ブンボーグ003と004の効果だけでも覚えて帰ってください
ブンボーグは石ノ森章太郎の『サイボーグ009』のパロディカード。
機械族で、もともとの攻撃力・守備力が500であるのが特徴のテーマだ。
それぞれが自分や他のカードの攻撃力・守備力をアップさせる効果を持っている。
「機械複製術」で3体並べることもでき、大量展開がしやすい。
特に、ブンボーグ003とブンボーグ004の効果が厄介で、ブンボーグを使わない人も注意が必要だ。
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ブンボーグ003:相手ターンでも攻撃力1500アップ
召喚時に、デッキからブンボーグモンスター1体を特殊召喚できる。
ブンボーグモンスター1体の攻撃力・守備力をフィールド上のブンボーグカード1枚につき、500アップさせる。
レベルを問わず特殊召喚できるため、レベル9のブンボーグ009も出せる。
攻守アップの効果は相手ターンでも使えるので、攻撃力が低いからといって油断してはいけない。
速攻魔法「コンセントレイト」を使えば、攻撃力を守備力の数値分アップ(つまり2倍に)できる。
1500アップを侮ってはいけない。
それから、003自身にも効果を使えるので、下級モンスターで殴るのはやめよう。
ブンボーグ004:攻撃力を5000までアップできるが……
「ブンボーグ004」はデッキからブンボーグモンスターを墓地へ送ることで、攻撃力・守備力をそのレベル×500アップさせる。
この効果を使ったターン、相手が受けるすべての戦闘ダメージは0になる。
戦闘で相手モンスターを破壊できれば、手札か墓地からレベル違いのブンボーグモンスター2体を特殊召喚できる。
「禁じられた聖杯」とはコンボできない
1つ目の効果は攻撃力を5000までアップできる。
ブンボーグ009のレベルが9なので、プラス4500までカバー可能だ。
並大抵のモンスターには対処できる。
ところで、この効果を見て、「禁じられた聖杯」とのコンボを思いついた人もいるのではないだろうか?
残念ながら、それはできない。
「M・HERO 闇鬼」は、効果で直接攻撃する場合に戦闘ダメージが半分になる。
でも、ダメージステップに禁じられた聖杯を発動すると、直接攻撃だけが行われ、戦闘ダメージは半分にならない*1。
じゃあ、ブンボーグ004も同じことができるのではないか?
いや、攻撃力アップの効果が無効化され、自滅する。
そのため、聖杯とのコンボは成立しない。
逆に、ブンボーグ自身は禁じられた聖杯で効果を無効にされるときつい。
バトルフェイズに効果の発動を封じる効果を持つカードにも弱い。
特殊召喚には2体が必須
2つ目の特殊召喚の効果は、必ず2体を特殊召喚しなければならない。
そのため、手札・墓地に1体しかいない場合、モンスターゾーンに2つ以上の空きがない場合は発動できない。
一方で、1つ目の効果で相手モンスターの攻撃を返り討ちにした場合も、特殊召喚が可能だ。
うまくいけば、次のターンにシンクロ召喚に持ち込める。
その他のブンボーグモンスター(4/15現在)
ブンボーグ001は自分フィールドの機械族モンスター1体につき、攻撃力・守備力を500アップする。
モンスターが2体以上一緒に特殊召喚された場合に、墓地から特殊召喚できる。
ただ、スピードデュエルはモンスターゾーンが狭いため、条件が満たしづらい。
ブンボーグ002は、フィールド上の機械族モンスターの攻撃力・守備力を500アップする。
ブンボーグ009は自分のメインフェイズ時、自身以外の自分のブンボーグモンスターの攻撃力の合計分、攻撃力をアップする。
さらに、戦闘するダメージステップ終了時まで、相手は魔法・罠・モンスター効果を発動できない。
破壊される場合に、他のブンボーグカードを身代わりにできるところも強力だ。
でも、攻撃力を合計する効果はメインフェイズにしか使えないため、現状では魅力に欠ける。
- レベル10の「A・O・J ディサイシブ・アームズ」のシンクロ召喚に使う
- 「魔導師の力」「ガーディアンの力」などの装備カードで強化する
という手もある。
次の強化は1年以上後!
初期からのプレイヤーはお気づきだろうが、ブンボーグ005-008が登場するのは、来年以降になる。
デュエルリンクスの大型アップデートは1年周期で行われているためだ。
005-008はいずれもペンデュラムモンスターで、実装は2020年9月以降が見込まれる。
汎用カードで強化するのは可能だが、新規カードは当分来ないだろう。
うまく使えば強いので、しばらくの辛抱だ。