ゲームの無理な話

ゲームに関する話題をまとめていきます。ゲームのシステムについての話や、ストーリーがあるものについてはその中身も扱う予定です。

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【ドラクエ3】なぜ初心者には難しいのか?

キャラメイクしなくても遊べるが 初見に厳しい要素も

「ドラゴンクエスト3 そして伝説へ」はRPGの金字塔として扱われることも多い。

 

勇者と称される戦士「オルテガ」の子である主人公は、魔王「バラモス」を倒すため、冒険に出発する。

各地でカギや船などの冒険に必要な道具を集めながら、魔王の城を目指す。

 

ドラクエ1-2と比べると、攻撃や補助の呪文が増え、遊びやすくなった。

転職システム・性格というキャラメイク要素がありつつも、それを意識しなくても遊べる仕様になっている。


とはいえ、初心者にとって不安な要素もある。

この記事で初心者のメリット・デメリットをまとめる。

 

 

 

ドラクエ3をスマホで遊ぶ方法

スマホ版ドラゴンクエスト3は、ドラゴンクエストポータルアプリ内で遊べる。

ゲーム内課金で、有償ダウンロードして遊ぶ。

(同じアプリ内でドラゴンクエスト1と2も有償ダウンロードできる。)

 

ドラゴンクエスト ポータルアプリ

ドラゴンクエスト ポータルアプリ

  • SQUARE ENIX
  • ゲーム
  • 無料

 

ドラゴンクエストポータルアプリ - Apps on Google Play

 

画面サイズと操作方法は、スマートフォン用に最適化されている。

スーパーファミコン版リメイクが元になっており、ナナメ移動・視点の回転はない。

スワイプ(指で画面を引っ張る動作)で操作でき、タップで項目を選択する。

 

一部機能の削除と追加があり、必ずしもスーパーファミコン版の移植ではない点に注意したい。

 

初心者向け要素

丁寧な案内 行き先がわかりやすい

ドラクエ3では、ほとんどの街・ダンジョンに対して、案内セリフがある。

街の住人が「東には◯◯があるそうです」と教えてくれる。

スマホ版ではスクリーンショットを活用して記録するとよい。

 

カギが手に入った後は、重要なアイテムだけでなく情報も入手できる。

その際は、これまで訪れた街を回ることをおすすめする。

もしカギのかかった家があったら、住民にも注目しよう。

 

万が一行き先がわからなくなったら、マップを見よう。

グレーの部分がまだ行っていない場所なので、そこを目指せばよい。

 

初期キャラがルイーダの店に カスタマイズ不要で遊べる

凝ったキャラメイクは必要ない。

あらかじめルイーダの店に3人の仲間が登録されている。

これを使って冒険すればよい。

 

登録されているのは戦士・魔法使い・僧侶の3人で、攻撃・補助・回復が一通り行える。

勇者はHP回復の呪文は覚えるが、毒やマヒの治療ができないので気をつけよう。

 

ちなみに、今作には転職システムがあるが、初心者は手をつけなくてもよい。

レベルをしっかり上げ、装備を整えれば、ボスには勝てる。

健闘を祈る。

 

オート戦闘も可能 さくせんを使ってみよう

スマホ版などでは、主人公以外の戦闘を自動化できる。

じゅもんなどの仕様や使い方がわからなくても、戦える。

さくせんを設定すると、MP(じゅもんを唱えるためのポイント)が足りている限り、作戦通りに行動する。

 

主人公以外は、仲間になった時点で「バッチリがんばれ」が設定されている。

このさくせんでは攻撃もするが、必要に応じて回復したり、戦闘を補助するじゅもんをかけたりする。


「ガンガンいこうぜ」「ガンガンいくわよ」では、通常攻撃や呪文攻撃を優先する。

「いのちだいじに」ではより緩い条件で、回復や仲間を補助するじゅもんをかけまくる。

 

