新パックで強くなったおすすめのテーマを紹介
第9弾ミニBOX「レゾナンス・オブ・コントラスト(RESONANCE OF CONTRAST)」で登場した「武神」と名のつくモンスター。
第12弾メインBOX「クルセイダー・バトルグラウンド(CRUSADERS’ BATTLEGROUNDS)」で追加カードが登場している。
そこで、今回は武神でデッキを組んでみたい。
墓地から除外して効果を発動するカードを使って組んでみる。
【遊戯王デュエルリンクス】「真紅眼の黒刃竜」にあう戦士族は? - ゲームの無理な話
武神と武神器
おさらいだが、武神は「武神器」と名のつくモンスターの効果を使って戦うテーマだ。
武神器は直接攻撃や貫通効果を与える、相手の表示形式を変更する、相手のカードを破壊するなど、多彩な効果を持っている。
その効果は「武神」と名のつく獣戦士族モンスターのみに通用するもの、「武神」と名のつくモンスター全般に通用するものに分かれる。
フィールドに獣戦士族の武神がいないと発動できない効果もあるので、獣戦士族の武神がデッキのキーになる。
この記事では、便宜上、獣戦士族の武神を武神、武神器と名のつくモンスターを武神器と呼ぶ。
武神は武神器の力を借りて戦う。
常にフィールド上に武神がいる状態が望ましい。
武神は特殊召喚で3枚並べよう
武神モンスターは特殊召喚に対応したものが多い。
同名モンスターが存在できないという共通のルール文があり、効果を重複して使用できないのも大きな特徴である。
それぞれの特殊召喚の条件は満たしやすいので、ぜひ名前の異なる3枚を並べたい。
その武神の中心となるカードが武神—ヤマトだ。
このカードは自分のターンのエンドフェイズに武神モンスターをデッキから手札に加え、手札を1枚捨てることができる。
無論、墓地で効果を発動する武神器をそのまま墓地へ送ることも可能だ。
武神デッキを回すための重要な1枚と言えよう。
現在使える武神モンスターは以下の通り。
- 武神—アラスダ:武神・武神器が除外された場合に特殊召喚。ドロー&手札破棄。
- 武神—ヒルメ:墓地の武神・武神器除外で特殊召喚。破壊時にお互いに手札破棄。
- 武神—ミカヅチ:武神が戦闘破壊されたとき特殊召喚。武神と名のつく魔法・罠を手札に。
- 武神—ヤマト:武神・武神器を手札に加え、手札破棄。
墓地で効果を発動する武神器
武神器のうち、墓地のそのカードを除外することで効果を発動するものを紹介したい。
例のごとく、1ターンに1回までしか効果を発動できない制限がある。
「武神器—ツムガリ」は魔法カード「フォース」と似た効果を持っている。
戦闘を行う武神モンスターの攻撃力を相手モンスターの攻撃力分アップする。代わりに、戦闘ダメージを半分にする。
レベル4の武神にとってはうれしい効果である。
相手フィールドの表側表示のカード1枚を破壊できる「武神器—ムラクモ」をはじめとして、相手のカードを封じるためのカードも盛りだくさんだ。
いずれのカードも攻撃力・守備力はそれなりにあるので、場に出してもよいし、武神の効果で手札から捨ててもよい。
武神器は便利な防御札でもある。
墓地で効果を発動する武神器は次の6体。
- 武神器—イクタ:相手攻撃表示モンスターを守備表示、守備力0に。
- 武神器—サグサ:破壊耐性。
- 武神器—ツムガリ:武神の攻撃力を相手の攻撃力分アップ。戦闘ダメージを半分。
- 武神器—ハチ:魔法・罠カード破壊。
- 武神器—ヘツカ:魔法・罠・モンスター効果の発動を無効。
- 武神器—ムラクモ:相手フィールド上の表側表示カードを破壊。
手札から墓地へ送って発動する効果
今回はあまり使わない効果だが、1枚だけ使うので紹介する。
「武神器—イオツミ」はフィールド上の武神が戦闘破壊され、墓地へ送られたとき、デッキから武神モンスター1体を特殊召喚する。
合計2枚消費するという意味ではコストが重いが、貴重なSRのヤマトや、攻撃力1900の「武神—ミカヅチ」を呼べるのは心強い。
