オススメの特殊召喚モンスター&ブラマジを手札に加える方法
ブラック・マジシャン周りが強化された。
「ガーディアンズ・オブ・ロック」で登場したUR「マジシャンズ・ナビゲート」は、強力な特殊召喚カードだ。
2体出しの脅威&魔法・罠カードを無効に
マジシャンズ・ナビゲートの1つ目の効果は、手札からブラック・マジシャンを特殊召喚し、デッキから星7以下・闇・魔法使い族モンスターを特殊召喚する。
ノーコストで最上級モンスターを2体出せる、驚異的なカードだ。
このカードはブラック・マジシャンの名が書かれているため、「マジシャンズ・ロッド」の効果で手札に加えられる。
そういう意味では、「古のルール」よりも使いやすく、効果も強い。
2つ目の効果は、このカードを墓地から除外して、相手フィールドの表側表示のカード1枚の効果を無効にする。
この効果は墓地へ送られたターンには使えず、効果はターン終了時まで続く。
通常魔法・罠カードは発動後、すぐに墓地へ送られるので、実質「無効にして破壊」と同じだ。
一方で、永続カード・フィールド魔法・装備魔法などはターン終了後に復活する。
通常モンスターのブラマジを強力にサポートしており、心強いカードといえよう。
2枚目以降のマジシャンズ・ナビゲートに注意
マジシャンズ・ナビゲートのおそろしさは、2枚目以降にある。
1回目を無効にしても、あるいは「狡猾な落とし穴」「波紋のバリア—ウェーブ・フォース—」で除去しても、もう1度使える。
そのときは、墓地にある1枚目のマジシャンズ・ナビゲートで、妨害カードを無効にされる可能性が高い。
フィールド・墓地にブラマジが2体以上いることから、「黒魔導強化」の2-3体以上の効果が適用される。
手札誘発などで手を打とう。
黒魔導強化:ミラーマッチはお互いのフィールド・墓地を参照
黒魔導強化は、フィールド・墓地にブラック・マジシャンかブラック・マジシャン・ガールがいれば使える。
- その数が1体以上であれば、闇属性・魔法使い族モンスター1体の攻撃力を1000アップする。
- 2体以上なら、相手は自分の魔法・罠カードにチェーンできない。相手は自分の魔法・罠カードを破壊できない。
- 3体以上なら、自分の闇属性・魔法使い族モンスターは相手の効果を受けない。
フィールドにブラック・マジシャンがいなくても、発動できる。
それから、「2体以上いれば、攻撃力2000アップ」とかではないので、ご注意を。
両者がブラック・マジシャンを使うミラーマッチでは、お互いのフィールド・墓地にあるブラック・マジシャンの数で効果を適用する。
相手に自分のカードを利用されないよう、用心したい。
「マジシャンズ・ナビゲート」は、ノーコストで手札の「ブラック・マジシャン」とデッキのレベル7以下・闇属性・魔法使い族モンスターを特殊召喚する。
墓地へ送られた次のターン以降、相手の表側表示の魔法・罠カードを無効にできる。
「黒魔道強化」は、フィールド・墓地の「ブラック・マジシャン」の枚数で効果が適用されるので、相性がよい。
お互いのフィールド・墓地のブラック・マジシャンおよび「ブラック・マジシャン・ガール」を数えるので、ミラーマッチでは要注意。
デッキから特殊召喚するモンスター
ブラック・マジシャン(ブラック・マジシャン・ガール)
デッキから召喚するモンスターの候補を挙げていく。
2体目のブラック・マジシャンかブラック・マジシャン・ガールを出せば、黒魔導強化の効果を高められる。
ブラマジガールは、「魔道化リジョン」をリリースしてアドバンス召喚できるので、入れておいて損はない。
ブラマジを素材とするモンスターの召喚にもつなげられる。
「混沌の黒魔術師」を出せば、もう片方のブラマジで発動した魔法カードを回収できる。
マジシャン・オブ・ブラック・イリュージョン
