オート操作には理解できない! コアキメイルの使い方
現在最も使われている人気テーマの1つが「コアキメイル」だ。
このテーマの多くのカードが、魔法カード「コアキメイルの鋼核」に関する効果を持っている。
一部のモンスターを除いて、維持コストが設定されているのも特徴である。
コアキメイルの鋼核を手札から墓地へ送るか、指定された手札のカードを相手に見せないと、自分のエンドフェイズに破壊される。
オート操作にとって難しい、コアキメイルの動きを解説したい。
共通の動き:鋼核を加える・見せる・手放す
- コアキメイルの鋼核を手札に加える。
- コアキメイルの鋼核を相手に見せることで発動する効果を使う。
- コアキメイルの鋼核を除外し、「コアキメイル・マキシマム」を特殊召喚する。
- 維持コストを払う(または踏み倒す)。
コアキメイルの金剛核:コアキメイルカードを手札に
1つ目の動き「コアキメイルの鋼核を手札に加える」の鍵となるのが、魔法カード「コアキメイルの金剛核」だ。
このカードは、コアキメイルカードをデッキから手札に加える。
鋼核が手札にある場合は、コアキメイル・マキシマムなども考えられる*1。
同様の効果を持つカードに「コアキメイル・ロック」がある。
戦闘破壊されたとき、レベル4以下のコアキメイルか鋼核を加えられる。
でも、金剛核のほうが能動的で範囲が広いし、2つ目の効果が強い。
2つ目の効果については後ほど。
鋼核を見せて効果を発動するカード
「コアキメイルの鋼核を相手に見せることで発動する効果」は割と多い。
- ドローソースの「コア濃度圧縮」
- セットされた魔法・罠カードを破壊する「レクリス・パワー」
- レベル4以下のコアキメイルモンスターをデッキから特殊召喚する「コアキメイル・ウルナイト」
など。
これらの効果は、手札に鋼核がないタイミングでは使用できない*2。
先に使っておく必要がある。
鋼核を犠牲にするカード
ここからは、手札から鋼核がなくなる場合もある。
コアキメイルの鋼核を除外したり、墓地へ送ったりして、効果を発動する。
- コアキメイル・マキシマムは、手札の鋼核を除外することで、特殊召喚できる。
- 「コアキメイル・シーパンサー」は、鋼核を墓地へ送って、墓地の魔法カード1枚をデッキの上に戻す。
鋼核が手札に2枚でもない限り、これらの効果はメインフェイズの最後に使うことになる。
維持コストを踏み倒す
基本的に、維持コストを払わなければ、コアキメイルモンスターは破壊される。
しかし、払わなくてもすむ方法が大きく分けて2つある。
ひとつは、「コアキメイル・テストベッド」の身代わり効果を使うこと。
もうひとつは、墓地の金剛核の2つ目の効果で、「『コアキメイル』と名のついたモンスターは破壊されない」を適用すること*3。
テストベッドより金剛核のほうが強いし、コアキメイル全体に適用できる。
注意すべきは、コストを払える場合だ。
この場合、コストを払うか尋ねる画面が出てくる。
金剛核を除外したターンは、払わないを選択しても、破壊されない。
なので、「維持コストを払わない」を選択のこと。
ちなみに、除外した鋼核や金剛核は「バージェストマ・レアンコイリア」で墓地へ戻せる。
再び金剛核を除外することで、次のターンも同じ効果が得られる。
その他の便利な効果
コアキメイル・アイスは。鋼核を使わない効果を持っている。
手札を1枚墓地へ送ることで、フィールド上の特殊召喚されたモンスターを破壊する。
回数の制限がなく、「ユベル」「サイレント・マジシャン」などに有効な効果だ。
それから、永続罠カード「コア・ブラスト」が誤解を招きやすい。
このカードは、自分のスタンバイフェイズ、自分フィールドのコアキメイルモンスターと同数になるように、相手のフィールドのカードを破壊する。
セットされたこのカードはいつでも発動できる。
だが、効果が使えるのは自分のスタンバイフェイズだけである。
自分フィールドで数えるのは、コアキメイルモンスターだけ。
でも、相手フィールドで破壊するのは、全ての種類のカードだ。
つまり、コアキメイルモンスターが1体しかいなければ、相手フィールド上のカードを1枚以外全部破壊できる*4。
獣戦士族軸:マキシマムとアイスの展開をサポート
コアキメイルにはさまざまな属性・種族のモンスターがいる。
その中には、同じ属性・種族で、同じ維持コストを要求するものがある。
それらのカードを一緒に入れておくと、コストが払いやすい。
例えば、地属性・獣戦士族の2枚は、どちらも獣戦士族を維持コストにしている。
上でも紹介したコアキメイル・ウルナイト。
手札の鋼核を見せて、デッキからコアキメイル・アイスを特殊召喚できる。
それ以外に、「コアキメイル・クルセイダー」がいる。
このカードは、相手のモンスターを戦闘破壊したとき、墓地のコアキメイルカード1枚を手札に加えられる。
この2枚があれば、アイスとマキシマムは展開しやすくなるはずだ。
作成例(×23)
モンスターカード(×11)
- コアキメイル・アイス×3
- コアキメイル・ウルナイト×2
- コアキメイル・クルセイダー×2
- コアキメイル・シーパンサー×2
- コアキメイル・マキシマム×2
魔法・罠カード(×12)
- コアキメイルの鋼核×3
- コアキメイルの金剛核×2
- コア濃度圧縮×2
- コア・ブラスト×1
- バージェストマ・レアンコイリア×1
- 炸裂装甲×1
- レクリス・パワー×2
下級モンスター 高めの攻撃力のヒミツ
コアキメイル下級モンスターの攻撃力が高いことが気になっている人も多いのではないだろうか?
遊戯王ではゲームバランス上、攻撃力の高いレベル4モンスターにデメリットを設けていることが多い。
攻撃すると守備表示になるというのが典型例である。
コアキメイルモンスター(の多く)にも、維持コストがある。
なるほど、攻撃力が2000になるわけだ。
不当に攻撃力が高いわけではないので、誤解のないように。
*1:オート操作は鋼核がなくても、コアキメイルモンスターを手札に加えてしまう。
*2:オート操作は鋼核を手放す効果から先に使ってしまうので、これらの効果が発動できない。
*3:オート操作は勝ちを確信すると、この行程をすっ飛ばす。
*4:コア・ブラスト | カードに関連するQ&A | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース