デメリット効果をうまく活かして戦うデッキ
メインBOX「ダーク・ディメンション」で、シンクロテーマのカラクリが強化された。
このテーマは表示形式に関するデメリット効果を持っており、クセが強いが、うまく回せば強い。
【遊戯王デュエルリンクス】シンクロ召喚・チューナーって何? 出し方は?
攻撃可能なら攻撃 バトルフェイズは絶対
カラクリモンスターには、攻撃可能なら攻撃しなければならない共通の効果がある。
攻撃表示であれば、基本的に攻撃しなければならない。
この効果を持ったカラクリモンスターが攻撃するまで、自分はバトルフェイズを終了できない。
フェイズを移行する右下のアイコンがグレーアウトする。
表示形式変更に関する効果
カラクリモンスターおよびサポートカードには、表示形式の変更に関する効果が多い。
表示形式の変更をトリガーとして、効果を発動するカードもある。
効果だけでなく、メインフェイズ時に自分で変えた場合も適用される。
攻撃対象になると表示形式変更
カラクリのメインモンスターの共通効果に、攻撃対象になると表示形式を変更するというものがある。
表示形式を変更するカードと、守備表示になるカードがある。
自身の表示形式を変更するカードは表側守備表示のとき、攻撃表示になってしまう。
強力な相手モンスターからの攻撃に注意したい。
一方で、「カラクリ兵 弐参六」は攻撃を受けるとき、守備表示になる。
しかも、戦闘で破壊されたとき、デッキから下級モンスターを特殊召喚できる。
大量展開の起点になりうるカードだ。
デメリットをうまく活かしてカードの効果を発動し、勝利を狙おう。
カラクリの効果:
攻撃可能であれば、攻撃しないとバトルフェイズが終了できない。
攻撃を受けるときに表示形式が変わるモンスターがいる。
表示形式に関連する効果が多い。
表示形式を活かす魔法・罠カード
借カラクリ蔵:守備表示&手札に加える
自分フィールド上のカラクリモンスター1体を守備表示にして、カラクリ下級モンスターをデッキから手札に加える。
モンスターを守備表示にすれば、攻撃しなければならないデメリットを打ち消せる。
レベル3「カラクリ小町 弍弍四」はチューナーモンスターで、カラクリモンスターの召喚権を1つ増やせる。
借カラクリ蔵でレベル4モンスターを手札に加えれば、レベル7「カラクリ将軍 無零」をシンクロ召喚できる。
カラクリ屋敷:表示形式変更でカード破壊
表側表示のカラクリモンスターの表示形式が変わったとき、フィールドのカード1枚を破壊できる罠カード。
攻撃対象になったときに表示形式が変わるので、そのとき攻撃モンスターを破壊できる。
カラクリ解体新書:表示形式変更でドロー
カラクリモンスターの表示形式が変更されるたびに、カラクリカウンターを1つ置く。
カラクリカウンターの置かれたこのカードを墓地へ送り、カウンターの数(2つまで)だけカードをドローする。
3枚まで同時に発動できるため、理論上は2体の表示形式変更で最大6ドローできる。
シンクロモンスター・無零と無零怒のコンボ
カラクリはシンクロのテーマだ。
執筆時点で、2枚のシンクロモンスターが実装されている。
レベル7「カラクリ将軍 無零」は1ターンに1度、フィールド上のモンスターの表示形式を変更する。
相手モンスター・裏側守備表示モンスターにも対応している。
レベル8「カラクリ大将軍 無零怒」には、自分のカラクリモンスターの表示形式が変わったとき、1枚ドローする効果がある。
無零・無零怒は、シンクロ召喚成功時にデッキからカラクリモンスターを特殊召喚する効果がある。
無零怒のシンクロ召喚後、デッキから弍弍四を特殊召喚すれば、無零をシンクロ召喚しやすい。
さらに、デッキから攻撃力2200の七七四九を守備表示で特殊召喚して、無零で表示形式を変える。
1ドローと同時に、解体新書にカラクリカウンターを乗せられる。
カラクリ守衛 参壱参 自爆特攻で攻撃力800アップ
無零・無零怒の弱点は、攻撃力の低さにある。
攻撃力・守備力ともに3000以上のモンスターには歯が立たない。
そんなときに使いたいのが、チューナーモンスター「カラクリ守衛 参壱参」だ。
このカードの戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた場合、ほかのカラクリモンスターの攻撃力・守備力を800アップする。
参壱参で相手のモンスターを攻撃して、ダメージを受ければ、相手の攻撃力を超えられる。
攻撃力600なのでリスクが大きいが、相手の攻撃を受けるときは表示形式が変更される。
死者への供物:ドローフェイズをスキップのデメリット
参壱参以外にも、強いモンスターに立ち向かう手段がある。
「死者への供物」はフィールド上の表側表示モンスターを破壊する速攻魔法カード。
このカードには、次の自分のドローフェイズをスキップするデメリット効果がある。
しかし、カラクリには強力なドローソースがあり、デメリットの影響は少ない。
決着がつくターン(ファイナルターン)に使えば、デメリットを受けることはない。
汎用カード:カラクリ忍者 参参九
カラクリといえば、「カラクリ忍者 参参九」が汎用カードとして知られている。
リバース時に表側表示モンスターを墓地へ送る。
墓地へ送られたモンスターは、破壊をトリガーとした効果を使えない。
破壊ではないからだ。
除去手段として、重宝されている。
カラクリデッキと当たった場合は、むやみにセットモンスターを攻撃してはいけない。
一方で、自分のターンにリバースした場合は、相手モンスターを無視して直接攻撃できる点にも気をつけたい。
カラクリに関する効果を持っているわけでもないので、どのデッキでも採用できる。
まったく関係ないデッキに入れても、活躍が期待できるカードだ。