「脳開発研究所」で自爆しない方法
皆さんはサイキック族デッキを使っているだろうか?
最近では、「ガスタ」を使っている人もいると思う、
墓地のカードをデッキに戻すことで相手のカードを手札に戻したり、破壊したりできる。
サイキック族特有のデメリット効果
「脳開発研究所」のデメリット
その他のカードはライフポイント(LP)を払わないと効果が使えないものが多い。
このコストを踏み倒すカードに「脳開発研究所」がある。
サイキック族をもう1体通常召喚できる効果と、ライフコストを踏み倒す効果を持ったフィールド魔法だ。
このカードのデメリットは、脳開発研究所自体がフィールドを離れたときのダメージである。
効果を使うごとにサイコカウンターが1個置かれ、フィールドを離れるとサイコカウンター1個につき1000LPの大ダメージを受ける。
「最古式念導」のデメリット
もうひとつ、デメリットが大きすぎるカードとして「最古式念導」を紹介したい。
相手フィールド上のカード1枚を破壊する代わりに1000ポイントのダメージを受ける。
このカードは効果ダメージなので、コストを踏み倒せる脳開発研究所の効果は受けられない。
デメリットの大きすぎるこれらのカードをどう使おう?
正解はLPダメージをLP回復に変えるだ。
「脳開発研究所」はライフポイントを払う効果を踏み倒すが、フィールドを離れると踏み倒した分だけダメージを受ける。
ダメージを与える・受けるとLPを払うは違う。
ダメージを回復に! 「マテリアルドラゴン」
「マテリアルドラゴン」はLPにダメージを与える効果を回復に変えてしまうカードである。
「ダメージを与える」「ダメージを受ける」と書いてあるものが対象で、「LPを失う」「LPを払う」効果は対象外だ。
この効果は相手にも適用される。
デュエルがどう変わる?
この効果があることで、あらゆるダメージを受ける系デメリットをメリットに変えられる。
みんな大嫌い! 「呪魂の仮面」「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」もダメージなので、回復に変わる。
「グラナドラ」が破壊されたとき、自分は2000ポイントのダメージを受けるが、マテリアルドラゴンがいれば、2000ポイント回復する効果になる。
「女神の加護」を発動して破壊すれば、合計6000ポイントのライフを回復できる。
一方で、「雷仙人」はLPを失う効果なので、メリットに変わらない。
「至高の木の実」が強い!
ここで相手を出し抜けるテクニックを紹介したい。
「至高の木の実」は相手よりLPが少ないときに2000ポイント回復するカード。
相手よりLPが多いと、自分は1000ポイントのダメージを受ける。
しかし、マテリアルドラゴンがいれば、相手よりLPが多い場合でも、1000ポイント回復できる。
脳開発研究所が引けていなくても、サイキック族の効果が余裕で使える程度のLPを確保可能だ。
ぜひ覚えておこう。
2つ目の効果に注意
マテリアルドラゴンの2つ目の効果は、効果によるカードの破壊を無効にできるというもの。
自分が発動した最古式念導の効果も無効にできてしまう。
「マテリアルドラゴンの効果を発動しますか?」という画面が出るが、これは2つ目の効果のことなので、「はい」と答えてはいけない。
最古式念導が無効になる。
そもそも、1つ目の効果は必ず適用される効果なので、使うかどうか尋ねることはない。
「マテリアルドラゴン」はダメージを受ける効果を回復に変える。
効果による破壊を無効にする効果もあるが、発動の際にダイアログが出る。
作成例(×20)
上級モンスター(×3)
マスター・ジーグは、自分フィールド上のサイキック族の数だけ、相手フィールド上のモンスターを破壊する。このデッキだと、2体まで破壊できることになる。
1000LP払って発動する効果なので、脳開発研究所は必須だ。
下級モンスター(×10)
- ウォールクリエイター×2
- 強化人類サイコ×1
- 静寂のサイコウィッチ×3
- テレキアタッカー×2
- パワー・インジェクター×2
サイキック族モンスターはフィールド上にいてこその効果が多いものの、総じて攻撃力が低い。
そこで、他のモンスターが破壊される場合に代わりに破壊されてくれるテレキアタッカーを入れたい。
ウォールクリエイターは、このカードがフィールド上にある限り、相手モンスター1体を攻撃不能・リリース不能にする。
維持コストで自分のエンドフェイズに500LP払う必要があるが、脳開発研究所で踏み倒せる。
手に負えない上級モンスターが召喚されたら、ウォールクリエイターとテレキアタッカーで足止めし、最古式念導で破壊しよう。
強化人間サイコは1ターンに2回まで、自分の墓地のサイキック族を除外して、自身の攻撃力を500ポイントアップする。
パワー・インジェクターは600LPを払うことでエンドフェイズまで、フィールド上のすべてのサイキック族の攻撃力を500ポイントアップする。
魔法・罠カード(×7)
- 最古式念導×3
- 至高の木の実×2
- ドレインシールド または レインボー・ライフ×1
- 脳開発研究所×1
レインボー・ライフは発動したターン、自分が受けるダメージを回復に変える罠カード。相手によるダメージという指定がないため、デメリットによる効果ダメージにも通用する。
手札を1枚捨てられるので、強化人類サイコの攻撃力アップにも役立つ。
その他にもあるサイキック族のデメリットカード
今回は使わなかったが、サイキック族モンスターでダメージのデメリットがあるものがいる。
アーマード・サイキッカー
レベル6だが、場にサイキック族がいる場合、リリースなしで召喚できる。
しかし、このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、そのモンスターのもともとの攻撃力の半分のダメージを受ける*1。
この後、墓地からダメージの数値以下の攻撃力を持つモンスターを特殊召喚できる。
ダメージを回復に変えてしまうと、ダメージを受けないので追加の効果を発動できない。
そこまで攻撃力も高くないことから、採用には至らなかった。
ストーム・サモナー
自身以外のサイキック族モンスターが戦闘で破壊した相手モンスターをデッキの一番上に置くことができるバウンス効果を持っている。
カードの効果で破壊された場合、このカードの攻撃力分のダメージを受ける。
自力で破壊すれば強力な効果は失われるし、永続効果のあるマテリアルドラゴンの前では相手の破壊も望めないので、あまり意味がない。
どちらかといえば、レインボー・ライフと相性がよいデメリットだ。
デメリットでダメージを受けるカード全部がマテリアル・ドラゴンと相性がよいというわけではないので、よく吟味とテストをしてから使おう。