効果を無効&対象を失う 装備カード破壊の条件には注意
裏サイバー流。
以前の記事がよく読まれているようなので、付け足しとして、現在の状況を書く。
以前の記事では「サイバネティック・フュージョン・サポート」が不要と言ったが、今はあったほうがよい。
「鎧獄龍—サイバー・ダークネス・ドラゴン」は、「サイバーダーク・インパクト!」が使えない。
一方で、ドラゴン族モンスターを墓地へ落とす手段はいらない。
「サイバー・ダーク・カノン」「サイバー・ダーク・クロー」は自身の効果で墓地へ落とせる。
上級モンスターは「F・G・D(ファイブ・ゴッド・ドラゴン)」を使う。
「サイバー・ダーク・クロー」の装備時効果で墓地へ落とせる。
ドラゴン族のユニオンモンスター「比翼レンリン」が強力である。
サイバー・ダーク・カノンの装備時の効果で墓地へ落とせる。
以下に詳しくまとめる。
【遊戯王デュエルリンクス】ヘルカイザー亮ゲットイベント 裏サイバー流は何が違う?
「鎧獄龍—サイバー・ダークネス・ドラゴン」
「鎧黒龍—サイバー・ダーク・ドラゴン」の上位互換といえるカード。
素材は「サイバー・ダーク」効果モンスター5体(どれでも)なので、鎧黒龍〜よりも条件がゆるい。
召喚時に墓地のドラゴン族・または機械族モンスターを装備できる。新たに機械族が加わっている。
フィールド上の装備カードを墓地へ送ることで、相手の魔法・罠・モンスターの効果を無効にできる。
ただし、鎧黒龍にあった、墓地のモンスターの数だけ攻撃力がアップする効果がなくなっている。
盤面によっては、鎧黒龍のほうが強いかもしれない。
自身の装備カードを墓地へ送らないように!
それから、3の効果には注意したい。
1の効果で装備したカードを墓地へ送ると、攻撃力は元に戻る。
特殊召喚時にしか装備できないので、鎧獄龍〜は攻撃力2000(もともとの攻撃力)のまま残ってしまう。
せっかくの融合モンスターを守るためにも、別のモンスターの装備カードを送るなどの工夫が求められる。
「鎧獄龍—サイバー・ダークネス・ドラゴン」は「鎧黒龍—サイバー・ダーク・ドラゴン」に比べて強力である。
一方で、墓地のモンスターの数だけ攻撃力がアップする効果が消えている。
カードの効果を無効にする効果もあるが、装備カードを墓地へ送る必要があり、丸裸になる。
「サイバー・ダーク」ドラゴン族モンスター:手札から墓地へ
「サイバー・ダーク」と名のつくドラゴン族モンスターは、1回目のキャラゲットイベントでは手に入らなかった。
2回目から追加されており、ゲートでもドロップする。
これらのカードのおかげで、サイバー流裏デッキにデッキを掘るギミックは必要なくなった。
サイバー・ダーク・カノンは、
- 手札から捨てることで、「サイバー・ダーク」機械族モンスターをデッキから手札に加える。
- 装備モンスターが戦闘を行うたびに、デッキからモンスターを墓地へ落とせる。
- 装備された状態のこのカードが墓地へ送られたら、1枚ドローできる。
F・G・ Dを墓地へ落とせる!
サイバー・ダーク・クローは、
- 手札から捨てることで、「サイバーダーク」魔法・罠カードをデッキから手札に加える。(現状は「サイバーダーク・インパクト!のみ」)
- 装備モンスターが戦闘を行うたびに、EXデッキからモンスターを墓地へ落とせる。
- 装備された状態のこのカードが墓地へ送られたら、墓地のサイバー・ダークモンスターを手札に戻せる。
クローの2つ目の効果で墓地に落とした融合・シンクロモンスターは装備できる。
装備は特殊召喚とは違うので、蘇生制限を無視できるのだ。
一般的には、F・G・Dが一番強いので、F・G・Dをおすすめする。
装備する対象を失う・条件を満たさなくなる
どちらも、3つ目の効果の扱いが厄介である。
公式の裁定では、装備モンスターを手札に戻したり、裏側守備表示にしたりして装備カードが破壊された場合、効果を発動できない。
装備する「対象を失った」から、装備カードとしては扱われないということだ*1。
ついでに、装備モンスターが条件を満たさなくなった場合のお話を。
この場合に関しては、装備魔法とそれ以外で裁定が分かれている。
例えば、種族を変える効果でドラゴン族になった場合、戦士族に装備できる装備魔法は破壊される*2。
一方で、装備する効果を持ったモンスター・罠カードは、条件を満たさなくなっても破壊されない*3。
軽減税率かよ!
