターとして蘇生でき、次の自分のターンで再度召喚に持ち込める。
「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」軸もアリ
「青眼の白龍」も通常モンスターだが、レッドアイズ中心デッキだと墓地へ落とす手段がない。
一方で、真紅眼融合が「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」に対応している。
融合素材である「デーモンの召喚」の蘇生は可能だ。
真紅眼の凶雷皇—エビル・デーモンもレベル6のデーモンである。
レッドアイズとデーモンの組み合わせはアリといえよう。
レッドアイズと戦士族には、強力なデュアルモンスターがいる。
永続罠カード「真紅眼の鎧旋」なら、通常モンスターが墓地からノーコストで特殊召喚できる。
「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」の融合素材として、「デーモンの召喚」を墓地へ送れる。
D-HERO:上級モンスターを墓地へ落とす
D-HEROは墓地で効果を発動するカードが多い。
「V・HERO ヴァイオン」がリミット1の今、真紅眼融合は、HEROモンスターをデッキから墓地へ落とせる数少ない手段だ。
ブレイヴ・ネオスと違い、ディアボリックガイ・ダッシュガイも落とせる。
D-HEROの一部のカードは墓地から除外されるので、黒刃竜の装備カードにはできない。
だが、除外しないカードは黒刃竜が破壊された後、各種素材やリリースとして活躍できる。
「V・HERO トリニティー」の融合素材や「D-HERO ドグマガイ」のリリースなど。
もちろん、神のカード「オベリスクの巨神兵」もアドバンス召喚できる。
その一方で、「M・HERO 闇鬼」は特殊召喚の制限に引っかかる。
エクストラデッキも圧迫するため、併用はおすすめしない。
「真紅眼融合」は、上級モンスターを含むD-HEROを墓地へ落とす手段として使える。
除外されてしまうカードもあるが、3体装備すれば強力なモンスターの召喚につなげられる。
レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン:条件無視・ノーコストの特殊召喚
これらのカードとは別に紹介したいのが、「レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン」だ。
このカードはトゥーンモンスターでありながら、特殊召喚モンスターではない。
普通のアドバンス召喚、またはドラゴン族を特殊召喚する効果などで出せる。
しかも、手札のトゥーンモンスターを召喚条件を無視して、ノーコストで特殊召喚できる。
例えば、「トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール」は召喚したターンの直接攻撃が可能だ。
彼女が第1候補である。
リリースは召喚条件にあたる
この効果でレッドアイズ・トゥーン・ドラゴンは出せないが、上級のトゥーンモンスターはノーコストで出せる。
特殊召喚モンスターの召喚時のリリースは、召喚条件として扱われるので、無視できるのだ。
ただし、この効果で出したモンスターは正規の召喚ではないため、蘇生はできない*3。
「レッドアイズ・トゥーン・ドラゴン」は通常召喚できる。
手札のトゥーンモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する効果が強力だ。
トゥーン上級モンスターを特殊召喚する際のリリースは、召喚条件扱いである。