モンスターゾーンではブラック・マジシャン扱いのため、黒魔導強化の効果を高められる。
マジシャンズ・ナビゲートを相手ターンに使用した場合、手札からも特殊召喚できる。
墓地のブラマジを蘇生できるのもありがたい。
神聖魔導王 エンディミオン
手札から魔法カード1枚を捨てて、フィールドのカード1枚を破壊する効果を持つ。
ブラック・マジシャン用の魔法カードを流用できるのが強みだ。
攻撃力もブラマジより高い。
魔力カウンターを6つ取り除いて特殊召喚する効果もあるが、通常召喚やその他の特殊召喚も可能である。
その場合、墓地の魔法カードを回収する効果が使えない点だけご留意願いたい。
ブラック・マジシャンを手札に
ブラック・マジシャンを手札に持ってこないと、マジシャンズ・ナビゲートは使えない。
ブラック・マジシャン単体を特殊召喚する手はいくらでもあるが、その場合、マジシャンズ・ナビゲートの恩恵を得られない。
ブラック・マジシャンを手札に加える方法を考える。
「青竜の召喚士」「魔道化リジョン」「イリュージョン・マジック」はメジャーなので、ここでは触れない。
青竜の召喚士とリジョンをリリースする・フィールドから墓地へ送る手段は多様化している。
自爆特攻でも効果を発動できるので、工夫しよう。
融合軸なら、「融合準備」でブラック・マジシャンを手札に加える手もある。
その他、代表的な手段を列挙する。
矮星竜 プラネター:エンドフェイズに発動
通常召喚に成功したターンのエンドフェイズ、光・闇属性のどちらかを持つレベル7モンスター1体をデッキから手札に加えられる。
ブラック・マジシャンもそのうちの1体だ。
闇属性・レベル7の「コスモブレイン」も手札に加えられる*1。
とはいえ、このカード自身は光属性・ドラゴン族・レベル4。
ブラマジデッキではもろもろのサポートが受けられない。
影王デュークシェード:召喚後に墓地回収
召喚・特殊召喚に成功した場合、墓地のレベル5以上・闇属性のモンスターを手札に戻せる。
ただし、もともとの攻撃力が500と低いので、気をつけたい。
闇属性モンスターをリリースして自身を特殊召喚できる効果もある。
が、レベル4なので、一考を要する。
魔導教士システィ:魔導書とブラマジを手札に
魔導書デッキなら、このカードが使える。
「魔導書」魔法カードを発動したターンのエンドフェイズ、このカードをフィールドから除外する。
デッキから、光・闇属性のレベル5以上の魔法使い族モンスター1体と「魔導書」魔法カード1枚を手札に加えられる。
闇の量産工場:墓地のブラマジ2枚を手札に
墓地の通常モンスター2体を手札に加える。
ノーコストかつ召喚権を使わない。
でも、通常モンスターが2体落ちている必要があり、活躍の場が限られる。
基本的には魔道化リジョンが負う役割である。
しかし、もし1枚も持っていないなら闇の量産工場を入れてもよいと思う。
ブラマジ対策:六武衆の抜け穴に注意
ちなみに、六武衆の手札に戻す効果は、あまり意味がない。
以下、蛇足。
たしかに、ブラマジ以外の2体目のモンスターはデッキからしか特殊召喚できない。
だが、手札にブラマジがいれば、2枚目以降のマジシャンズ・ナビゲートはいつでも発動できる。
魔道化リジョンを出して、アドバンス召喚するというやり方もある。
バウンスするなら、「真六武衆—エニシ」で、ブラック・マジシャンではない方のモンスターを選ぼう。
「真六武衆—シエン」がいても、魔法カードを捨てて発動するエンディミオンのモンスター効果は使える。
シエンが魔法・罠カードを1枚までしか無効にできず、墓地で発動するマジシャンズ・ナビゲートの2つ目の効果の発動は無効にできないことも覚えておきたい。
(スキル「粉砕」なら、余裕でエンディミオンを戦闘破壊できる。)
*1:コスモブレインは特殊召喚モンスターであり、マジシャンズ・ナビゲートでは出せない。