ブルーローズ・ドラゴンや増草剤との違いとは?
「選べる!プレゼントキャンペーン」として、「ロードポイズン」の2枚目3枚目が配布された。
強力な蘇生効果があるためか、十六夜アキのレベルアップ報酬で1枚しか配布されていなかった。
現に、メインBOX「ブレイジング・ローズ」で植物族が強化されており、蘇生系カードも増えている。
2枚目3枚目を配布しても問題ないと判断したのだろう。
さて、ブレイジング・ローズでは、「椿姫ティタニアル」「凛天使クイーン・オブ・ローズ」などの最上級モンスターが収録された。
それに加え、「増草剤」「薔薇の聖騎士」のような強力なサポートカードも入っている。
この記事では、2019年7月現在の植物族について触れる。
「スナイプ・ストーカー」で墓地へ送れ
現在、植物族モンスターの蘇生手段が充実している。
- ギガプラント
- 植物連鎖
- 増草剤
- 深すぎた墓穴
- ブルーローズ・ドラゴン
- ロードポイズン
など。
最上級モンスターを墓地へ送れば、簡単に蘇生できてしまうわけだ。
その手段として、「スナイプ・ストーカー」をおすすめしたい。
手札の最上級モンスターをコストに、相手のカードを破壊できる。
「薔薇恋人」を捨てて、手札の最上級モンスターを特殊召喚するシナリオもある。
では、どのようなカードがあるのか?
最上級植物族モンスター
椿姫ティタニアル:対象をとる効果を無効
自分フィールド上の植物族モンスターをリリースして、フィールド上のカードを対象にとる効果の発動を無効にできる*1。
相手のカードが対象でも無効にできる、強力な効果だ。
攻撃力も2800と高く、装備魔法を使えば、青眼の白龍を倒せる射程圏内に入る。
凛天使クイーン・オブ・ローズ:攻撃力の低いモンスターを破壊
自分のスタンバイフェイズ、フィールド上で最も攻撃力が低いモンスターを破壊する。
自身が破壊されてしまうリスクがあるものの、「ガーディアンの力」などで防げる。
レベル7だが、植物族モンスター1体のリリースでアドバンス召喚できる。
相手の展開を抑止できる、悪くないカードだ。
魔天使ローズ・ソーサラー:召喚権を使わず特殊召喚
自分フィールド上の植物族モンスターを手札に戻し、特殊召喚できる。
フィールドから離れると除外されてしまうが、召喚権を節約できる。
クイーン・オブ・ローズも同じだが、「ナチュル・パイナポー」と相性がよい。
毎スタンバイフェイズ、自分フィールド上に魔法・罠カードがない限り、ナチュル・パイナポーは墓地から蘇生できる*2。
召喚権を使わずに出せるわけだ。
「にん人」でも同様の運用ができるが、「アロマージ—ジャスミン」は召喚権を使うので注意。
下級モンスター
薔薇の聖騎士:上級植物族のサポートカード
手札から墓地へ送ることで、レベル7以上の植物族モンスターをデッキから手札に加えられる。
戦闘で相手モンスターを破壊したとき、自身をリリースし、手札・墓地の植物族モンスターを特殊召喚できる。
この手のデッキにぴったりの効果である。
とはいえ、戦士族であり、植物族関連のサポートは受けられない。
アキデッキには非植物族のモンスターがよく入るので、各種カードとのシナジーに気をつけたい。
ブルーローズ・ドラゴン:効果破壊でも特殊召喚
破壊されたとき、墓地のブラック・ローズ・ドラゴンか植物族モンスターを特殊召喚できる。
ロードポイズンと違い、効果破壊にも対応している。
ただし、効果のコストで破壊したときなどは、この効果は使えない。
自身はドラゴン族である点にも注意が必要だ。
永続魔法カード:増草剤
1ターンに1度、墓地の植物族モンスターを蘇生する永続魔法カードだ。
蘇生したモンスターがフィールドを離れたとき、破壊されるデメリットを持っている。
この効果を使うターンは通常召喚できないが、このカードが場に残っている限り、何度でも効果を使える。
能動的かつ伏せずに使えるため、非常に使い勝手がよい。
増草剤自体が破壊されても、特殊召喚したモンスターは破壊されないところも強い。
パック外だが最近出たカード
ロードポイズン(3枚目):戦闘破壊で特殊召喚
戦闘で破壊されたとき、墓地から植物族モンスターを蘇生する。
墓地にロードポイズン以外の植物族モンスターがいる場合、必ず発動する効果だ。
(破壊したモンスターの効果を無効にする効果を使われた場合などは、発動できない。)
アロマージ—カナンガ:回復でバウンス
ライフポイントが相手より多い限り、相手モンスターの攻撃力・守備力を500ダウンさせる。
ライフポイントが回復した場合、相手の魔法・罠カード1枚を手札にバウンスする。
メインフェイズ2がないスピードデュエルでは、効果が強化されている。
相手のバトルフェイズ以降、そのターンにセットされたカードを手札に戻せば、相手はカードを使えない。
「ドレインシールド」などと相性のよいカードだ。
もともとの攻撃力が1400と低いため、むしろバウンス効果を狙って召喚したい。
深すぎた墓穴:好きなモンスターを蘇生
自分・相手の墓地のモンスターを選択し、次の自分のスタンバイフェイズに特殊召喚する罠カード。
相手のエンドフェイズに発動し、自分のスタンバイフェイズに蘇生するという使い方ができる。
もちろん、自分より強いカードを相手が持っていた場合、それを拝借できる。
とは言っても、スタンバイフェイズまで持たせる必要がある。
このカードの発動を許さない「人造人間—サイコ・ショッカー」「古代の機械熱核竜」などは天敵だ。
似た効果を持つ場合:カードの選び方
似た効果を持つカードがある場合、どちらを選べばよいか?
特定の状況への反応(受動)を前提としたカードよりも、能動的に使えるカードのほうが強い。
しかし、デメリットや細かいテキストの違いに気をつけなければならない。
ロードポイズンは戦闘破壊でのみ、特殊召喚効果をつかえる。
ブルーローズ・ドラゴンの効果は効果破壊でも発動できるが、自身は植物族ではない。
増草剤は能動的に発動できるが、1体でも場を離れたら、破壊されてしまう。
もちろん、戦況によっては、相手のターンに特殊召喚した方がよい場合もある。
どれかひとつに統一すればよいとは限らない。
使えるカードは限られているので、よく考えてデッキを構築しよう。
葵姫マリーナら 過去カードも使いやすく
今回、蘇生効果を持つサポートカードの追加があった。
植物族上級モンスター全般が使いやすくなった。
もちろん、葵姫マリーナなどの古いカードも十分役に立つ。
以前より特殊召喚の方法が増えた植物族をぜひ使ってほしい。
更新履歴:
7/4 「2枚目」の配布として、記事作成。
7/5 新たな「選べる!プレゼントキャンペーン」にて、3枚目の配布が開始されたので、「3枚目」に書き換えた。