武神がいなければ多くの武神器の効果が発動しないので、必要不可欠なカードだ。
武神器は墓地へ送られたとき/場合に効果を発揮するわけではないので、勘違いのないように。
効果を発動するか尋ねるメッセージが表示されたとき、あるいは自分のメインフェイズに手札から効果発動のアイコンをタップして発動しよう。
武神器—イオツミを使って、場に武神を補充しよう。
手札で効果を発動する武神器は以下の3体。
- 武神器—イオツミ:デッキから武神を特殊召喚。
- 武神器—オハバリ:貫通ダメージ。
- 武神器—オロチ:直接攻撃。
「魔導雑貨商人」で「武神集結」
今回フィーチャーしたいカードのひとつが「武神集結」だ。
このカードは、墓地の武神を全てデッキに戻し、手札を全部捨て、名前の異なる獣戦士族の武神3体をデッキから手札に加える。
この効果を最大限に活かすには、「魔導雑貨商人」の協力が必要不可欠。
- 魔導雑貨商人で墓地を肥やしながら、武神集結を発掘。
- それまでに武神や武神器が墓地へ落ちるので、武神だけを武神集結で回収する。
- 「武神—ヒルメ」「武神—アラスダ」を含む3体を手札に加える。
これで、武神3体をフィールド上に並べることが可能だ*1。
しかも、墓地へ落ちた武神器の効果は使いたい放題になる。
魔導雑貨商人と武神集結で、いろいろな武神器が使えるムテキ状態が作れる。
このとき注意したいのが、武神集結の発動条件。
武神集結は自分フィールド上に何もないときしか発動できない。
したがって、速攻魔法・罠カードを伏せていてはいけない。
除外されている武神器を再利用する
速攻魔法「大欲な壺」は除外されている自分と相手のモンスター合計3体をデッキに戻して、ワンドローする。
他にも似た効果のカードがあるものの、 難点がある。
- 罠カード「剣現する武神」を使えば、除外されている武神を墓地に戻せるが、1体のみ。
- 「バージェストマ・レアンコイリア」も除外されているカード1枚のみ。
- 通常魔法「奇跡の発掘」は5体以上除外されている場合に、3体を墓地へ戻せる。
5体除外する必要があることを考えれば、大欲な壺が最善の策と思える。
ただし、必ず3体なので、2体以下しかいない場合は発動できないことに気をつけたい。
除外されている武神器を再利用するには、大欲な壺が最適。
作成例(×25)
武神モンスター(×7)
1枚ドローして1枚捨てるアラスダの効果は、ヤマトの効果を発動すると自動的に発動可能になる。
ヒルメの特殊召喚は、なるべく墓地のイオツミ(除外して発動する効果がない)を使って行いたい。
武神器モンスター(×11)
- 武神器—イクタ×2
- 武神器—イオツミ×2
- 武神器—サグサ×2
- 武神器—ツムガリ×2
- 武神器—ハチ×1
- 武神器—ヘツカ×1
- 武神器—ムラクモ×1
イクタとツムガリはたくさんあるに越したことはない。個人的にはイクタは自分のターンの攻撃の補助に、ツムガリは相手の攻撃を迎え撃つのに使いたい。
ヘツカはカウンター罠と似た効果を持っているが、カウンター罠の発動は無効にできない。なぜなら、同じ応酬の中で最も後に発動できるカードがカウンター罠。それを無効にできるのはカウンター罠だけだとルールで決められている*2。
その他(×7)
- 大欲な壺×2
- 武神集結×2
- 魔導雑貨商人×3
今回は魔導雑貨商人の威力を高めるため、魔法・罠カードは4枚しか入れない。万一、4枚の魔法カードが全部手札に来てしまった場合は、御愁傷様。
デッキアウトになりたくなければ、遺言の仮面を入れよう。
武神の弱点:破壊したモンスターの効果を無効
武神モンスター最大の弱点は、破壊したモンスターの効果を無効にする効果だ。
これを使われると、墓地で発動する武神器の効果が使いづらくなる。
通常の無効化する効果は、墓地で発動する効果を無効化できない。
しかし、破壊したモンスターの効果を無効にする場合は、墓地で発動する効果が無効になる。
こうなるとジリ貧になってしまうので、注意が必要だ。