デッキに戻して融合! 「鎧黒竜—サイバー・ダーク・ドラゴン」登場
「鎧黒竜—サイバー・ダーク・ドラゴン」と関連カードが手に入るようになった。
これらのカードはイベント「サイバーダーク・インパクト! 強襲ヘルカイザー!」のみで入手できる。
反対に、このイベント(2018年7月開催)では「キメラテック・オーバー・ドラゴン」や「プロト・サイバー・ドラゴン」を入手できないので気をつけよう。
ヘルカイザー亮には強力なスキルもあるので、ぜひ使用権をゲットしたい。
サイバー流とは両立困難
亮の使うカードなので、サイバー流(「サイバー・ドラゴン」)デッキと両立できるのではないかと期待している人もいると思う。
残念ながら、サイバー流との両立は難しい。
というのも、サイバー・ドラゴンは
- サイバー・ドラゴン扱いのカードをフィールド・墓地にそろえることで、モンスターを融合召喚する。
- 「サイバネティック・フュージョン・サポート」が使える。
- 「キメラテック・オーバー・ドラゴン」は素材とした機械族モンスターの数で攻撃力・守備力が決まる。
- 機械族でそろえたほうがよい。
一方で、サイバー・ダーク・ドラゴンは
- 「サイバーダーク・インパクト」を使い、手札・フィールド・墓地から素材となるモンスターをデッキに戻して融合召喚する。
- サイバネティック・フュージョン・サポートを必要としない。
- 墓地のドラゴン族モンスターを装備して、攻撃力をアップする。
- 墓地のモンスターの数よりも、装備したモンスターの攻撃力のほうが重要。
勝手が違うので、サイバー・ドラゴンとの両立が難しい*1。
サイバー流と裏サイバー流は必要なカードが変わるので、両立は難しい。
裏サイバー流:墓地のドラゴンを装備
裏サイバー流は、墓地にドラゴン族モンスターを落とさないと始まらない。
下級モンスターが効果で装備できるのは、レベル3以下のドラゴン族モンスターのみである。
現状でレベル3の最強といえば、「ハウンド・ドラゴン」だ。
それ以外に相性がよいのは、「ドル・ドラ」—破壊されたエンドフェイズに蘇生できる効果は魔法&罠ゾーンでも有効である。
攻撃力1200以上のモンスターを装備するだけで攻撃力2000越えする。
レベル4モンスターとしては破格の性能といえよう。
一方で、サイバー・ダーク・ドラゴンにはレベルの制限がないので、「青眼の白龍」のような上級モンスターも入れるのがよさそうだ。
サイバー・ダークモンスターはドラゴン族を装備して、攻撃力をアップする効果を持っている。
下級モンスターはレベル3以下という制限があるが、「鎧黒竜—サイバー・ダーク・ドラゴン」には制限がない。
装備カードは戦闘で代わりに破壊
共通するデメリットは、モンスターが戦闘で破壊される場合に、装備カードを代わりに破壊すること。
サイバー・ダーク機械族モンスターがカードを装備できるのは、召喚に成功した場合のみなので、破壊されればサンドバッグになる*2。
公式では、そうなったカードをコストとして墓地へ送ることを推奨しているが、丸裸にならないよう守ることも大事である。
装備カードを代わりに破壊する効果は、装備モンスターの効果破壊では発動しない。
ちなみに、破壊された装備カードは墓地へ送られるので、次に出すサイバー・ダークモンスターはそれを再利用できる。
もちろん、墓地へ落ちたサイバー・ダーク下級モンスターを使えば、墓地から融合召喚できる。
サイバー・ダークモンスターに装備したモンスターは、装備モンスターが戦闘で破壊される場合に代わりに破壊される。
装備カードは墓地へ送られるので、再利用できる。
作成例(×25+エクストラ3)
規制不可避の強スキル「サイバー流奥義」
亮のレベルアップで手に入る「サイバー流奥義」は、壊れスキルだと評判だ。
