過激なガチプレイヤー 効率や人権カードを重視も
あなたはゲームの情報を手に入れたいとき、何を見るだろうか?
例えば、ネット上のゲームコミュニティには、さまざまな書き込みがみられる。
ゲームコミュニティもまた、さまざまな場所にある。
- 企業系のゲーム攻略サイト
- ユーザーが編集できるWiki形式の攻略サイト
- YouTubeやゲーム専門の動画配信サイト
- ゲーム系まとめブログのコメント欄
- 一般コミュニティサイトのゲームカテゴリー
- Twitterなどのソーシャルメディア(SNS)
など、ゲーム専門サイトに限らない。
そうした中、いろいろな場所で、ゲームに関する極端な情報が氾濫している。
「このカードを持っていない人に遊ぶ資格はない」
「弱いプレイヤーはやるべきではない」
というメッセージを示唆しているコミュニティもある。
そのような過激なメッセージに、ユーザーは理性的に対応しなければならない。
この記事では、ゲームコミュニティ内の書き込みに対する考え方をまとめたい。
ガチプレイヤーの過激なアピール
「天井まで引いた」
「イベントランキングで10位に入った」
などのガチプレイヤーのコメントがある。
こうしたコメントを見ると、あなたもこのようなプレイをしなければならないと錯覚する。
だが、彼らはすごい記録をゲームコミュニティに自慢したいだけだ。
あなたは自分のペースでプレイしてよい。
ちなみに、ゲームコミュニティのユーザーは、すごい書き込みをしている人だけではない。
上位にならなかった人や、レアカードを引けなかった人はそれを自慢しない。
極端な人は目立つかもしれないが、全プレイヤーの中のごく少数にすぎない。
強いプレイヤーしか認めない文化
協力プレイ:最高効率でクリアできなかったとの苦言
協力プレイで、同じチームのプレイヤーが弱かったというクレームを出す人がいる。
理由としては、
- 一定基準でクリアしたときのみゲットできるアイテムがある
- 高いスコアでクリアしないと、報酬が減る
といったことが考えられる。
最高の効率でプレイしたいガチ勢にとって、弱いプレイヤーは邪魔らしい。
効率といっても、スタミナ・アイテムを無駄にしたくない人と、時間を無駄にしたくない人がいる。
同じガチ勢でも、両者の間に溝があるようだ。
若干、話が脱線したが、効率を求めるガチプレイヤーが存在する。
晒し行為など、過度な誹謗中傷や攻撃を受けた場合は、ゲームやSNSの運営に通報しよう。
ルームに集うガチプレイヤー
ネットを使った協力プレイの仕組みとしては
- 自分で仲間を募集する機能(「ルーム」「ギルド」など)
- ネット上のプレイヤーをランダムに選んで集める機能(通称「野良」)
などがある。
野良はゲームコミュニティ上の攻略情報を知らない人も多い。
近い強さのプレイヤーと当たる場合でも、ゲームの技量が低い人が含まれている。
ガチプレイヤーの思い通りにはならない。
そこで、ガチプレイヤーはルーム機能を使う。
弱いプレイヤーがおらず、快適にプレイできる。
中には、ランキング上位を入室の条件にしているものもある。
ところが、ゲームコミュニティを見た非ガチプレイヤーが紛れ込む場合もあるようだ。
強いプレイヤーとして認められたい気持ちはわかるが、晒されるリスクが高い。
腕に自身がないのなら、やめるべきだ。
カードに関する煽り文句
人権:最強キャラがいないとダメ
「人権」とは、主にイベントランキング上位を狙うために、重要なカードのこと。
人権を持っていない人に対する煽り行為もみられる。
でも、それは初心者には関係のないものだ。
特に、期間限定のカードは強いスキルがつく傾向にある。
高いスコア・大ダメージを狙うには、他のカードとのシナジー(相互作用)も重要だ。
2枚以上の期間限定カードを組み合わせないと上位に行けないゲームもある。
これはあくまで上位勢の話である。
「人権カードがないから、私はゲームを続けられない」
それはありえないので、そのままゲームを続けてほしい。
おりゅ:レアカードを持っていないとダメ
ゲームコミュニティで使われる言葉に「おりゅ?」というものがある。
これは「居る」を幼児語風にしたもので、「持っていない人いる?」という意味だ。
初期のイベントの称号*1や期間限定カードは、初期勢・ガチプレイヤーしか持っていない。
途中から始めたプレイヤーを煽る目的で、「おりゅ?」と書き込んでいる。
でも、運営としては新しいプレイヤーを獲得したいはずだ。
そのため、新規プレイヤーに向けた特典を設けているゲームもある。
カード交換チケットや、育成に必要なアイテムを配ってくれる。
場合によっては、初期プレイヤーがはじめた頃にはもらえなかったレアカードをもらえる。
初期カードや称号がなくても、ゲームの攻略で困ることは少ない。
復刻イベントで初期カードが手に入る場合もある。
ゲームに強く興味を持って、途中から始めてくれる人を運営は歓迎している*2。
セルラン叩き 対立煽りに注意
売上が人気の指標になるのは、どこの業界でも同じだ。
アプリをはじめとするゲームにもセールスランキング(セルラン)がある。
ただし、ゲームの売上が全てではない。
グッズやイベントで収益を上げているコンテンツもある。
そもそも、あなたがゲームを遊ぶ理由は「売れているから」だろうか?
ゲームが売れていないというネガティブなコメントに気をつけてほしい。
それ以外にも、
- バグが発生したことに対する過度な運営叩き(名前がわかるスタッフへの個人攻撃)
- 他のゲームを持ち出しての対立煽り
- 「弱いカードなので引かないほうがよい」などのプレイヤーを萎縮させる内容
のように気をつけるべき書き込みはたくさんある。
悪意の書き込みを真に受けないよう、十分注意してほしい。
Excelを使って情報を管理?
一部ユーザーが表計算ソフトExcelなどを使い、ユーザー情報を管理しているのではないか?
コミュニティサイトに書き込んでいるユーザーの動向を把握しているのではないか?
そのような噂がネット上に流れている。
事実だとすれば、ゲームの情報をコミュニティサイト上に載せるのは危険だ。
書かないのが一番だが、もし書き込む際は以下の点に注意してほしい。
- むやみにフレンドコードを載せない。フレンド申請しない。
- ゲームコミュニティで建てられたルームに入らない。自分でルームの募集をしない。
- 画像をアップする際は、名前・レベル・所持金などの欄を隠す。
- ランキングの順位やイベントポイントを載せない*3。
- プレイ状況について書く際は、起こったことをそのまま書くのではなく、ウソ情報を混ぜる。
友達と繋がりたいのであれば、LINEなどの閉ざされたSNSを使おう。
不特定多数が見られるコミュニティサイトには、悪意あるユーザーが紛れているかもしれない。