装備する対象がなくなった装備カードは破壊される。
種族が変わるなどして装備条件を満たさなくなった装備魔法は破壊される。
モンスターに装備できるモンスター・罠カードは、装備条件を満たさなくなっても破壊されない。
比翼レンリン:装備してユニオン効果を発揮
比翼レンリンは、レベル3・ドラゴン族のユニオンモンスター。
サイバー・ダークモンスターに装備することで、ユニオンとしての効果を適用できる。
サイバー・ダークモンスターの効果で装備した場合も同じだ*4。
もちろん、モンスターゾーンから直接装備することもできる。
その場合、サイバー・ダークモンスターの「このカードの効果で装備」していないため、攻撃力は上がらない。
(装備したカードのもともとの攻撃力分アップする効果は適用されない。)
すでにサイバー・ダーク・カノンを装備している「サイバー・ダーク・エッジ」に、レンリンを装備するというような使い方がおすすめだ。
気になる効果だが、装備モンスターのもともとの攻撃力を1000にして、2回攻撃を与える。
もともとの攻撃力が800のサイバー・ダーク効果モンスターにとっては強い。
比翼レンリンは、サイバー・ダークモンスターの効果で装備しても、ユニオンとして効果を適用できる。
ユニオンの効果で装備する場合、サイバー・ダークモンスターの効果ではないため、装備モンスターの攻撃力はアップしない。
サイバー・ダークの天敵
効果無効=装備が外れる
さて、初手で攻撃力2400を出せるようになったサイバー・ダークを強いと思うかもしれない。
だが、大きな弱点がある。
効果を無効にする効果だ。
基本的に、装備モンスターはサイバー・ダーク機械族モンスター効果で装備する。
そのため、サイバー・ダーク機械族モンスターの効果が無効になると、装備が外れてしまう*5。
バトルフェイズに効果が無効になる「ダブルツールD&C」や「重力砲」には要注意である。
守備表示と貫通攻撃に注意
守備表示モンスターを攻撃したときに戦闘ダメージを与えるモンスターも、なかなかに厄介だ。
攻撃力のみを上げるサイバー・ダークの効果は、守備表示にされたら弱い。
モンスターの代わりに装備カードが破壊されるので、次のターンにまたダメージを食らう恐れがある。
「万能地雷グレイモヤ」や「炸裂装甲」などの破壊カードを使って、相手モンスターを除去したい。
サイバー・ダークモンスターの効果を無効にされると、その効果で装備したカードがただちに外れる。
守備表示モンスターとのバトルで戦闘ダメージを与えるモンスターは、攻撃を無効にして破壊する。
作成例(×20+エクストラ5)
エクストラデッキ(×5)
- F・G・D(ドラゴン族)×2
- サイバー・ダーク・ドラゴン(機械族)×2
- サイバー・ダークネス・ドラゴン(機械族)×1
モンスターカード(×13)
- サイバー・ダーク・エッジ(機械族)×2
- サイバー・ダーク・キール(機械族)×2
- サイバー・ダーク・ホーン(機械族)×2
- サイバー・ダーク・カノン(ドラゴン族)×3
- サイバー・ダーク・クロー(ドラゴン族)×1
- 比翼レンリン×3
クローは使い道が限られるため、1枚で十分だ。上にも書いた通り、「サイバーダーク・インパクト!」は鎧獄龍〜には使えない。
魔法・罠カード(×7)
- コズミック・サイクロン×1
- サイバーダーク・インパクト!×1
- サイバネティック・フュージョン・サポート×1
- 封魔の矢×1
- 融合×1
- 炸裂装甲×2
サイバネティック・フュージョン・サポートは、機械族融合モンスターに指定されたモンスターであれば、機械族でなくても融合素材にできる。
エネミー・コントローラー(自分ターン)へのケアで、封魔の矢を入れる。エッジ+レンリンの2回直接攻撃の際、トドメをさす際などにも使いたい。
「1枚ずつ」はおすすめしない
裏サイバーデッキで、エッジ・キール・ホーンを1枚ずつしか入れない構築を見たことがある。
あの場合、1枚でも除外されれば、鎧黒龍〜が融合できなくなる。
幸いにも、鎧獄龍はサイバー・ダークモンスターならどれでもOKだ。
だが、5枚そろえるには時間がかかり、不利になるだろう。
1枚ずつはおすすめしない。3枚ずつも事故のもとなのだが。