ライフポイントが3000より低い場合、デュエル中に1回、(4000-残りLP) / 1000 体の「プロト・サイバー・ドラゴン」を場に出せる*3。
残りLPが1000なら、3体出せる。
サイバー流デッキなら「サイバー・エンド・ドラゴン」を融合召喚できるのだが、アドバンス召喚のリリースにも使える。
「オシリスの天空竜」も出せるし、サイバー・ダーク・ドラゴン用に入れた最上級ドラゴン族モンスターもアドバンス召喚できる。
以上は古い情報なので訂正。スキルの修正で、融合召喚以外には使えなくなった(2019年1月現在)。
ただし、全部攻撃表示、かつ通常・特殊召喚扱いではないので注意しよう。
スキルを使用したターンに守備表示にでき、通常召喚は別に行える。
サイバー・ダークモンスター(×6+エクストラ3)
- 鎧黒竜—サイバー・ダーク・ドラゴン(エクストラ×3)
- サイバー・ダーク・エッジ×2
- サイバー・ダーク・キール×2
- サイバー・ダーク・ホーン×2
エッジは攻撃力を半分にして直接攻撃でき、ホーンは貫通効果を持っている。
キールはモンスターを戦闘で破壊するたびに相手に300ポイントの追加ダメージを与える。
レベル3以下のドラゴン族モンスター(×4)
- ドル・ドラ×2
- ハウンド・ドラゴン×2
レベル4以上のドラゴン族モンスター(×4)
- 創世の竜騎士×2
- 青氷の白夜龍×2
青氷の白夜龍は新たに発動する魔法・罠カードの対象にならない。その発動を無効にし、破壊する。
万能地雷グレイモヤなどの対象を選択しない効果は受けるので、誤解のないように。
更なる効果として、攻撃対象の移し替えがある。フィールドの魔法・罠カードを墓地へ送ることで、他の表側表示モンスターの代わりにこのカードを相手に攻撃させることができる。
魔法・罠カード(×11)
- コズミック・サイクロン×1
- サイバーダーク・インパクト×2
- 貪欲な瓶×1
- 針虫の巣窟×3
- パルス・ボム×2
- 鳳凰神の羽根×2
サイバーダーク・インパクトは、規定の3枚のモンスターしか融合素材にできないので、注意したい*4。
今回は墓地肥やしに針虫の巣窟を使う。相手のデッキの枚数に関係なく、自分のデッキの上から5枚を墓地へ送れる。隣の芝刈りよりはパワーに欠けるが、使いやすいカードだ。
墓地へ落ちたサイバーダーク・インパクトは、鳳凰神の羽根でデッキの一番上へ戻す。このとき、手札のカードを1枚捨てられるので、状況に応じてモンスターを落とそう。
針虫の巣窟は空牙団の豪傑 ダイナの効果発動にチェーンして発動しないこと。墓地のカードを除外する効果を持っているため、せっかくのカードが除外される。
サイバー流奥義のためにライフポイントを調整したい場合は、コズミック・サイクロンなどを使うとよい。
サイバー流も強い
今回はサイバー流裏デッキを紹介したが、普通のサイバー流も強い。
コズミック・サイクロン3枚積みなどでライフポイントを1000にして、「サイバー・エンド・ドラゴン」の融合召喚につなげる猛者もいるようだ。
除外されている機械族・光属性モンスターを特殊召喚できる「サイバー・ネットワーク」も強力なので、気をつけたい。
*1:抜け道として、サイバー・ダーク下級モンスターを召喚しない前提のデッキは作れる。
*2:逆に言えば、「V・HERO(ヴィジョンヒーロー) トリニティ」はものすごく刺さる。イベントのヘルカイザーは「パワー・ウォール」を使ってダメージを0にするが、3回攻撃できるので意味がない。
*3:2018年7月現在
*4:Yu-Gi-Oh! TRADING CARD GAME - CARD DATABASE
沼地の魔神王のように、融合素材の代わりになるモンスターは使えない。