なお、序盤のボス戦はオート戦闘でも乗り切れる。

一方で、終盤になると、自分でコマンドを入力したほうが勝ちやすくなる。

補助呪文をかけ終わったら「ぼうぎょ」に回ったほうが生存率が上がる場合も。

 

タダで使える呪文 便利な道具

このゲームには、戦闘中に効果を使える便利な装備(杖や魔法剣など)がある。

こうした道具を使うと、攻撃から補助まで、多彩な呪文をタダで使える。

 

そうしたアイテムは基本的に、装備できるキャラしか使用できない。(今作特有の仕様)

例えば、魔法使いがふぶきのつるぎを使っても、ヒャダルコ(1グループに氷攻撃)の効果を発動できない。


一方で、該当キャラなら装備しなくても効果を使えるので、常に持たせておくとよい。

「じゅもんつかうな」「じゅもんはやめて」のさくせんにすれば、勝手に使ってくれる。

 

装備以外にも、じゅもんと同じ効果になるアイテム(例:ホイミと同じ効果のやくそう)はある。

それは1回で壊れてしまうので、気をつけたい。

 

初心者が挫折するポイント

いつの間にか強くなる敵 ザコ相手に全滅

今作では、ザコモンスターのパワーアップが極端だ。

そのせいで、いつの間にかザコに対処できなくなっている。

 

1〜2つ目の街あたりはスライム(HP 10以下)のような弱い敵が多く、なんとなくでも行けてしまう。

だが、3〜4つ目の街くらいで、HP 50程度のケタ違いに強いモンスターが出てくる。

最序盤の装備のままだと一撃で20以上のダメージを喰らい、全滅は必至である。

 

ほかのモンスターはHP 25〜30程度のものが多いので、ちょっとしたボスのようなつもりで置いたのだろう*1

次の街付近では、これが2体以上同時に出現したりするのだが……

 

最初のボスが遠い レベルが低いまま全滅も

しっかりレベル上げをして、装備をそろえないとボスに勝てない。

だが、それをわからせるための成功体験が乏しい。

 

というのも、最序盤の3つ目の街までに、最初のボスが登場しない。

強い武器や防具を拾えるというポジティブな経験も少ない。

十分にレベルを上げないまま、最初のボスに挑んで、全滅する人も多いようだ。

(しっかりレベル上げをすると、お金も貯まって、強い武器や防具が買える。)

 

最初のダンジョンにボスを配置すれば、初見での難易度も下がっただろうか?

 

MPが足りない ダンジョンで全滅

初心者が陥りがちなのが、MP不足だ。

ボスがいるダンジョンもあり、ボス戦と、その後の脱出のためにMPを残す必要がある。

 

ドラクエ3では脱出呪文・リレミトを使うのに、8 MPを消費する。

移動呪文・ルーラで街に戻るためには、さらに1 MPが必要となる。

ダンジョンでは、リレミトを覚えたキャラのMPが10を割ったら、ただちに脱出してほしい。


また、キャラが戦闘不能になった場合も脱出しよう。

攻略しなおしにはなるが、道を覚えていれば、スムーズに進む。

 

MPを節約したいときは、道具として使える杖のほか、攻撃時に能力を発揮する武器もある*2

それらを手に入れたら、ぜひ有効活用したい。

回復は、やくそうを大量に常備して使おう*3

 

なお、塔のダンジョンでは、端から飛び降りての脱出も可能だ。

わざと全滅して街に帰る「デスルーラ」と呼ばれる小技も存在する。

だが、所持金が半分になる上、お金を払って仲間を生き返らせる必要がある。

 

アイテムに関する情報が足りない

ドラクエ3では、アイテムの説明文が省略されている。

 

今作には、装備品の効果を一覧できる画面がない。

お店で買うとき、戦闘中に使うと効果があると説明されるが、その内容まではわからない。


呪文やブレス(炎・吹雪)などに耐性をもたせる装備もある*4

だが、そうした事実や効果量はやはり書かれていない。

 

既存プレイヤーはそうした効果のある装備品を知っている。

初心者はひとつひとつ使ってみて学習するしかない。

 

呪いのアイテムに注意

一部の装備アイテムには呪いがかかっている。

攻撃力・防御力の上昇値が高く見えるが、強力なデメリットがついてくる。

(攻撃時、自分にダメージが跳ね返ってくるなど。)

 

装備すると、教会で呪いを解くか、「シャナク」の呪文を使わないと外せない。

外すと、アイテムは消滅する。

 

仲間の商人に装備品を見せれば、呪いの有無を鑑定してくれる。

(ルイーダの店に待機させ、必要なときだけ呼び出すことも可能。)


呪いのアイテムにはネガティブな名前が多い。

そうしたアイテムを拾ったら、装備する前に確認を。

 

というか、初心者は呪いの装備を使わないと思う。

売り払って別の装備を買う資金にしよう。

 

中断の書 ボスの前でセーブを

ドラクエ1−3では、通常のセーブは王様か、一部の大臣に話しかけて行う。

だが、スマホ版ドラクエ3では、戦闘中・イベント中以外のすべての場所でセーブできる。

なんならボスの目の前でもセーブが可能だ。

 

フィールド上の「さくせん」メニューから「ちゅうだん」を選択。

指示にしたがって、セーブしよう。

このセーブは1枠しかないので、万が一ほかの冒険を同時進行している場合は気をつけたい。

 

ちなみに、不運にもアプリが落ちてしまった場合。

次に開いたときのみ、オートセーブから再開できる。

これは前の戦闘の直後など、キリのよいところからの再開になるので、なるべく避けたい。

 

そして、通常のセーブについて。


序盤・中盤はダンジョンを攻略したら、最初の街・アリアハンに戻ろう。

無料で回復できる上、ゴールド銀行*5やメダルおじさん*6がいる。

街の西・ルイーダの店にはシスターがおり、王様と同様に通常セーブができる。

 

何回でも遊べるゲーム!

ドラクエ3は、カスタム要素の自由度が高く、何回でも繰り返して遊べる。

 

「次は転職システムを使ってみようかな」
「性格を変えてみようかな」
「あそこで全滅しちゃったなー」
「勇者一人旅をしたいな」

など、思うところはいろいろあると思う。

ぜひもう一度最初からやり直して、気の済むまで遊んでほしい。

 

ちなみに、スマホで遊べるシリーズの中では、ドラクエ6も転職システムを採用している。

こちらはラスボスの攻略が難しめだが、ドラクエ3にはなかった「とくぎ」が充実している。

気になる方は、そちらもぜひ。

*1:データ容量の少ないファミコン時代の名残で、HPは低いが攻撃力や守備力が高いモンスターもいる。強い呪文や特技を使ったりするので、注意が必要だ。HPが低くて強いモンスターも、レベル不足に気付きづらい要因といえよう。

*2:MPを回復する手段もある。アイテム「いのりのゆびわ」を使うとランダムでMPを回復できる。何回でも使えるが、壊れる場合もあるリスキーなアイテムだ。敵のMPを吸収するマホトラという呪文も存在する。いずれも序盤には使えない。

*3:ダンジョンに挑む前に、街の周りでレベル上げを行おう。その際は、MPをたくさん使ってよい。MPが切れたら、その街の宿屋に泊まるか、無料で泊まれるアリアハンに移動するとよい。

*4:守備力はこうげきと表示されるもの(通常攻撃)のダメージ計算に使われる。攻撃者の攻撃力と攻撃対象の守備力が関係する。それに対して、呪文やブレスは与えるダメージの基準値が決まっている。一部の装備はそのダメージを弱める。

*5:1000G単位でお金を預かってくれる。全滅した場合の負担を抑えられる。

*6:ちいさなメダルというアイテムを集めると、強い装備品をくれる。

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